こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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公表調査の準備完了

2010-10-20 22:32:40 | 訪問看護、緩和ケア
明日は、公表調査となります。
当初、何人もの人間がぞろぞろきて、高い料金を取って大騒ぎでやりましたが、あまりの評判の悪さに年々料金も下がり、人も減っていき、とうとう一人になりました。

いわゆる天下りセクションで、蓋を開けたらろくに利用されていない公表調査に、あまり緊張することもなくなり、毎年同じようなパターンでそろえておけばそのまま「有り」で通ってしまうような内容に呆れながらもしょうがないから準備をしている感じです。

とはいえ、来てくださる調査員の方は、委託業者であってお役人ではないので、そこは失礼のないようにしないといけませんよね。


私自身が公表制度を利用して事業所を判断する機会が全くないので、世の中の皆様がどれほど利用しているのかはわかりませんが、どのくらいの利用率で、どのくらい調査内容と実態との差があるのか、その辺もぜひ調査してほしいですね。

いくら書類ばかり揃えても、張りぼてでは困りますよね。

私はやはり、自分の耳と目で確認した事業所を選びたいと思っています。

昨日も書きましたが、あまりに融通の利かない事業所は、とてもチームとしてはやっていけません。

今日も、スタッフがあまりにひどい事業所の対応に、怒ってましたし・・。
いつになったらこんなことがなくなるんだろうか・・と。

現行では、ケアマネのプランというものにあまりに縛られすぎていて、人間相手なのにプランの「文字」が動きを封じ込めていたりします。

もちろん、プランは必要だし、きちんとした理由も必要だとは思いますが・・。

たとえば、
Aさんというご利用者さんに、いつも入浴介助と家事援助をお願いしていたとします。
ある日風邪をひいたので、「入浴介助じゃなくて清拭をしてください。」とお願いしたら、『プランの中に「清拭」の記載がないのでできません。』という答えが・・。

そうかとおもえば、
Bさんは、いつもお願いしている入浴介助と家事援助を、臨時に違う日にも入れてもらったとします。
でも、その日来たヘルパーさんは「私は入浴介助はできないんです。」と言って、顔だけ拭いて家事援助をして帰っていきました。ノートには「清拭」と書いてありました・・。
時間は入浴介助を想定しての時間。身体介護で入浴をメインにお願いしているのに、入浴介助ができないヘルパーさんが来るの??(そんなのあり?)
じゃあいつも言っている、「うちは、プランにないことはできません」だの「法律を守らないと。事業所を守れません。」っていう言葉はなに?

「それなら、清拭じゃなくて顔拭きって記録してよ!」って話ですよね・・。

この頃、前向きな事業所が増えていて、いいチームワークが組めているだけに、目立つんですよね。
そういうところって・・。

これからの時代、どんどん重症化して在宅に戻ってくる患者さんが増えてきます。

事業所ももちろんだけど、現行法をなんとかしないと、だあれも在宅なんて帰れなくなりますよね~。


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