熟年夫婦のケチケチ旅日記

後期高齢者の仲間入り。これからも日々何か楽しいことや、感動することを見つけて、前進していきたいです。

和倉温泉紀行・サンダーバード

2007-08-30 | リタイヤ夫婦のケチケチ旅日記
サンダーバードは、前の6両は和倉温泉行き、後6両は富山行き、金沢で切りはされ、それぞれの目的地に向って発車して行きます。
京都を発車し琵琶湖が見えて来ると、車掌さんの説明が流れてきます。北陸トンネルを通過する寸前にもアナウンスが流れます、聞いていると、旅行気分は満点、車内販売のお弁当を買って、いよいよ、うつつの生活とは、おさらば、夢の世界に突入です。

今はサンダーバードに乗れば、直通で和倉温泉まで行けますが、以前は直通は無く、金沢までは雷鳥で、金沢から急行で(急行料金が必要)和倉温泉まで行きました。
若かりし頃、苦しい生活費を工面しての和倉温泉行き、格安で行ける方法は、京都から高速バスで金沢まで行き、金沢から鈍行列車で和倉温泉に、とてつもなく長い時間がかかりました。公演は夜9時開演(今は8時45分)だから、少々到着が遅くても開演には間に合う、それでも必ず宿泊しなければなりません。2部は10時開演(今は9時45分)の45分公演、終ってから帰るすべはないのです。

ただ一つ救いだったのが、加賀屋で宿泊しなくても公演を、観られる事です。今もそうですが、予約を入れておけば、外部値段で、観られます。それに、加賀屋のお風呂にも入れます。これは資金に余裕の無い私に取っては、この上なくあり難いことでした。
一人で泊めてくれる常連にしている宿もありました。老夫婦が経営する小さな宿、それは、加賀屋に近く、素泊まりも可能、そんな宿もいつの間にか閉鎖され、聞くところによると、病気をされ後を継ぐ人も無いとか、ついこの前までは、空き地になっていましたが、今は立派な一軒家が建っています。
サンダーバードは、夢の地、和倉温泉駅に、到着しました。