一九七〇年代の音楽が聞こえる
眠気と目覚めの入り混じった朝
荷物の重さが負担になり
手放す準備にゆれている
二拍子の律動に授かって
歌詞の意味を
閉じ込めてきたのは
あなたのお陰
せめてその場所は
眺めの良い一角へと
予約と空き順をかぞえながら
廃棄の荷造りを始めている
つよがりの盛夏は
九月の大気にひっそりとし
なぐさめにさえならない
しわがれた皮膚
折れ曲がった骨格
視覚は恣意を遠ざけた
第二のスタートに
荷造りの紐を結び始める
否というさえずりに
グッバイと笑顔をかたむけて
一九七〇年代の音楽が聞こえる
眠気と目覚めの入り混じった朝
荷物の重さが負担になり
手放す準備にゆれている
二拍子の律動に授かって
歌詞の意味を
閉じ込めてきたのは
あなたのお陰
せめてその場所は
眺めの良い一角へと
予約と空き順をかぞえながら
廃棄の荷造りを始めている
つよがりの盛夏は
九月の大気にひっそりとし
なぐさめにさえならない
しわがれた皮膚
折れ曲がった骨格
視覚は恣意を遠ざけた
第二のスタートに
荷造りの紐を結び始める
否というさえずりに
グッバイと笑顔をかたむけて