『ブルーハーツが聴こえる』を観てきた。
#ブルーハーツが聴こえる
6作品のオムニバス映画。どれもこれも凄い作品だと思う。
<ハンマー(48億のブルース)>
ローテンションでハイスピードの掛け合い。
一縷の余裕も与えてくれない。
それは、言葉をぶつけられる人たちがいるから。「うぜー」と思われながらも思ってることを、それを否定されることをぶつけ合いながら前に進めるから。
人生にリセットボタンは無い。コインもないし、E缶もない。もちろん土管の底に世界は広がってない。
とは言えだ。やり直さなきゃならない時はある。
男と女の距離は、サガミオリジナルで決まる。超えられない0.01mm。でも距離は距離だ。触れてはいない。やり直せる。後は魂だけだ。
過去を捨てろ!壊せ!壊せ!その過去が残骸になるまでハンマーを振り下ろせ!!
<人にやさしく>
人が人と認める人とはなんだろう?
街を歩いている人たちは、人なんだろうか?他人でも人と感じるのはなぜなんだろうか。
人が人と認めるけれど人じゃない人というのがいたとしたら?
人でないものが人よりも優しかったとしたら?
そして人でないものが誰よりも人に可能性があることを知っていたとしたら?
その可能性は、人を変えることが出来るだろうか?
<ラブレター>
大人になると、後悔が増えていくものだ。澱のように堆積していくものだ。
でも、変えられるなら。自分の力で変えられるなら。。。脚本家の彼はそのタブーに触れてしまった。
彼とその友人は、過去に戻る。そして奔走する。
好きだった彼女を守るために。想いを告げられず、そして彼女の最後の言葉すら分からなかった、その彼女のいる未来を作るために。
彼のラブレターは届かなかった。彼女を守ることもできなかった。
戻ってきたオッサン2人は、小さな部屋で8mmテープを見返す。そして、知る。彼女が生きて、どこかで幸せでいることを。自分たちの世界とは違っても彼女はそこにいると。
後悔はときに希望に変わるときがあるのかも。僕は経験したことはないけれど、後悔を残しておいてよかったと思う日がくるのかもしれない。
<少年の詩>
僕たちよりも少し上の世代が小学生の頃の話。
自分のイライラが子供っぽいことを知りながらも、それを押し込めないぐらいの年齢。子供でありながら大人でもある時期。
テレビではヒーローが怪人を倒して、世界を守っている。手からはブーメランを飛ばし、敵をぶっ飛ばす。
お母さんを守りたい。
テレビにいるヒーローじゃないけれど、お母さんのヒーローになる!お母さんに擦り寄る、虫はぶっ飛ばす!
子供っぽいけど大事なものを守るという男気。こういう子にはそのまま大人になって欲しいな。
<ジョウネツノバラ>
この作品群の中ではもっとも猟奇的で美しい。
男の望みはただ1つ。愛した人と一緒に逝きたい。だから、待って欲しい。
最後に薔薇をいっぱいに敷き詰めたところで一緒に逝こう。
この作品は、観て欲しい。
<1001のバイオリン>
3.11。あの日は街だけでなく、原発だけでなく、人を変えてしまった。いや、変わらざるを得なかった。
そして、変われなかった者が残ってしまった。
どちらが正しいということじゃないと思う。でも後者の人たちは辛いだろうと思う。変わらなければならないのに、新しい生活を立てていかなくちゃいけないのに、出来ない。
あの閉鎖された区域に戻りたい。戻って探したい。
何を?
