皆様おはようございます。
今回は飛騨高山地方のかぼちゃ、宿儺かぼちゃの記事です。
この宿儺かぼちゃは以前野菜の勉強をしていた時にも、伝統野菜の一つとして出てきた野菜です。
高山市の丹生川地域で主に作られていて、両面宿儺という当地の伝説上の人物からその名がとられています。
ネットで八月上旬に予約注文しておいたものが、九月上旬に届きました。
真ん中のシールが貼ってあるものは、丹生川宿儺かぼちゃ保存会の認定を受けた、正真正銘の宿儺南瓜ちゃの証拠。
堂々たる姿です。
届いたかぼちゃのヘタがしっかりコルクになっていて、すぐ食べ頃で頂ける状態でくるところはさすがと思いました。
まずは大きいので一気に切ろうとせず、皮に近い部分に刃をまわしながら入れていきました。
力も入らないようにして慎重に刃を入れていきます。
力を入れて一気に刃が入ると危ないですからね。
ぱっかりと二つに切れました。
切った物のうち、プリンにする分の皮をピーラーで剥きました。
ピーラーの切れがイマイチだったので、小さくしてから剥くと具合が良かったです。
最初に作ったのは煮物。
くすりのアオキのこんぶつゆ少量と赤酒、砂糖で仕上げました。
8月に半田屋で食べた甘いカボチャの煮物の味を目指しましたが、あちらは色がついてなかったので、薄口しょうゆか、醤油が入ってなかったかもしれませんね。
自分のイメージよりはつゆの味が強めに入った仕上がりでしたが、噛むほどにホクホクで後味の良い、宿儺かぼちゃ独特の風味が主張してくる煮物になりました。
生でも食べられるとのことで、千切りピーラーで削ってカット野菜にのせました。
カボチャだけで食べると澱粉質の粉っぽさを感じますが、ドレッシングと合わさったりするとその辺は感じなくなります。
定番の天ぷら。
やはりホクホクで品のある甘さが特徴的な仕上がりになります。
天ぷらのカットにして冷凍しておいた分があるので、都度楽しもうと思います。
今回作った中でのおすすめはプリン。
フルーティな甘さが洋菓子にぴったりです。
ざるで漉しただけですが、それでもそこそこになめらかに仕上がりました。
たまらんです。
他にも箱に入っていたリーフレットにあった焼き野菜のマリネなども楽しみました。
伝統野菜のカボチャはねっとり系が多いのですが、この宿儺かぼちゃはホクホク系の西洋種の系統のようです。
以前、私が市民農園で作った東京かぼちゃにも、皮の色だけは似ているような気もします。
フルーティでかぼちゃ臭さがなく、繊細で滑らかな肉質。
おかずも美味しいですが、洋菓子により向いているかぼちゃに、私は感じました。
希少なかぼちゃですが、宿儺かぼちゃを材料にした特産品もあるようなので、そういったものもまた、次回味わってみたいと思いました。
それでは良い1日を。
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