なかなか時間的に余裕がないので、読みたい本はたくさんあるのに、なかなか進みません。
最近読んだ本。
table border="0" colspacing=0 cellpadding=0>賞の柩 (新潮文庫) 帚木 蓬生 新潮社
今読んでいる本
他に2冊ほど同時にななめ読みをしています。
これが終わったら、
これはすでに手元にあります。
帚木蓬生さん、面白いです。
もう数えきれないぐらい、たくさん作品はありますが、まだ私は5~6冊くらいしか読んでいません。
でも、描写の美しさや魅力的な主人公や、ストーリー自体の面白さは格別です。
この方は、東大の仏文科を出てTBSに2年努めてから、九州大学の医学部に入り、現職の精神科医でありながら精力的に小説を書きつづけている方です。
必然的に、医療の闇をモチーフにした作品が多くて、医療関係者にはファンが多いと思います。
「賞の柩」はかなり古い作品ですが、ノーベル医学賞をめぐって、受賞者のまわりで関係者が死んでいく(しかも白血病で)ことに気が付いた青年医師が、その謎を追いながらかつての恩師の娘と、パリで恋に落ちるという、なかなかおしゃれ―な感じの小説です。
読んでいてワクワクしました。
ヨーロッパの街と、そこで暮らす美しい女性の描写が素敵です。
「空山」は、自然に恵まれた片田舎の村で、ワイナリーを経営するバツイチ女性と、村に戻ってきた幼馴染の青年医師との恋を描きつつ、恋人を亡くした市議会議員の女性が、その青年医師などと一緒に大規模ごみ処理施設に関わる悪を暴いていくというストーリーです。
ただ、単にごみ処理施設を否定するのではなく、どうしたら自分たちがこの美しい国を、未来まで守りつつ、ごみの処理を安全に効率的に行っていくかと言う事も考えさせられました。
環境問題と、美しい日本の自然と文化、そしてすてきなラブストーリーが一緒くたに楽しめる小説です。
そして現在半分まで読んでいるのが「無意識の構造」。
ユング派の精神分析家である河合隼雄さんというかたの著書です。
私が現在も認定心理士を取るために通信大学で心理学を学んでいることもありますが、先日テレビの放送大学で見たユングの一生に、かなり衝撃を受けたこともあって、手に取ってみました。
で、もっとわかりにくい専門書かと思ったら、これがすごくわかりやすくて面白い。
フロイトと仲良しだった彼が、フロイトと決別して、独自の精神分析を行っていくのですが、この内容を夢の事例を通して、わかりやすく説明してくれます。
たとえば摂食障害は、母親からの自立に起因することを知りましたが、なぜ関係性が母親なのかと言う事が、少しづつわかってきた気がします。
無意識の中にあるイメージやシンボルなど、文化の違いでも変わってくるものがあることを、各国のおとぎ話や童話からもひも解いていきます。
自分の中でもやもやしていたものの、ほんの断片ですが見えた気がします。
本を読むことは、素敵です。
知らない世界、知らない人々、ありとあらゆるもの、パラレルワールド。
読書をしているときだけ、私は自由になれます。
でも・・時間がない~。
ちなみに、今日は単位修得試験で3教科を受けてきました。
人間環境学、高齢者の心理、そしてこの学校の理念で仏教。
このところ、「親鸞」をよんだりしていたので、今更教科書を見ると法然上人やら親鸞の話が出てくるし、聖徳太子も登場しています。
そして、仏陀。
どうも仏教は奥が深くて面白うそうです。
仏教と緩和ケアも深いつながりがあるようですし、時間が出来たらもっと勉強してみたいなと思っています。
というわけで、今日はへろへろです。
明日からまた一週間、バタバタと過ぎていくのでしょうね。
自由な時間が欲しいです。
最近読んだ本。
table border="0" colspacing=0 cellpadding=0>
空山 (講談社文庫) | |
帚木 蓬生 | |
講談社 |
