郷が杜備忘録

旅行や読書と日々の行動の記録。
日常のできごとや思い出の写真が中心。 たまに旅行の記事も投稿します!

白鳥のいる場所(下村 徹著)

2024-09-28 | 読書

ボランティアの仕事の関係で、標題の本を読みました。

その中に、「白鳥蘆花に入る」という言葉がありました。
ネットで調べたら、蘆花とは葦の花で白い花だということです。その中に白鳥が入ると、白鳥の動きで白い葦の花がそよぎだすということです。
次郎物語を書いた下村湖人が小説内で語った言葉です。
 
その意味は、たとえ名が出ずとも研鑽を積み、善行を行うことの美しさになぞらえているといいます。元来は禅宗の経典に「白馬入芦花」といったようですが、下村湖人が白馬を白鳥としたようです。
 
この本の作者の、下村徹さんは、下村湖人の三男でした。
 
この本の、「白鳥のいる場所」とは、ある障がい者支援施設で生活する障がい者と、その障がい者を支援する人々の物語です。
 
この本で、施設の理事長がこの白鳥にたとえられているようです。
 
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小泉政権ー非情の歳月(佐野眞一著)

2024-09-26 | 読書

この本は、飯島勲、田中真紀子、小泉信子の3人の人物論を横糸として織り込みながら、

2001年4月の小泉政権誕生から、2004年9月の第二次改造内閣人事までの歩みを追った

ものである。

その間には。安倍晋三の幹事長抜擢人事、田中真紀子の議員辞職後の選挙戦と政界復帰、北朝鮮拉致

被害者家族問題や道路公団民営化問題への対応などの出来事も絡めて追ったものである。




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交流サロンに行って見た!

2024-09-25 | 日記

地元の集会所でやっている交流サロンに行って見た。

先に回覧板でお知らせがあり、勉強会があり、地元のことを知る手掛かりがあると

案内されているので、興味を持って行って見た。

テーマは「岩沼を知る手がかり」、コミュニティセンターの所長さんが講師であっ

た。市役所のOBの方で、ずっと地元に住んでいる方なので、岩沼の古い歴史の話か

ら最近の話までいろいろ聞けて勉強になった。

新聞にも載った話ではあるが、今年3月になくなった元NHKアナウンサーの鈴木健二

さんは、東北大学の卒業であるが、在学中岩沼市内に下宿して通学していたとい

う。(著書「ビッグマン愚行録」にある)

また、昨年亡くなったムツゴロウこと、畑正憲さんは、東大の大学時代、命を絶と

うと夜汽車で北に向かい、たまたま岩沼駅に降り、旅館に泊まって睡眠薬を買おう

としたが店が閉まっており、阿武隈川のそばで一夜を明かしたという。旅館に戻る

と、おかみさんが心配しており、チリ紙に包んだものをポケットに入れてくれたと

いう。中には1万円札が入っており、東京に戻って復活するきっかけになったとい

う。(著書「ムツゴロウの放浪記」にあり)

ここ最近では、令和3年、4年の芥川賞の受賞作品に岩沼や地元の玉浦のことが載っ

ているとのことで、今度図書館で借りてきて読んでみたいと思った。

いずれも作者は仙台市出身の方であったからでもあろうが、地元の名が広まること

はうれしいことである。

作品は、「貝に続く場所にて」(石沢麻衣著)と「荒地の家族」(佐藤厚志著)で

ある。

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安田祐香さん、初優勝おめでとうございます❗️

2024-09-22 | 日記
宮城県利府町で行われていた、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフは、2日目が雨で中止となるなか、最終日9コースに短縮して行われました。
金曜日、首位でスターした安田祐香さんが、ハードな環境のなか、初優勝しました。
プロとなる前は華麗な成績を残していましたが、プロとなってからは、上位に入ることはたくさんあったなか、なかなか優勝ができませんでした。
そんななか、宮城県のコースで初優勝できたこと、たいへん嬉しく思います。
これからはどんどん優勝の数を増やしていってください。
応援続けていきます!
頑張れ、安田祐香!
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六地蔵河原の決闘(佐藤雅美著)

2024-09-22 | 読書・佐藤雅美著

しばらくぶりに時代小説を読んだ。佐藤雅美さんの八州廻り桑山十兵衛シリーズだ。

5冊読んだところで一休みしていたが、長く間が空いてしまった。
 
前にも書いているが、時代は江戸時代後半の、今の関東周辺を管轄した「八州廻り」という、悪人を取り締まる「関東取締役出役」の話である。
 
8編の話からなる今回は、出張の多い八州廻りの、十年ぶりの娘との再会から始まる。
 
この娘にも、いろいろ事情があり、父としての対応や、後妻にもらった妻との関係にも難しいところがある。
 
間間に、関東周辺のいろんな悪党の話が出てきて、江戸時代も、今と同じようにいろんな悪党がいたものである。そして、それに対応する警察も苦労するようである。
 
それにしても、江戸時代でも訴訟や裁判の決まりもあり、もちろんいまのように簡単にはいかないのだが、何か事件が起これば村全体も悪党たちの処分に関わらせられるようであった。
 
時代小説を読みながら、現代も振り返り、世の中の男と女、父と娘、夫と連れ合いなど、いろんなことを考えさせながら、楽しく読むことができた。
 
 
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