食の歴史 by 新谷隆史ー人類史を作った食の革命

脳と食を愛する生物学者の新谷隆史です。本ブログでは人類史の礎となった様々な食の革命について考察していきます。

レヴァニを食べる

2022-05-03 23:24:31 | 世界の料理を食べてみよう
今日は妻が東京ジャーミィで買ってきたトルコのお菓子レヴァニを食べました。
セモリナ粉で作った甘い焼き菓子です。

こんな感じで販売されています。



半分ずつ食べました。



とても甘そうに見えますが、それほどきつい甘さではなく、独特の良い香りの美味しいお菓子でした。

レヴァニ以外にはこれも買いましたが、食べるのはまた今度です。



ヴィクトリア・サンドイッチ

2022-03-21 22:41:37 | 世界の料理を食べてみよう
ヴィクトリア・サンドイッチ
前回の「産業革命期のイギリスのパン」でベーキングパウダーの話をしましたが、ベーキングパウダーが使われ出した19世紀に誕生したイギリスのお菓子に「ヴィクトリア・サンドイッチ(ヴィクトリア・スポンジケーキ)」があります。

このケーキは、同じ量の小麦粉(ベーキングパウダー入り)と卵、砂糖、バターで作った生地を焼き上げて作ります。

下のケーキは一枚のケーキを上下に切り分けて、間にラズベリージャムを塗っていますが、別々に焼いた2枚のケーキでラズベリージャムをはさむのが本当の作り方です。上から粉砂糖をふって出来上がりです。サクサクふわふわとした感じのとても美味しいケーキです。


ヴィクトリア・サンドイッチ

このケーキの名前の「ヴィクトリア」は当時のイギリス女王だったヴィクトリア(在位:1837~1901年)から付けられました。

彼女は1861年に最愛の夫のアルバートを亡くし、毎日悲しみに沈んでいました。その時に、ほんの少しだけ悲しみを和らげたのが、このヴィクトリア・サンドイッチだと言われています。

このケーキもイギリスのアフタヌーン・ティーの定番となっています。

ボルシチを食べました

2022-03-12 22:39:24 | 世界の料理を食べてみよう
本日は妻が作ったボルシチを食べました。
ボルシチはウクライナの伝統的な料理で、赤紫色のビーツを使った煮込み料理です。ビーツ以外には牛肉とジャガイモなどの野菜が入っています。



ウクライナはとても悲惨な状況になっていますが、何とか平和を取り戻してほしいと切に願います。

東坡肉(トンポーロー)を食べました

2022-02-23 21:30:57 | 世界の料理を食べてみよう
本日は東坡肉(トンポーロー)を食べました。とても美味しかったです。



東坡肉については、以前に「安い豚肉で作った東坡肉(トンポーロウ)-10~17世紀の中国の食(4) 」でお話ししました。

豚肉を砂糖と醤油、紹興酒で煮込みます。香りづけに八角も入っているので、日本の豚の角煮と全く別の料理になっています。



八角は英語でstar aniseと呼ばれ、地中海沿岸原産のアニス(anise)と同じ芳香成分が含まれています。アニスは古代エジプトではミイラを作るときに消臭剤として使用されたほど強い香りがします。八角が入ると中華料理らしい風味がぐんとアップします。

ハチャプリを食べました

2022-01-08 21:28:30 | 世界の料理を食べてみよう
本日は妻が作った「ハチャプリ」を食べました。
ハチャプリはジョージア(以前はグルジアと呼ばれました)の国民食であるチーズがたっぷり入ったパンのことです。



モッツアレラチーズとカッテージチーズをパン生地で包んでオーブンで焼き、途中で卵を落としてさらにオーブンで焼いて出来上がりです。



たっぷりのチーズだけに、まずいわけがありません。
たいへん美味しくいただきました。