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先週到着して、なんだかんだで未視聴だった
「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン 」を
昨晩観てみました。
フルCGアニメの最先端だろうから観ておかないと、
という興味だけで購入した作品です。
確か、携帯電話のCMでちらっとトレーラーが出た時の
画像の美しさにびっくりしまして、
このクオリティなら観ても損はなかろう、と。
ファイナルファンタジーはファミコンとスーファミの頃に
いくつかプレイした経験はありましたが、
7は何度プレイしても手詰まりになり、
結局最後まで完結できなかった屈辱の1本でして、
(他のRPGはネタ本なしてクリアできてますので
…でも、そんなに遊んでませんよ、最近のゲームは
時間かかりすぎだし、元々ゲームは好きではないの。
終わった後にかかった時間に思いを致すと空しくなる)
思い入れはまったくなかった。
ファンでもなかったし。
なので、1本の作品として鑑賞ができました。
画像自体は確かに美しかったですね。
以前発表されて完全にコケた失敗作、
映画版のファイナルファンタジーも画像が美しかったですが、
それに匹敵するくらいの映像美。
言い換えれば、当時とあまり技術的には進んでないような
印象を持ちました。
細かい所、たとえばモデルのテクスチャーとか、
細目の再現とか、「すごいな」と関心する部分と、
動きの面で「ちゃちだなー」とがっかりする部分。
まったくアンバランスで、
観ている側は世界観に張り込めず、引いてしまう。
完全にファン向けムービーだったようですね。
あのキャラクターが、しゃべってる、
動いてる、バトルしてる! ってのに
「萌える」(大笑)方なら満足できたのかもしれません。
私?
ストーリー面も含めて、助長過ぎると思いましたよ。
100分もいらない、シナリオを練り直し、
シーンを厳選して60分ぐらいに納めれば、
もっとグルーブ感のある、息をつかせぬ展開だけでも
楽しめただろうな、と思いました。
また、キーアイテムとして使われている
携帯電話(ゲーム本作ではPHSでしたけど。
ああ、年代を感じる)が妙にリアルで、
アイテムの使い方を失敗してるー、と、げんなり。
ファイナルファンタジーの世界観に、
現時点で私たちが使ってるような
2つ折りタイプの携帯はそぐわないと思いません?
(私は思いました)
ただ、このタイプのOVAとしては
コストパフォーマンスがとても良く、
お値頃感はあります。
普通、OVAで発売されている価格って、
30分未満で6千円とか7千円しますからねえ。
特典映像込みで2時間ぐらいのDVDが
4千円未満は安いです。
売りは安さ? そんなバカな。
(限定版で出されている別タイトルは、
さらにこのセットでしか観られないムービーが入って
2万円以上。おまけ付きでもあこぎな商売してますわ)
ファンの方、辛口コメントでホントにごめんね。
でも、これだけ評判になってる作なので、
とりあえずチェックしておこう、という
私のようなタイプの人間もいるので、
望んだ反応が得られなくても傷付かないで欲しいのです。
蛇足ですが、クラウド役の櫻井さんは、
悩む青年のぼそぼそしゃべりをさせると上手いですな。
残念ながらキャラクターの顔とは乖離してましたが、
これはこのタイトル全般に言えることでして、
クラウドは比較的マシでした。
CGでイメージにぴったり合致したキャラを
独断で選ぶと、
・レノ
・エアリス
・ヴィンセント
・(おまけで)クラウド
ですかね。