幸せですかと聞かれて
いいえ、幸せですと答える
ハッピーですかと聞かれて
いいえ、ハッピーよと答える
君と僕は
似た考え方だと思ったが
その価値観はだいぶ離れているらしい
君の瞳は
僕を遠巻きにしている
いつも離れて
近づこうとはしない
鳥かごを覗くよりも
よそよそしい
女は一人じゃない
と身体の細胞はささやくが
システマティックに作られた僕は
自分でも計算できない感情に
悩んでいるんだ
諦めろと細胞は簡単に言うが
※画像はCopilotにて作成。
幸せですかと聞かれて
いいえ、幸せですと答える
ハッピーですかと聞かれて
いいえ、ハッピーよと答える
君と僕は
似た考え方だと思ったが
その価値観はだいぶ離れているらしい
君の瞳は
僕を遠巻きにしている
いつも離れて
近づこうとはしない
鳥かごを覗くよりも
よそよそしい
女は一人じゃない
と身体の細胞はささやくが
システマティックに作られた僕は
自分でも計算できない感情に
悩んでいるんだ
諦めろと細胞は簡単に言うが
※画像はCopilotにて作成。
朝の短い時間
(六時から七時くらい)
瑞々しい光が注いでいる
僕はまだ不自然な
まったりとした眠りの中にいる
一日が追いかけてきても
泰然としている
朝の台所に呼ばれた日
光は陽気に僕を包んだ
粒状のリボンが
台所いっぱいに舞踏した
思ってもみない出会いに
僕はふたたび
暗がりの眠りにもぐった
母は毎日
台所の光と仲が良かった
覗くと何かを頬ばっていた
受け入れるべきものを
すべて受け入れていた
それを見て
僕はまた布団に包まった
未来を渇望して
走りつづけた日々
そこでは勝利の旗や
求めただけの抱擁や
与えただけのの報酬が
生活の中に
僕だけに横たわってい
はずだった
僕はもう辿りつけそうもない
現実は秋の光が
幻影のまま未来を揺らす
生きとし生けるものの生命と共に