上海城市新聞 Vol.27『10年ぶりの南京』(その4)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a2b89aa684725db2f4ffd815034b9208
【3日目:5月13日(土)】 晴れ。明孝陵へ行きました。
南京旅遊(旅行)三日目は、朝から快晴。天気予報では、気温は17~31℃。暑くなりそうです。
朝食を済ませ、ホテル脇を通る「明城大道」の向かい側の大規模ショッピングセンター「明発商業広場」内の「永輝超市(Yong Hui Super Market)雨花台店」に、買い出しに行きました。
土曜日朝の「永輝超市」は、近隣住民の買い物客で賑わっています。
昼食時の飲料とスナック類、晩酌用の缶ビールを購入し、帰ろうとしたら、有人レジレーンの脇にセルフレジ(中国語表記:自動収銀)を発見。
これまで訪れた南京のお店、IT化が結構進んでいます。
一日目の夕食を取ったのは、レジも無い、町の食堂の様な店ですが、客の半分が店内の壁に貼られたQRコードをスマホで読み取らせて電子決済をしていました。
二日目に昼食を取った「麦当労(マクドナルド)」でも、客の半数がカウンターに並ばずに電子注文機でオーダーしていました。
缶ビールを部屋の冷蔵庫に放り込み、「中山陵」に向け、ホテルを出発したのが、10時半です。
当初は、二日目に訪れる予定でしたが、朝から雨が降っていたので、三日目に変更しました。この判断が間違っていたことは、後で判明するのですが。
「中山陵」は、革命の父といわれた孫文(中国では一般に孫中山と呼ばれる)の陵墓で、市中心部の東、紫金山の中腹に位置しています。
ガイドブック⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf64e21d7878240fce15b1470914ac6f に従い、最寄駅の地下鉄2号線「下馬坊駅」から“旅遊専線バス”で行くことにしました。
ホテル最寄駅の地下鉄3号線「明発広場駅」から乗車し、7つ目の「大行宮」駅で2号線に乗り換え。
「大行宮」駅は、昨日「新街口」へ行く際にも利用しています。「大行宮」駅から4つ目の「下馬坊駅」で下車したのが、11時。運賃は、3元(約51円)です。
駅構内の出口案内図を見て、バス停がある1番出口で地上に出ます。
ところが、出口真ん前のバス停には、路線バスの運行表示はあるのですが、“旅遊専線バス”がなく、バス停に次から次へとやって来るのは路線バスのみ。出口を間違えたのでしょうか。
仕方なく、タクシーを拾い、行き先を告げました。
50メートルも走ったかと思うと、交差点に別の地下鉄出口があり、その横に“旅遊専線バス”と“電動観光車”の乗り場があるではありませんか。
交差点を右折してしばらく走ると、渋滞にはまります。この日は土曜日、タクシーだけでなく、バス、自家用車で、身動きが取れない状況です。
すると、「南京海底世界(水族館)」の前で、運転手が、「ここから降りて歩け」と言うではありませんか。
ここまでの料金は、11元(約190円)です。隊長が降りると、タクシーはUターンして、去って行きました。
「海底世界」の前の道路を、山の方に上がります。
しばらく歩くと、左右に別れる道にぶつかりました。標識には、右に行くと「中山陵」、左に行くと「明孝陵」と書かれています。正確な距離は忘れたしまいましたが、「明孝陵」の方が断然に近いです。
気温も湿度も高い中、坂を上がって来て疲れたいたのと、上海に住んでいた10年前に一度「中山陵」を訪れたことがあったので、「明孝陵」を行くことにしました。
道路の脇の木々の間の遊歩道を歩くのですが、中国三大かまど(残る2都市は、重慶と武漢⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/58c6e5d6aaa6a7309857c2a23fa7a904 )のひとつの南京、この日の湿度予想は82%。汗が身体中から噴き出します。
タクシーを降ろされてから歩くこと約30分、やっと「明孝陵」7号門の入園券売り場に到着しました。
入園料は、70元(約1,200円)。
「明孝陵」は、明王朝を開いた朱元璋(洪武帝)と皇后の陵墓です。
陵墓に行く前に手間の陵宮を見学することにします。
最初にあるのが、「文武方門」。
次が、「碑殿」。
中には、乾隆皇帝による碑文、「治隆唐宋」があります。
碑文の下には、亀の石像が。
「享殿」の裏側が日陰になっていて風通しが良く、ここで持参したスナックを頂きながら休憩します。
休憩している脇を通り抜ける観光客の殆どが中国人で、外国人は殆ど見かけません。日本人は皆無です。
時計を見ると、もうすぐ午後1時。ここで、引き返すことにします。
参道の裏手から「文武方門」に戻る途中、崩れかけた石の建築物が、あちらこちらにありました。
★続きは 『10年ぶりの南京』 (その6)で★