『ラストエグザイル-銀翼のファム-』を観てきた。
テレビ版の総集編+特別映像ということ。
キャラクター原案が村田蓮爾ということで観てきた。
前売り券でポスターも貰ったよ。
氏の描くキャラクターは尻がいいよね!
テレビ版は全く知らん。これまで観てきた総集編の中では結構よくまとまっていて面白かった。
でも、まとまっていただけにテレビ版を観る事は無くなったような気がするけれど。。。
戦争はイヤだイヤだと言いながらも、物語の中の戦争はやっぱり面白い。空中戦艦の爆撃戦というのはカッコいい。
今からかなり未来。
人口爆発を起こし、争いの末に地球から逃げ出した者たちと残された者たち。
逃げ出した者たちが地球に帰ってきたとき、当然ながら彼らの住むべき場所は無かった。
地球に残っていた者が幅を利かせ、世界を治めていた。そんな中で帰ってきた者は、小さく縮こまるように国を作り、生活を営む。
地球から逃げた者。
地球に残された者。
軋轢が生じるのは仕方がない。
争いの一つも起ころう。
エグザイルという、災厄の兵器が無ければ、それで話は終わっていたかもしれない。
平和を達成するために悪役になる。まぁ、聞いた感じ全てを背負って戦うみたいで良い感じやけれども、
仮に悪役を演じた誰かの望む平和になったとして、それは平和なんだろうか?力で押さえつけているわけでもないのなら、確かに秩序のある世界は出来るかもしれない。でも、それは長く続く平和にならないと思う。
その誰かという楔が何らかの形で無くなってしまえば、その秩序はすぐに瓦解する。
人は争いで腹一杯になったら平和をオーダーし、平和で腹一杯になったら争いをオーダーする。
だから、戦争は無くならない。
そして、戦争は厄介なことに本能であると同時に理性なのだ。
だから、理性で悪役を演じる者が現れる。
それが本質的には本能であるという事に気付かずに。
こんな世界で一番冷静なのは子供だ。
「なんで戦争しているの?」
と問いかけられれば、歴史的背景からいくらでも丁寧に説明できる。でも、”その結果がなぜ戦争なのか”という問いには答えられない。
戦争中、大人たちは正義を語るだろう。争いに負けていれば尚更だ。冷静な思考が出来なくなっているから。
大人と違って細かい打算は子供にはない。彼らは語るべき歴史を持たず、持つ必要もない。
だから、子供は大切な者を守る。そのためだけに戦う。
そして、絶対に自分は傷つかない。自分が傷つくことは、大切な人を傷つけることだと知っているから。
作中で描かれる世界では、各国の和平が結ばれ戦争は終わる。
でも、その大平はそう長くは続かないと思う。
有限な資源の取り合いは必ずまた起こる。今度こそ、誰かが覇者になり、全てが滅ぶ。そんな世界がやってくるだろう。
覇者となった誰かが見る世界で、彼らは何を思うんだろう。
テレビ版の総集編+特別映像ということ。
キャラクター原案が村田蓮爾ということで観てきた。
前売り券でポスターも貰ったよ。
氏の描くキャラクターは尻がいいよね!
テレビ版は全く知らん。これまで観てきた総集編の中では結構よくまとまっていて面白かった。
でも、まとまっていただけにテレビ版を観る事は無くなったような気がするけれど。。。
戦争はイヤだイヤだと言いながらも、物語の中の戦争はやっぱり面白い。空中戦艦の爆撃戦というのはカッコいい。
今からかなり未来。
人口爆発を起こし、争いの末に地球から逃げ出した者たちと残された者たち。
逃げ出した者たちが地球に帰ってきたとき、当然ながら彼らの住むべき場所は無かった。
地球に残っていた者が幅を利かせ、世界を治めていた。そんな中で帰ってきた者は、小さく縮こまるように国を作り、生活を営む。
地球から逃げた者。
地球に残された者。
軋轢が生じるのは仕方がない。
争いの一つも起ころう。
エグザイルという、災厄の兵器が無ければ、それで話は終わっていたかもしれない。
平和を達成するために悪役になる。まぁ、聞いた感じ全てを背負って戦うみたいで良い感じやけれども、
仮に悪役を演じた誰かの望む平和になったとして、それは平和なんだろうか?力で押さえつけているわけでもないのなら、確かに秩序のある世界は出来るかもしれない。でも、それは長く続く平和にならないと思う。
その誰かという楔が何らかの形で無くなってしまえば、その秩序はすぐに瓦解する。
人は争いで腹一杯になったら平和をオーダーし、平和で腹一杯になったら争いをオーダーする。
だから、戦争は無くならない。
そして、戦争は厄介なことに本能であると同時に理性なのだ。
だから、理性で悪役を演じる者が現れる。
それが本質的には本能であるという事に気付かずに。
こんな世界で一番冷静なのは子供だ。
「なんで戦争しているの?」
と問いかけられれば、歴史的背景からいくらでも丁寧に説明できる。でも、”その結果がなぜ戦争なのか”という問いには答えられない。
戦争中、大人たちは正義を語るだろう。争いに負けていれば尚更だ。冷静な思考が出来なくなっているから。
大人と違って細かい打算は子供にはない。彼らは語るべき歴史を持たず、持つ必要もない。
だから、子供は大切な者を守る。そのためだけに戦う。
そして、絶対に自分は傷つかない。自分が傷つくことは、大切な人を傷つけることだと知っているから。
作中で描かれる世界では、各国の和平が結ばれ戦争は終わる。
でも、その大平はそう長くは続かないと思う。
有限な資源の取り合いは必ずまた起こる。今度こそ、誰かが覇者になり、全てが滅ぶ。そんな世界がやってくるだろう。
覇者となった誰かが見る世界で、彼らは何を思うんだろう。