のんびり起業を目指す日々

好きなことを勉強しながら、のんびりとお惣菜屋さん開業をめざす毎日です。

山古志の野菜といえば、かぐらなんばん

2016-08-22 06:19:17 | 果物 野菜
皆様、おはようございます。

今日は、台風の影響が心配ですね。
まだ、今の時点では風が無く、交通の影響が出ないようなので、早めに仕事に出る事にしました。

さて、今日は昨日の予告通り、山古志の野菜をご紹介します。
何と言っても最重要品目は、「かぐらなんばん」です。
ピーマン類はトウガラシと同じ種類でありみな辛味のあるものでありました。
そこから辛味のないものに改良したのがピーマンになります。
その辛味を残したまま、この山古志を中心とする地域で受け継がれてきたのが、かぐらなんばんになります。



買ったものはこちら。
未熟の緑の物です。これが熟してくると赤くなり、辛さが和らいで甘みや酸味が出てきます。
また、赤と緑、二色一緒に料理に使うと、彩り良く仕上げる事ができます。

今回直売所で頂いたのは、なすのきんぴらやミョウガの油炒めに薬味的に使われていました。
記憶していたよりも、ぴりっと辛味が強く効いて頭もぴりっとするよう。
この辛さは中のワタの部分の方が強く、子供向けに作る時はわざとワタは取ってしまって、肉詰めなどにして食べさせるようです。

料理の時には気を付ける事があって、汁が目に入って大惨事にならないよう(私はトウガラシで経験あり)、手袋をしたり、保護メガネをするようです。

そして大事な事がもう一つ。
この雪国山古志では、冬の間でも食べられるよう、かぐらなんばんを塩漬けにするのです。そして都度塩抜きをして食べ、冬の野菜不足を補う一助になっています。



こちらは五月に買った塩漬けのものです。

つまりほぼ通年この野菜を食べる事が出来るのですね。
正に山古志といえば、と言える野菜です。

形はゴツゴツとして、色は深く艶があり、風味はぴりっと強い辛味の中にも旨みがあって。
食べるとお腹の中からぐつぐつと元気が湧いて来るような、そんな野菜です。

関東では、百貨店や大手スーパーなどでも山古志を始め、長岡地域の生産した物が手に入る事もあるので、見かけたら是非お試しください。
一例として表参道の新潟のアンテナショップでも、先日見かけることが出来ました。



新潟館ネスパスさん。
購入したい日に売っているかは、それぞれお問い合わせ願います。

(追記:8月23日問い合わせたところ、はっきりした事は言えないが、当日は置いてあり、入荷はもうすぐ終了になる予定とのお話しでした。)


昨晩は家に着いてから、山古志で良く作られるかぐらなんばん味噌の味の構成を参考に、みそ大さじ1、みりん大さじ1、酒大さじ1、砂糖をいつもより気持ち多く大さじ1と半分の味付けで豚こま、玉ねぎと一緒に炒めました。



こういった炒め物にピーマンのように使ってもとても美味しいです。

それでは皆様、良い1日を!