こんばんは。
今日は1日ドシャ降りの兵庫でした
そろそろ・・・どのチームも夏前の実践試合も今週末あたりで終えられ、いよいよ夏の始まりとなりますね。
貴重な週末のお天気が優れないですね~
ところで・・・
兵庫のチームに悲しい出来事を知りました。
東灘高校野球部員の遊びからの金銭の賭け・・・
夏の大会出場を辞退したようです。
そして、今春の選抜甲子園に出場をした明石商業野球部員が盗撮で逮捕という
衝撃すぎる事実を知り、とてもショックを受けました。
明石商業の方は高野連からの厳重注意で夏の大会へは出場できるようですが・・・。
どちらも当事者は三年生部員とのことですが、なぜ・・・その言葉しか見つかりません。
毎回このような事態を知ると、どうして一歩考えられなかったのかと悲しい気持ちになります。
考えられなかったから起こってしまったのだろうと思いますが・・・。
一人のために、自分のために、一緒にがんばってきた仲間、みんなの夢まで奪うことになりかねない・・・
奪うことになってしまっている・・・。
自覚と責任、仲間の気持ち、そして自分が目指してきたもの、夢を追いかけてがんばってきた自分自身や仲間のこと
本当考えてもらいたい。
その行動で、一瞬にして多くの仲間の夢が奪われてしまうこと、
これからの道も変わってしまうかもしれないってこと、もっと真剣に考えて行動してもらいたい。
そしてその選手たちは、ずっとそれを心に背負って行かなくてはいけなくなるってこと。
そんな悲しいこと、止めましょうよ!
このチームで大好きな野球を、この仲間とできたことを
最高だった!と、心から思える終わり方をしようよ!
応援している兵庫球児に起こった現実、とても残念です。
先日、愛知の中京大中京と大府との親善試合のこと書きましたが、
ここにも最後の夏、がんばってきた証を残した球児たちが居ることを知りました。
人は自分のためじゃなく、誰かのためにがんばろうとする力は大きなものになりますよね。
最後の夏、背番号を背にできなかった選手たちが今までのがんばりの証を残す場所
親善試合・・・
引退試合・・・
紅白戦・・・
開幕戦・・・
色々な表現の仕方がありますが、彼らにとって夏のスタートとなる一戦は
仲間との絆を再確認する大切な時間であることは間違いない。
昭和高校球児と日野高校球児の夏の一頁です。
朝日新聞 バーチャル高校野球より~
高校野球の東・西東京大会の組み合わせ抽選会があった18日夕、ネッツ多摩昭島スタジアム。
昭和の「主将役」を任された吉村賢人(けんと)(18)は試合前、スタンドに向けて宣言した。
昭和と日野の都立強豪同士の一戦。スタンドには1200人の観衆に、吹奏楽部やチアリーダーも応援する。
でも、少し雰囲気が違う。
大会に登録する20人に入れなかった3年生がプレーする「引退試合」だ。
強肩強打、けがに泣く
吉村は身長177センチ、体重95キロ。「ナポリタン吉村」の愛称で親しまれるチーム一の巨漢捕手だ。
強肩強打を期待されたが、けがに苦しんだ。
腰の椎間板(ついかんばん)ヘルニア、疲労骨折手前の左足かかと骨膜炎……。
布団から起き上がることもままならず、リハビリが続く。仲間が上達していくのを見るのがつらかった。
「俺やめようかな」
今年1月、仲の良い主将の寺園響(きょう)(17)に練習後、打ち明けた。
野球の知識が豊富で、ミーティングで発言力がある吉村はチームに欠かせない。
寺園は説得した。
「最後まで一緒にやろう」
母和江(48)にも諭された。
「中途半端はよくない」。
小学4年のとき父邦彦が倒れ、46歳で急逝した。
母が損害保険会社で働き、朝5時起きで弁当を作ってくれた。
