被災地の人たちが、寒さと空腹と喪失感に震えている今、私たちにできることは節電や、過剰な買いだめをやめることからだと思います。
輪番停電だって、それで被災地の復旧が少しでも早くなればいくらでも協力したいと思いますし、灯油がなくてもガソリンが少なくても、神奈川県では死にはしないので、そちらに回して欲しいと思います。
でも、今日ダウンを着てひざ掛けを腰に巻いて仕事をしながら「国会とか、ぬくぬくなのかなぁ?きっと政治家とか、家でも床暖房でエアコンきかせて、電気使いまくってる気がする・・。」なんて話をしていました。
まさかとは思いますが・・・
まずは国を動かしている人たちから、自分たちの取り組みを教えてほしいなと思ったりして。
ところで、寒くて薄暗いステーションではありますが、みんな頑張って訪問は回ってくれています。
前回書いた陰部の酷い糜爛は、写真を見た皮膚科の医師から「帯状疱疹だとおもうわよ。」という返事をもらいました。
おおー!!そういえば、よく見ると陰嚢の裏側の真ん中の筋の右半分だけぐちゃぐちゃになっています。
臀部もそういえば半分に紫色の水泡がつぶれて痂疲形成したものが散在しています。
脇腹までの皮疹も片側・・。
あまりに、局部の糜爛が衝撃的だったので、冷静さを欠いてしまいました。
でも・・痛そ~。
こんなところにも帯状疱疹って出来るんだ・・。
って、すぐに主治医に報告し、バルトレックスが処方されました。
そして、介護力の問題もあり、ケアマネさんにお話をして、ケアプランの検討をお願いしました。
そして、停電をめぐってもう一人、大変な思いをした患者さんが・・。
昨日、独居のAさんを訪問した担当ナースから電話が入りました。
「Aさんが、いないんです。ドアに<コメを買いに行く。>って書いてありますが、こんな風の強い日に、電動車いすでどこまで行ったのか心配です。」
夕方には、輪番停電があります。
しかもここは13階・・・。
おりしも突風のような風が吹き荒れて、畑が多いこのあたりは黄色い土が吹きあがってます。
結局ケアマネさんに連絡し、ケアマネさんがヘルパーさんと探しに出てくれました。
そして今日、彼を再訪問して話を聴いたところによると、Aさんは散々な目にあったようです。
彼は片麻痺があり独居なので、調理はヘルパーさんにお願いしていたそうです。
が、昨日ふと米櫃を見るとコメがない!と言う事に気が付いたのだそうです。
あと1カップしかコメはない。
福島出身の担当看護師曰く「Aさんは、東北生まれなんです。東北の人は米がないとダメなんです!!」とのこと。
「そ・・そうなの?」
「そうです!東北人にとってはコメは絶対なんです。」ドン!(机をたたく音)
ということで、彼は電動車椅子に乗って、土埃の巻き上がる中出かけたのですが、土が目や口に入り込んでブホブホしながら2キロほど離れた大きなスパーまで行ったそうです。
でも、午後からスーパー行ったって、ここ数日の騒ぎでコメはおろかろくなものは残っていず、カップラーメン2個だけ買って1キロほど戻ったところで、ケアマネさんたちに発見され、事業所に連れて行かれ、わけを聞かれたりして、再び戻ろうとしたところで電動車いすがバッテリー切れでストップ。
困ったケアマネさんが普通の車椅子を取りに行き、乗り換えて帰宅したと言う事でした。
結局4時間くらいかかって、へとへとになって帰ってきたようです。
停電に間に合ってよかったです。
彼は、まさかスーパーにコメが売っていないなんて、思いもよらなかったのでしょうね。
無いから買いに行っただけなのに・・。
ヘルパーさんも、お米残り少なかったら、買い足しといてくれればいいのに・・。
そうそう、13階はとんでもなく揺れたそうです。
いい方の足で、必死にテレビを押さえていたとか・・。
とはいえ、彼は少なからず動けるからまだしも、本当にコメやパンがなくて困っている人はたくさんいるのだと思います。
いつもはろくに買わないのに、こんな時ばかり買いだめする人。