今読んでいる本
無意識の構造 (中公新書 (481)) | |
河合 隼雄 | |
中央公論新社 |
他に2冊ほど同時にななめ読みをしています。
これが終わったら、
風花病棟 (新潮文庫) | |
帚木 蓬生 | |
新潮社 |
これはすでに手元にあります。
帚木蓬生さん、面白いです。
もう数えきれないぐらい、たくさん作品はありますが、まだ私は5~6冊くらいしか読んでいません。
でも、描写の美しさや魅力的な主人公や、ストーリー自体の面白さは格別です。
この方は、東大の仏文科を出てTBSに2年努めてから、九州大学の医学部に入り、現職の精神科医でありながら精力的に小説を書きつづけている方です。
必然的に、医療の闇をモチーフにした作品が多くて、医療関係者にはファンが多いと思います。
「賞の柩」はかなり古い作品ですが、ノーベル医学賞をめぐって、受賞者のまわりで関係者が死んでいく(しかも白血病で)ことに気が付いた青年医師が、その謎を追いながらかつての恩師の娘と、パリで恋に落ちるという、なかなかおしゃれ―な感じの小説です。
読んでいてワクワクしました。
ヨーロッパの街と、そこで暮らす美しい女性の描写が素敵です。
「空山」は、自然に恵まれた片田舎の村で、ワイナリーを経営するバツイチ女性と、村に戻ってきた幼馴染の青年医師との恋を描きつつ、恋人を亡くした市議会議員の女性が、その青年医師などと一緒に大規模ごみ処理施設に関わる悪を暴いていくというストーリーです。
ただ、単にごみ処理施設を否定するのではなく、どうしたら自分たちがこの美しい国を、未来まで守りつつ、ごみの処理を安全に効率的に行っていくかと言う事も考えさせられました。
環境問題と、美しい日本の自然と文化、そしてすてきなラブストーリーが一緒くたに楽しめる小説です。
そして現在半分まで読んでいるのが「無意識の構造」。
ユング派の精神分析家である河合隼雄さんというかたの著書です。
私が現在も認定心理士を取るために通信大学で心理学を学んでいることもありますが、先日テレビの放送大学で見たユングの一生に、かなり衝撃を受けたこともあって、手に取ってみました。
で、もっとわかりにくい専門書かと思ったら、これがすごくわかりやすくて面白い。
フロイトと仲良しだった彼が、フロイトと決別して、独自の精神分析を行っていくのですが、この内容を夢の事例を通して、わかりやすく説明してくれます。
たとえば摂食障害は、母親からの自立に起因することを知りましたが、なぜ関係性が母親なのかと言う事が、少しづつわかってきた気がします。
無意識の中にあるイメージやシンボルなど、文化の違いでも変わってくるものがあることを、各国のおとぎ話や童話からもひも解いていきます。
自分の中でもやもやしていたものの、ほんの断片ですが見えた気がします。
本を読むことは、素敵です。
知らない世界、知らない人々、ありとあらゆるもの、パラレルワールド。
読書をしているときだけ、私は自由になれます。
でも・・時間がない~。
ちなみに、今日は単位修得試験で3教科を受けてきました。
人間環境学、高齢者の心理、そしてこの学校の理念で仏教。
このところ、「親鸞」をよんだりしていたので、今更教科書を見ると法然上人やら親鸞の話が出てくるし、聖徳太子も登場しています。
そして、仏陀。
どうも仏教は奥が深くて面白うそうです。
仏教と緩和ケアも深いつながりがあるようですし、時間が出来たらもっと勉強してみたいなと思っています。
というわけで、今日はへろへろです。
明日からまた一週間、バタバタと過ぎていくのでしょうね。
自由な時間が欲しいです。
無意識の構造 今度 時間を 作って 読んでみたいです。
哲学 心理学 宗教 難しいですね。
特に、ユングは興味深い人ですね。
放送大学でのユングについての講義は、本当に面白かったですよ。
ユングの曼荼羅は、どこかで手に入れていなと思っています。