北のパラダイス

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春近し

2015年03月23日 | 日記
春分の日も過ぎ、札幌周辺もめっきり春らしい日射しとなりました。

とは言えまだ3月の下旬。

日が陰ると肌寒いですし、暖房もまだまだ必要です。

しかし、今年の札幌周辺は例年に比べると雪も少なく、事務所の周りにはもうほとんど雪は見られません。



2月・3月の降雪量が少なかったせいでしょうね。

ところが、同じ北海道でも十勝・釧路・根室・網走地方のいわゆる道東地方では、例年にない大雪となりました。

特に、太平洋側に位置する十勝・釧路・根室地方は雪の少ない地方として認識されてますが、今年は太平洋の東の海上に低気圧が居座ることが多く、これまでの常識を覆すような大雪となりました。

一方、豪雪地帯と言われる岩見沢市周辺の空知地方は比較的少ない降雪で、例年なら吹雪で頻繁に交通止めとなる道央高速道路も、今年はそれほどでもなかったようです。

今年の異変は農家にとっても予測外で、水田の残雪も今年はみるみる少なくなって来てます。

例年であれば融雪剤を田畑に撒いて強制的に雪を融かさなければならない時期ですが、今年は雪解けを自然に任せている農家もあり、労力の節減になっています。

農業はお天道様任せと言われる通り、良い時もあれば悪い時もあるので、どんな時もジタバタせずに臨機応変に対応していくことが肝要です。

春の雪解けが早くて農作業が楽になっても、田植え時期に低温・長雨が続くかもしれません。

でも、そうなったらそうなったで対応していかなければならないのが農業です。

要は、あらゆる事態を想定して事前の準備を怠らないこと、いわゆるリスクマネジメントが最も要求されるのが農業です。

農業って本当に難しい仕事です。

だから、農業を外国任せにすることはできないのです。

他の産業を守るために農業を犠牲にするなどもってのほかで、それはまさしく自国を他国に売り飛ばすようなものです。

農業の本質や大切さ、大変さを知らない人間の妄想です。

あと一ヵ月足らずで北海道も本格的に農作業に入ります。

今年も美味しい農畜産物がたくさん取れるように祈ってます。





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