夏休みをいただいて京都へ行ってきました.
何時ものごとく写真多めでお送りします.
初日は比叡山延暦寺へ.
天台宗の開祖 伝教大師最澄により開かれた日本天台宗の総本山であり,京都の鬼門を抑える国家鎮護の寺地というのはお馴染みですが
京都と滋賀の県境に位置し東は琵琶湖を西は古都京都を一望できる景勝地としても知られています.
延暦寺という一棟の建造物があるわけではなく,1700haという広大な境内に点在する100程のお堂の総称で
「東塔(とうどう)」「西塔(さいとう)」「横川(よかわ)」の3つの地域に分けられています.
ゆったり回っていると余裕で1日を溶かす広さです.
(ちなみに東京ディズニーランド&シー=100ha)
まずは遠くに琵琶湖を臨みながら
展望レストランでお昼ごはん.
宿で精進料理をいただくことになっていたのでランチはがっつりにしてみました.メインは近江牛のハンバーグ.
腹ごしらえをしたら横川から参拝開始です.
横川中堂を中心とする区域でおみくじ発祥の地もここに含まれます.
目指す中堂の手前には龍ケ池弁財天.
そのまま横川中堂へ.
遣唐使船をモデルとした舞台造りなのだそうです.
かわいらしい石仏を横目に緑の中を歩いていくと
元三大師堂が見えてきました.
天台宗中興の祖 慈恵大師(元三大師)の住居跡とされており,おみくじ発祥の地でもあります.
元三大師は観音さまから授かった仏の教えを100枚の偈文として遺しました.
それが後の世の江戸時代に発見され「元三大師百籤」となり,人々は番号のところに記された偈文を心の指針として頼みとするようになったのです.
この百籤は次第に天台宗以外の地にも広まってゆき,お御籤(おみくじ)として浸透していったのでした.
道なりに歩いていくと行き着いたのが恵心堂.
念仏三昧の道場というのも納得,境内奥深くにひっそりと佇んでいました.
紅葉の季節はそれはそれは美しいのだろうなあ.
シャトルバスに乗り込み西塔へ.
本堂にあたる釈迦堂のある区域で,最澄上人の御廟所である浄土院や修行のお堂であるにない堂などがあります.
まずは浄土院.平たく言えば最澄のお墓がある場所で比叡山第一の浄域なのだそうです.
周囲は静寂に包まれています.
長くなってきたのでひとまず区切ります.
つづく
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