『オデッセイ』(原題: The Martian)を観てきた。
細かいディテールまで描かれている(もちろん誇張・無理矢理なところはあるけれど)。
火星に1人残された男。
約7800万km先の、酸素も水もない星にただ1人、生き残ってしまった男。
静かに死を待つことも出来ただろう。
だが、彼は生き残ることを選ぶ。
誰かが、必ず迎えに来てくれる。
ネタバレ、というか物語として当たり前だけれど、彼は生き残る。
ありとあらゆる手段を講じて。
手元にある資材のみを使って。
宇宙は友好的ではない。
ただ、科学はどこでも通用する。
使える限り使うことが出来る。
地球では、彼を助けるか助けないかの議論から入ることになる。
一体どれだけの費用がかかる?
どれだけの人間を危険にさらす?
そして、彼にそれだけの価値がある?
工学倫理の問題みたいだ。
火星から脱出したクルーが、謀反を起こさなければ彼は死んでいた。
結果的に、彼は助かり、クルーも全員助かった。
でも、それが正しかったのかは分からない。
僕が映画を観ながら思い出していたのは『プライベート・ライアン』だった。
あの映画では、1人の男を救うために一部隊が全滅してしまう。
「そんなのに意味があるのか?」
結局、何が正しくて何が正しくないのか、あるいは間違っているのかは、大した問題ではない。
如何なる結果でも満足する人間が多ければそれでいいのだろう。
細かいディテールまで描かれている(もちろん誇張・無理矢理なところはあるけれど)。
火星に1人残された男。
約7800万km先の、酸素も水もない星にただ1人、生き残ってしまった男。
静かに死を待つことも出来ただろう。
だが、彼は生き残ることを選ぶ。
誰かが、必ず迎えに来てくれる。
ネタバレ、というか物語として当たり前だけれど、彼は生き残る。
ありとあらゆる手段を講じて。
手元にある資材のみを使って。
宇宙は友好的ではない。
ただ、科学はどこでも通用する。
使える限り使うことが出来る。
地球では、彼を助けるか助けないかの議論から入ることになる。
一体どれだけの費用がかかる?
どれだけの人間を危険にさらす?
そして、彼にそれだけの価値がある?
工学倫理の問題みたいだ。
火星から脱出したクルーが、謀反を起こさなければ彼は死んでいた。
結果的に、彼は助かり、クルーも全員助かった。
でも、それが正しかったのかは分からない。
僕が映画を観ながら思い出していたのは『プライベート・ライアン』だった。
あの映画では、1人の男を救うために一部隊が全滅してしまう。
「そんなのに意味があるのか?」
結局、何が正しくて何が正しくないのか、あるいは間違っているのかは、大した問題ではない。
如何なる結果でも満足する人間が多ければそれでいいのだろう。