台風が近づいている
まだ夏であるはずの
涼しさに
安堵と心許なさが入り交じる
さてこれから
キャッシュコーナーとコンビニに行き
はなれの母屋の様子見がてら
運動してくるか
来週は契約更新と
読書の本探し
やることは山積みだが
やる意志が続かない
台風はゆっくりと近づいている
(08/28)
私は思いどおりにならない
あなたの
社会の
世界の
ときに乱暴な策略を練る
ありたけの憎悪の言葉を
乱射させる
しかし
思いどおりにならないのは
あなたではなく
私ではなく
世界ではなく
原因はなにかと
目を伏せる
目を伏せる
台風が連れてきた雲は
主をなくして
散り散りになる
心にも
まだらに残る思いがうごめき
晴れては陰り
陰っては晴れ
そのような中でこそ
想いはいっそう深く
去って行く気配を
感じてしまい
明日を考えるのが怖い
辿ればそれは
単純なものだったのに
なにかをまとって
なにかを期待するようになって
離れられなくなった
そして
捨てられそうになる気配
明日を考えるのは
空っぽだったあの場所へ
いったん戻ること
あいつはどうした
元気でやっているか
金と健康の心配もなくなった
生き方も自己もありゃしない
慣れると気楽だぜ
まあこちらの者をもう少し
崇拝してもらいたいがな
現世も大変だから
許してやるけどな
・・・とかなんとか
異界の集まりに
縁側はひとしきり賑わった