介護保険を新規申請してから、調査を経て1次審査を終え、審査会で最終決定されて申請者の手元に戻るまで、早くて1か月、下手をすると2か月くらいかかります。
瀬谷区では、だいたい1か月半くらいかかりますので、その間はおそるおそるサービスを使う事となります。
うっかり、いろいろサービスを入れて使っていたら、結果が想定より低くて、実費負担が出てしまう、なんてことがないように低めを想定して使うからです。
ただ・・特に問題がなければそれでもいいのですが、残された時間が短い時には、そんなことは言っていられません。
特に終末期であれば、急速に病状が悪化するので、調査日出来ていたことが、数日後には全くできなくなっていることがままあります。
退院を目前にあわてて新規申請をして、退院準備のためベットをはじめとする福祉用具を設置して、残り少ない時間を快適に過ごせるよう環境を整えなければいけません。
そして、入浴サービスやヘルパーの導入などなど。
訪問看護は、末期癌では医療保険になるので、単位は気にせず入ることができるのでいいのですが・・。
でも、そういう時だからこそ、必要なものは使うべきだと思いますし、必要性や万が一介護度が低い時には実費負担が発生する可能性があると言う事は、ちゃんと了解してもらわないといけません。
ただ、包括支援センターからのご紹介の場合、すでにベットなどは導入されていることがあって、実際に訪問すると、ちょっと問題・・と言う事が時々あります。
申請中を理由に、自費ベットが入っているのはいいとして、フラフラで立ち上がりが大変なのに、ベット柵がちゃんとついていなかったり、やたら低くて介護負担が大きなものだったり・・。
今日も、終末期で褥瘡もある患者さんに訪問しましたが、包括の担当者が「ベットとエアマットは入れておきました。」と言ったのに、入っていたのは褥瘡対応ではあるけれどウレタンマット。
ご家族は、これがエアマットだと思っていました。
すぐに引き継いだうちのケアマネが、レンタル業者に電話しました。
「エアマットが入っているって聞いたのですが、違いますよね。なんでですか?」
業者「申請中だから、普通のマットにしました。エアマットは単位が高いので。」
「!?」
いったい誰のための、何のための福祉用具なのか?
どういう判断基準で、依頼と違うものをいれたのか?
ご家族にはちゃんと説明したのか?
当初の担当者には報告したのか?
「困ります。褥瘡もあるし、エアマットに変えてください!」
「明日になりますが・・」
「だめです。待てません。今日入れてください。」
そんなやり取りの末、夕方にエアマットが導入になりました。
褥瘡がすでに出来ていて、しかも病状もあまり思わしくありません。
褥瘡は、あっという間にできますが、治すのはとても時間がかかります。
勝手に判断して、きちんと耐圧分散が出来ずに、一晩でさらに悪化してしまったら、どうするつもりでしょうか?
(特に、40度ほどギャッチアップしているので、もろに仙骨に負荷がかかっています。)
サービスの利用は、単位が足りるか足りないかだけで判断するものではありません。
たとえば、いくらかの実費負担が出たとしても、患者さんの苦痛の軽減や、悪化してしまった時のコストを考えれば、必要なものは必要と説得出来ることも福祉用具指導員の役目だと思うのです。
いつもお願いしている、いくつかの福祉用具の事業者さんは、経済的なことも考慮して、そのうえで一番最善のものを探し当ててきてくれます。(もちろん、何度も相談の上です。)
福祉用具にかかわらず、同じ仕事をしていても、どこに意識を持っていくかによって、内容は大きく変わっていきます。
単位にとらわれがちな介護保険。
自分たちも、どこかで大きな思い違いをしていないか、いつも確認していかないといけないですね。
瀬谷区では、だいたい1か月半くらいかかりますので、その間はおそるおそるサービスを使う事となります。
うっかり、いろいろサービスを入れて使っていたら、結果が想定より低くて、実費負担が出てしまう、なんてことがないように低めを想定して使うからです。
ただ・・特に問題がなければそれでもいいのですが、残された時間が短い時には、そんなことは言っていられません。
特に終末期であれば、急速に病状が悪化するので、調査日出来ていたことが、数日後には全くできなくなっていることがままあります。
退院を目前にあわてて新規申請をして、退院準備のためベットをはじめとする福祉用具を設置して、残り少ない時間を快適に過ごせるよう環境を整えなければいけません。
そして、入浴サービスやヘルパーの導入などなど。
訪問看護は、末期癌では医療保険になるので、単位は気にせず入ることができるのでいいのですが・・。
でも、そういう時だからこそ、必要なものは使うべきだと思いますし、必要性や万が一介護度が低い時には実費負担が発生する可能性があると言う事は、ちゃんと了解してもらわないといけません。
ただ、包括支援センターからのご紹介の場合、すでにベットなどは導入されていることがあって、実際に訪問すると、ちょっと問題・・と言う事が時々あります。
申請中を理由に、自費ベットが入っているのはいいとして、フラフラで立ち上がりが大変なのに、ベット柵がちゃんとついていなかったり、やたら低くて介護負担が大きなものだったり・・。
今日も、終末期で褥瘡もある患者さんに訪問しましたが、包括の担当者が「ベットとエアマットは入れておきました。」と言ったのに、入っていたのは褥瘡対応ではあるけれどウレタンマット。
ご家族は、これがエアマットだと思っていました。
すぐに引き継いだうちのケアマネが、レンタル業者に電話しました。
「エアマットが入っているって聞いたのですが、違いますよね。なんでですか?」
業者「申請中だから、普通のマットにしました。エアマットは単位が高いので。」
「!?」
いったい誰のための、何のための福祉用具なのか?
どういう判断基準で、依頼と違うものをいれたのか?
ご家族にはちゃんと説明したのか?
当初の担当者には報告したのか?
「困ります。褥瘡もあるし、エアマットに変えてください!」
「明日になりますが・・」
「だめです。待てません。今日入れてください。」
そんなやり取りの末、夕方にエアマットが導入になりました。
褥瘡がすでに出来ていて、しかも病状もあまり思わしくありません。
褥瘡は、あっという間にできますが、治すのはとても時間がかかります。
勝手に判断して、きちんと耐圧分散が出来ずに、一晩でさらに悪化してしまったら、どうするつもりでしょうか?
(特に、40度ほどギャッチアップしているので、もろに仙骨に負荷がかかっています。)
サービスの利用は、単位が足りるか足りないかだけで判断するものではありません。
たとえば、いくらかの実費負担が出たとしても、患者さんの苦痛の軽減や、悪化してしまった時のコストを考えれば、必要なものは必要と説得出来ることも福祉用具指導員の役目だと思うのです。
いつもお願いしている、いくつかの福祉用具の事業者さんは、経済的なことも考慮して、そのうえで一番最善のものを探し当ててきてくれます。(もちろん、何度も相談の上です。)
福祉用具にかかわらず、同じ仕事をしていても、どこに意識を持っていくかによって、内容は大きく変わっていきます。
単位にとらわれがちな介護保険。
自分たちも、どこかで大きな思い違いをしていないか、いつも確認していかないといけないですね。