あのときに残してきた自分を。
男が変われたのかは分からない。変わらないことを選んだのかもしれない。
でも自分で選んだ道。今度は逃げない、きっと。
ブルーハーツは母親が好きだったバンド。当時は車載されてるのはカセットデッキだったからCDをダビングしてそれでずっと聞いていた。
だから、結構耳に馴染んでいる曲が勢ぞろいだった。
この作品はクラウドファンディングで配給をお手伝いしたので、エンドロールに僕の名前(本名)が出ている。「青空」をバックに名前が出てきたときは嬉しかった。この作品に名前を残せてよかった。
#ブルーハーツが聴こえる
6作品のオムニバス映画。どれもこれも凄い作品だと思う。
<ハンマー(48億のブルース)>
ローテンションでハイスピードの掛け合い。
一縷の余裕も与えてくれない。
それは、言葉をぶつけられる人たちがいるから。「うぜー」と思われながらも思ってることを、それを否定されることをぶつけ合いながら前に進めるから。
人生にリセットボタンは無い。コインもないし、E缶もない。もちろん土管の底に世界は広がってない。
とは言えだ。やり直さなきゃならない時はある。
男と女の距離は、サガミオリジナルで決まる。超えられない0.01mm。でも距離は距離だ。触れてはいない。やり直せる。後は魂だけだ。
過去を捨てろ!壊せ!壊せ!その過去が残骸になるまでハンマーを振り下ろせ!!
<人にやさしく>
人が人と認める人とはなんだろう?
街を歩いている人たちは、人なんだろうか?他人でも人と感じるのはなぜなんだろうか。
人が人と認めるけれど人じゃない人というのがいたとしたら?
人でないものが人よりも優しかったとしたら?
そして人でないものが誰よりも人に可能性があることを知っていたとしたら?
その可能性は、人を変えることが出来るだろうか?
<ラブレター>
大人になると、後悔が増えていくものだ。澱のように堆積していくものだ。
でも、変えられるなら。自分の力で変えられるなら。。。脚本家の彼はそのタブーに触れてしまった。
彼とその友人は、過去に戻る。そして奔走する。
好きだった彼女を守るために。想いを告げられず、そして彼女の最後の言葉すら分からなかった、その彼女のいる未来を作るために。
彼のラブレターは届かなかった。彼女を守ることもできなかった。
戻ってきたオッサン2人は、小さな部屋で8mmテープを見返す。そして、知る。彼女が生きて、どこかで幸せでいることを。自分たちの世界とは違っても彼女はそこにいると。
後悔はときに希望に変わるときがあるのかも。僕は経験したことはないけれど、後悔を残しておいてよかったと思う日がくるのかもしれない。
<少年の詩>
僕たちよりも少し上の世代が小学生の頃の話。
自分のイライラが子供っぽいことを知りながらも、それを押し込めないぐらいの年齢。子供でありながら大人でもある時期。
テレビではヒーローが怪人を倒して、世界を守っている。手からはブーメランを飛ばし、敵をぶっ飛ばす。
お母さんを守りたい。
テレビにいるヒーローじゃないけれど、お母さんのヒーローになる!お母さんに擦り寄る、虫はぶっ飛ばす!
子供っぽいけど大事なものを守るという男気。こういう子にはそのまま大人になって欲しいな。
<ジョウネツノバラ>
この作品群の中ではもっとも猟奇的で美しい。
男の望みはただ1つ。愛した人と一緒に逝きたい。だから、待って欲しい。
最後に薔薇をいっぱいに敷き詰めたところで一緒に逝こう。
この作品は、観て欲しい。
<1001のバイオリン>
3.11。あの日は街だけでなく、原発だけでなく、人を変えてしまった。いや、変わらざるを得なかった。
そして、変われなかった者が残ってしまった。
どちらが正しいということじゃないと思う。でも後者の人たちは辛いだろうと思う。変わらなければならないのに、新しい生活を立てていかなくちゃいけないのに、出来ない。
あの閉鎖された区域に戻りたい。戻って探したい。
何を?
あのときに残してきた自分を。
男が変われたのかは分からない。変わらないことを選んだのかもしれない。
でも自分で選んだ道。今度は逃げない、きっと。
ブルーハーツは母親が好きだったバンド。当時は車載されてるのはカセットデッキだったからCDをダビングしてそれでずっと聞いていた。
だから、結構耳に馴染んでいる曲が勢ぞろいだった。
この作品はクラウドファンディングで配給をお手伝いしたので、エンドロールに僕の名前(本名)が出ている。「青空」をバックに名前が出てきたときは嬉しかった。この作品に名前を残せてよかった。
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