MARUMUSHI

映画とかTwitterとかとか。

『つむじ風食堂の夜』。

2010-05-23 21:50:35 | 映画日記
『つむじ風食堂の夜』を観てきた。

北の小さな町、月船町にあるつむじ風食堂。
そこには”私”と帽子屋、古本屋に果物屋、背の高い女優が常連客として通っている。
ふとしたことから、背の高い女優から台本の以来を受けてしまう”私”。
小さな出来事が”私”に色々なことを思い出させ、宇宙に思いを抱かせ、今やここという概念を考えさせる。
どれもこれも手に届きそうで届かない。

そんなときでも、腰につけた万歩計は一足歩くごとに進んでいく。
カチカチカチ。
どこに行くのか、目的地は定めていない。でも確実に歳をとっていく。
カチカチカチ。
だから、彼らはどこにも行かない。
小さな町、月船町に彼らは今日もいる。




『鉄男 THE BULLET MAN』。

2010-05-23 21:24:47 | 映画日記
『鉄男 THE BULLET MAN』を観てきた。

京都シネマで観た。
もっと客が入ってるかと思ってたけど、全然がら空き。
( ・_・)アレ?

画面を覆うのは白と黒と青。そして、鮮烈な赤。
ソリッドな映像。
おぞましいまでの愛。

にわか映画好きの俺でも『鉄男』、『鉄男Ⅱ』は知っている、伝説的な映画だ。
小学生高学年か中学生ぐらいのころに、深夜のテレビ放送で『鉄男』を見た記憶がある。
何じゃコレ?
というのが正直な感想。けど、今でも見たのを覚えてるぐらい、強烈だった。
今回の『鉄男 THE BULLET MAN』でも、その強烈さに衰えはない。
( ̄Д ̄)ノ スゲー!!






初代鉄男の田口トモロヲが”歯磨き男”としてワンカットだけ登場。
なんで歯を磨いてるんやろう?と思ってたら、エンドロールで氷解。
”THE BRUSH MAN”ね。なるほど。。。


『プランゼット』。

2010-05-23 21:03:22 | 映画日記
『プランゼット』を観てきた。

こりゃー、クオリティーの高いCGやなぁ。。。
けどね、なんかこう、物足りんのよなぁ。。。
新時代特撮と銘打たれてるけど、まぁ、そうなんかなー、って言う感じ。
( ´・_・`)

ドラマ性は低いけれど、映像だけでも観る価値はありかも。


『しかし それだけではない』。

2010-05-23 20:49:14 | 映画日記
『しかし それだけではない』を観てきた。

加藤周一という戦後の大知識人の1人に数えられる評論家にスポットを当てたドキュメンタリー。
彼は2008年12月にこの世を去っている。
すっげー難しい映画。
何言ってるかよく分からんところもいっぱいある。

憲法護憲派で死刑廃止論者。
国家という巨大な権力に一個人が死を強制するということを徹底的に拒絶し続けた男。

彼は過去に死んでいった師や友人たちの幽霊と時折会話をするという。
生きている我々の時間は常に進み、我々はそれに連れて変わっていく。
死んでしまった彼らの時間は死んだその瞬間から止まり、そのときから少しも変化しない。
過去の人となった彼らの言葉は、絶対位置で変化しない。
だから、加藤氏は彼らの言葉に耳を傾け、時に問を投げかける。


彼のそのスタンスが良いかどうかは分からない。
”歴史は繰り返す”という言葉があるように、有史以来、人は同じようなことを繰り返してきた。それも、過ちを。
それは、過去に起こったことに対する解釈が流動的で変化してしまうからだと思う。だから、過去の人の言葉に耳をすます謙虚さが今を生きている人には必要だと思う。





けれど、それだけで過去の失敗を繰り返さずに済むだろうか?



一発の魚雷。

2010-05-23 00:08:15 | インポート
韓国哨戒艦沈没:北朝鮮魚雷が原因 合同調査団が断定




北朝鮮が韓国に攻撃?

なんかおかしい。。。
このタイミングで北朝鮮がそんなことするかな?

友好国の中国では上海万博が開催されてて、北朝鮮も参加してる。
そんなときに韓国を攻撃なんてしたら、友好国の顔に泥を塗ったも同然。
まして、北に今、他国に攻撃を仕掛けるような体力があるとは思えん。。。

あの国はかなり無茶する国やけど、絶対に自爆をしないように事を進めている。ギリギリの見極めは巧い。
六ヵ国協議でも、席を蹴ったかと思いきや、不完全ながらも核兵器を開発し、発言力を大きくしてから再び協議の席についた。やり方としては無茶やけど巧い。
日本に向けて飛行体を発射した時でも、『ロケット』と言い張った。事実、たぶん、あれは『ミサイル』じゃなかったんやろう。『ロケット』の実験ならば、仮に飛行体が日本国土に落下したとしても、”事故”で済ますことが出来る。事故ならば日本は北朝鮮を攻撃することは難しい。しかも、ミサイルを日本に撃ち込んだ場合、日本がどんな反応をするか?ということを見極める判断材料にもなる。
こんな風にあの国は上手に綱渡りをやって見せている。

だから、今回みたいな軽率で勢い任せの行動に彼らが出るやろうか?と疑う。
今回の事件に関しては、北朝鮮がシロとまでは言えなくとも、意図したこととは違うことに事態が進行したんじゃないやろか?

気になるのは最近になって金総書記が訪中しているという点。
何をしにいったんやろうか?



韓国哨戒艦沈没:鳩山首相「北朝鮮の行動は許し難い」
鳩山首相は『戦う』なんて言葉を発してるけど、事態を大して把握せず喋ったんやろうな、という感じがする。韓国からの報告だけで判断・発言をしてる。
政治家としてはルーピー首相は将軍様に大きく溝を開けられてるように思う。





『どっちも、自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ。』 byドラえもん

ドラえもんが言うように北朝鮮も韓国もどっちも自分が正しいと思ってるはずだ。
今回のケースでどちらかが嘘をついていたとしても、それは己の正義を守るための嘘。
人は限りなく優しいままで、限りなく残酷になることが出来る。


真相がどんな形であれ、大きな火種を朝鮮半島が抱えていることは事実だ。
真相がどんな形をしているとしても、やっぱり戦争だけには発展してほしくない。