定番の2リットルタッパーいっぱいのナポリタンスパゲティをほおばる姿が愛称になった。
2人の言葉に背中を押され、吉村はコルセットとサポーターをつけ、夏の大会に向けて練習を重ねた。
ベンチ入りメンバー発表の11日。
名前は最後まで呼ばれなかった。
もっと一緒に練習したかった。
涙がこぼれた。
情けはかけられたくない。
でも。
「支えてくれた人に見せられる最後の晴れ舞台。感謝を示したい」
臨んだ当日。
ブルペンのホームベース後ろの地面には《吉村さん ホームラン BIG》と後輩捕手からメッセージが書かれていた。
ベンチには抽選会から駆けつけた寺園、スタンドには和江の姿があった。
投手不足の昨春、5連投しチームを支えた「鉄腕」の乾大貴(17)
細身で小柄ながら練習の虫として尊敬を集めた「メガネ君」こと三橋晃太(17)……。
ナイターで、背番号を手にできなかった3年生6人の躍動する姿が照らされた
4番捕手の吉村は1、2打席は力んで内野ゴロに倒れた。
迎えた六回の最後の打席。
スタンドからは「吉村、大きいの!」と声が飛ぶ。
追い込まれても、フルスイングをやめなかった。
ファウルで粘り、6球目。
大きな放物線を描いた打球に左翼手が届かず、二塁打になった。
盛り上がるベンチとスタンド。
塁上でいちど夜空を仰ぎ、照れながら白い歯を見せた。
「ディス イズ 高校野球 だなって。憧れてた、見たかった光景だった。
夏へ「やること山ほど」
数日後。吉村は大会用の応援ソングの歌詞を考え、グラウンドで球を拾っていた。
「選手が終わっても、やることは山ほどある」。
晴れやかな顔で言った。
寺園ら主力は気迫のこもった練習をしていた。
「あいつらに恥ずかしくないプレーをしなきゃ」。
引退試合終了後の、あの光景が今もまぶたにある。
あの光景――。
人気デュオ「ゆず」の「栄光の架橋」を球場全体で大合唱した。
吉村がベンチ外の選手を代表し、あいさつをした。
大きく深呼吸をして、堂々と胸を張って。
「本当はすごい悔しい。みんなにお願いがあります。
自分たちのやってきた努力とかすべてを背負ってやってほしい。
全力で最後まで応援するので、絶対に甲子園へ行こう」
「引退試合」、50校以上が実施
朝日新聞が東・西東京大会に参加する全273校に実施したアンケートによると、
50校以上がメンバー発表後、夏の大会前までに「引退試合」をしていると回答した。
5年以内に始めた学校がほとんどで、
「踏ん切りをつけてもらう」
「結束を強めるため」
「背番号をつける経験」
「保護者から強い希望があった」などが理由だった。
テレビやインターネット、他校からの申し出で広がった。
紅白戦だったり、近くの球場を借りて公式戦さながらに対戦したりと形式は様々だ。
夏の大会へ士気を上げる「開幕試合」と呼ぶ学校もある。
~朝日新聞 バーチャル高校野球より~
「本当は凄く悔しい」・・・それが本音よね。
吉村くん 辛かったよね。
でもがんばったよね!
諦めず最後までがんばれたことが吉村くんにとって、これからの力になる!
本当のディス イズ高校野球はもうすぐそこにあるよ!
最後の夏を楽しんで!
吉村くんのその姿勢に感動した。
吉村くんのその姿勢が仲間との絆を深め、最後の夏へみんなでスタートできたことに
大!大!大!拍手を贈ります。
お母さんや天国のお父さんに、誰より輝く最高の笑顔の応援プレイを見せてあげて下さい。
夏の終わりには、お母さんの作った大好きなナポリタンをお腹い~っぱい笑顔で食べて下さい。
寺園主将、そして素晴らしい仲間、後輩たちに出逢えて最高に良かったね!
都立昭和高校の選手たち、都立日野高校選手たち
最高に笑顔輝く夏になりますように