上海城市新聞 Vol.27『10年ぶりの南京』(その2)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4f1554970c314c724ccf9f12e1a626e0
【2日目:5月12日(金)】 雨のち晴れ。繁華街の新街口を散策しました。
南京旅行2日目の朝は、7:30に起床。外は、昨日の夕方から降り始めた雨が止んでいません。
宿泊先の「明発国際大酒店(英文名:Mingfa International Hotel)」、2012年開業と比較的新しいので、館内は綺麗で、寝室も広く快適です。
浴室にはバスタブとシャワーブースと両方設置されていましたが、滞在中にはシャワーブースのみ使用していました。
なぜなら、浴槽の上にシャワーがなく、湯船に浸かることが出来ても、体を洗い流せないからです。
9:00に、ホテル 1Fにある“西餐庁(洋食レストラン)”で朝食を取りました。
バイキングスタイルの朝食を提供する西餐庁は、明るく広々としています。
しかし、“西餐庁”と称しているのに、箸とレンゲだけで、ホーク、スプーンはなく、ナイフもバターナイフのみで、料理も洋食はほとんどありません。
隊長が毎朝欠かさず飲むコーヒーもあるのですが、不味いです。
西餐庁内は、中国人ばかり。それも、観光客よりビジネスパーソンが多いようです。
滞在中に、ホテル内で、日本人はおろか西洋人にも会いませんでした。
部屋の中や館内に表示してある英語表記にも、ミススペルが何箇所かありました。
それに、フロントで外貨の両替が出来ません。
このホテル、“国際大酒店(International Hotel)”と称しながら、中国人の商用がメインのようですね。
食事後、部屋で小休止して、9:30に外に出かけました。雨が降り続いているので、ホテルの置き傘持参です。
手持ちの人民元が少ないので、先ずは両替をしようと、銀行を探しましたが、ホテル付近には見当たりません。
そこで、地下鉄3号線で一つ先の「南京南駅」へ行くことにしました。目的は、両替と「地下鉄机場(空港)線 S1」始発時間の確認のためです。
2005年4月に1号線が運営開始した南京市の地下鉄は、現在7路線が運行中で、総延長258km(駅数121駅)と市民の足として欠かせない存在になっています。
初乗り運賃は、2元(約34円)。自動券売機から出てくる切符は、IC内蔵のコイン型(トークン)です。
このトークンを、自動改札機にかざして、ゲートの中に入ります。出るときは、自動改札機の挿入口にトークンを投入します。
トークンの表面には、料金表示がないので、前日、運賃不足のトークンで出場出来るか試してみたら、当然のことですが、ゲートは開きませんでした。
中国国内の他都市の地下鉄と同じ様に、改札の前に、手荷物検査場がありました。
南京市の地下鉄のホームドアは、東京メトロ南北線と同じ、天井までをカバーしている ”フルハイトタイプ” です。
高鉄(高速鉄路:中国版新幹線)専用駅の「南京南駅」は、新しくて広大です。多くの乗降客で賑わっていました。
この駅は、日本の新幹線専用駅の様に、何もないところに造られたので、付近はまだ開発が終わっていなくて、銀行が見当たりませんでした。
そこで、市内最大の繁華街「新街口」に、地下鉄1号線で行くことにしました。
その前に、地下鉄駅の案内処で、「地下鉄机場線 S1」の始発時間を聞きました。
始発は、「南京南駅」6:00発で、「禄口机場駅」6:34着です。これだと、帰りの飛行機の出発時間 8:00にギリギリで間に合います。
ところが、3号線「明発広場駅」の始発が、6:20以降です。ホテルから「南京南駅」まで、キャリーバックを引いて歩いて20分以上かかりそうなので、結局、帰りはタクシーで空港へ向かうことにしました。
「南京南駅」から8駅目の「新街口駅」で下車。
「新街口」は、「中山東路」と「中山南路」の交差点を中心に、デパートやオフィスが立ち並んでいます。
高級ブティックも出店していて、銀座の様な洗練した雰囲気も感じます。
2004年~07年、上海駐在時に何回か出張で訪れた南京の印象とは、全く異なっていました。
中国銀行、中国農業銀行、など、銀行の支店も数多くあります。
中国工商銀行钟山支行(支店)に外貨両替のため入ります。
店内にいた行員に、目的を告げ、順番札を取ると、見知らぬ男が「両替してやる」と声を掛けてきました。
武漢の中国銀行で同じ様な経験⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/57e90337684983234433748efc37de73 をしているので、一目で”両替商”だとわかりました。
この日の銀行レートが、5.8769(1元≒17.0円)に対して、男の提示したのが6.0(1元≒16.7円)と、2%ほどですが、お得でした。
店内の行員も、制服を着たガードマンも、男に注意しません。
それにしても、日本でいえば、銀座にあるメガバンクの支店内で、“闇両替商”が堂々と商売しているなんて考えられませんよね。
両替を終え、近くのデパート「新百」に入店したのが、11:30。
1Fに化粧品やスタバの入った、お洒落な店を、上から下まで見て回りました。金曜日の昼前の店内はお客の姿は、まばらでした。
「新百」の裏手の「中山東路」の地下には「南京時尚莱迪购物広場(Nanjing Fashion Lady Shopping Plaza)」という巨大ショッピングモールが広がっています。
ホテルの朝食のコーヒーが不味かったので、美味しいコーヒーを飲みたくなり、広場に面した「麦当労(マクドナルド)」に入ったのが、12:20。
頂いたのは、コーヒー、ポテトフライが付いたビッグマックセット。お値段は、29.5元(約500円)。
★続きは 『10年ぶりの南京』 (その3)で★