きっと、そのうち腐らせますね・・。
困っている人は、ここにもいるんですよ。
輪番停電だって、それで被災地の復旧が少しでも早くなればいくらでも協力したいと思いますし、灯油がなくてもガソリンが少なくても、神奈川県では死にはしないので、そちらに回して欲しいと思います。
でも、今日ダウンを着てひざ掛けを腰に巻いて仕事をしながら「国会とか、ぬくぬくなのかなぁ?きっと政治家とか、家でも床暖房でエアコンきかせて、電気使いまくってる気がする・・。」なんて話をしていました。
まさかとは思いますが・・・
まずは国を動かしている人たちから、自分たちの取り組みを教えてほしいなと思ったりして。
ところで、寒くて薄暗いステーションではありますが、みんな頑張って訪問は回ってくれています。
前回書いた陰部の酷い糜爛は、写真を見た皮膚科の医師から「帯状疱疹だとおもうわよ。」という返事をもらいました。
おおー!!そういえば、よく見ると陰嚢の裏側の真ん中の筋の右半分だけぐちゃぐちゃになっています。
臀部もそういえば半分に紫色の水泡がつぶれて痂疲形成したものが散在しています。
脇腹までの皮疹も片側・・。
あまりに、局部の糜爛が衝撃的だったので、冷静さを欠いてしまいました。
でも・・痛そ~。
こんなところにも帯状疱疹って出来るんだ・・。
って、すぐに主治医に報告し、バルトレックスが処方されました。
そして、介護力の問題もあり、ケアマネさんにお話をして、ケアプランの検討をお願いしました。
そして、停電をめぐってもう一人、大変な思いをした患者さんが・・。
昨日、独居のAさんを訪問した担当ナースから電話が入りました。
「Aさんが、いないんです。ドアに<コメを買いに行く。>って書いてありますが、こんな風の強い日に、電動車いすでどこまで行ったのか心配です。」
夕方には、輪番停電があります。
しかもここは13階・・・。
おりしも突風のような風が吹き荒れて、畑が多いこのあたりは黄色い土が吹きあがってます。
結局ケアマネさんに連絡し、ケアマネさんがヘルパーさんと探しに出てくれました。
そして今日、彼を再訪問して話を聴いたところによると、Aさんは散々な目にあったようです。
彼は片麻痺があり独居なので、調理はヘルパーさんにお願いしていたそうです。
が、昨日ふと米櫃を見るとコメがない!と言う事に気が付いたのだそうです。
あと1カップしかコメはない。
福島出身の担当看護師曰く「Aさんは、東北生まれなんです。東北の人は米がないとダメなんです!!」とのこと。
「そ・・そうなの?」
「そうです!東北人にとってはコメは絶対なんです。」ドン!(机をたたく音)
ということで、彼は電動車椅子に乗って、土埃の巻き上がる中出かけたのですが、土が目や口に入り込んでブホブホしながら2キロほど離れた大きなスパーまで行ったそうです。
でも、午後からスーパー行ったって、ここ数日の騒ぎでコメはおろかろくなものは残っていず、カップラーメン2個だけ買って1キロほど戻ったところで、ケアマネさんたちに発見され、事業所に連れて行かれ、わけを聞かれたりして、再び戻ろうとしたところで電動車いすがバッテリー切れでストップ。
困ったケアマネさんが普通の車椅子を取りに行き、乗り換えて帰宅したと言う事でした。
結局4時間くらいかかって、へとへとになって帰ってきたようです。
停電に間に合ってよかったです。
彼は、まさかスーパーにコメが売っていないなんて、思いもよらなかったのでしょうね。
無いから買いに行っただけなのに・・。
ヘルパーさんも、お米残り少なかったら、買い足しといてくれればいいのに・・。
そうそう、13階はとんでもなく揺れたそうです。
いい方の足で、必死にテレビを押さえていたとか・・。
とはいえ、彼は少なからず動けるからまだしも、本当にコメやパンがなくて困っている人はたくさんいるのだと思います。
いつもはろくに買わないのに、こんな時ばかり買いだめする人。
きっと、そのうち腐らせますね・・。
困っている人は、ここにもいるんですよ。