『冬の熱海・湯ヶ島・修善寺 3日間』(その5)⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2db79db30927adba36fd05b029f053b3
【3日目:1月29日(火)】 湯ヶ島温泉から路線バスで修善寺へ。同地観光後、「踊り子号」にて帰京。
旅の三日目の朝、湯ヶ島温泉の「水のみち・風のみち たつた」で目を覚ましたしたのが、6時30分。寝室の障子を開け、今では、珍しい昔ながらの広縁(ひろえん)のスペースに出てカーテンを開けると。窓の下には、「猫越川」の清流が流れています。この日の天気予報は、晴。気温は、5~11℃の予定です。
直ぐに、旧館2Fの部屋から本館3Fにある大浴場へ。前日の入浴時には、誰もいませんでしたが、今朝は先客が二人。昨晩、お食事処に居た中国人団体客の中のお二人のようです。
8時に、お食事処に。
ここは、以前は大宴会場だった大広間を間仕切りでお食事処にしています。おかずは、テーブルに配膳されていますが、ご飯だけは自分でよそるスタイルです。
9時15分頃に、チェックアウトのためフロントへ。料金は、一泊二食付き10,095円(税込)(別途に入湯税150円)と、格安でした。シーズンオフなので、この値段だったのでしょう。
フロント脇に置かれた“招福七福神”の像。七福神に興味を持ち、本 を読んだり 、「小石川七福神巡り」 をしたことがあるので、一ヶ所で七福神全てのお参りが出来て幸せでした。
9時半に宿を出て、国道414号沿いにある「湯ヶ島温泉口」のバス停へ。「河津」発「修善寺駅」行きの路線バス が、定刻の9時43分から2分遅れでやって来ました。修善寺駅までのバス料金は、690円なのですが、前日に、二日間有効の “天城路フリーパス” を購入したので、有効活用しています。
定刻の10時10分より5分遅れて、バスは修善寺駅に到着。駅のロッカーにキャリーバッグを預け、身軽になって観光に出かけます。
事前に時刻表で調べ、同駅10時30分発、「修善寺温泉」経由「修善寺虹の郷」行きの路線バスに乗る予定です。
念のため、「東海バスタ案内所」で、出発時間と乗り場を係員に確認します。
ところが、出発時間になっても、3番乗り場にバスは来ません。
10時35分頃になり、案内所に行き確認すると同じ係員から「今日は、虹の郷が休みなので運休でした。次の修善寺温泉行バスは1番乗り場から」との返事。「それなら、さっき言ってよ」と文句を言い、案内所から出て、1番乗り場に行くと待機しているのは「伊豆箱根鉄道」のバスです。
“天城路フリーパス”は、他社のバス路線には使用出来ません。案内所の係員は、前日に同じ人から購入したので、隊長が “天城路フリーパス” の乗客だと知っているはずです。案内所に再び文句を言いに行こうと思ったのですが、あまりの係員のサービス精神の無さに呆れて、文句を止め、駅前からタクシーで行くことにしました。
約5分で修善寺温泉に到着。料金は、1,180円でした。修善寺温泉は、大同2年 (807) に弘法大師 (空海) がこの地を訪れたとき、手にした仏具の独鈷杵(どっこしょ)で川中の岩を打ち、そこから霊泉を湧出させたと伝えられいる伊豆地区最古の温泉です。
どこかに似たような話しがあったと思い返すと、福島県河沼郡柳津 (やないづ) 町にある 「弘法大清水」 がありました。もっとも、こちらは、噴出したのは温泉ではなく清水でしたが。
修善寺温泉で最初に訪れたのが、「修禅寺」です。当山の正式名称は、「福地山修禅萬安禅寺 (ふくちざん しゅぜんばんなんぜんじ)」。弘法大師が大同2年に開基したと伝わる古刹 (こさつ) です。
山門を潜ると、右手に温泉水の「水屋」。
左手にある「鐘楼堂」は、構造・建築と石積みも伝統ある美しい様式で造られています。
現在の本堂は、火災で焼失した旧本堂に替わり明治20年 (1887) に修復されました。
本堂の扁額 (へんがく)には、地名の “修善寺” ではなく “修禅寺” と書かれています。当山は、鎌倉時代より「修善寺」と呼ばれていましたが、鎌倉時代中期に曹洞宗に改宗し「善」を「禅」に変更したと云われています。
本堂左脇の弘法大師像
境内の梅は、まだ二~三分咲きでした。
御朱印を頂けるのは、本堂右手にある「寺務所」です。
大事な御朱印帳を忘れて来たので、ここで買い求めました。(納経料:1,000円)
墨書の真ん中は、御本尊の「大日如来」。「豆州 (ずしゅう)」は、「伊豆国 (いずのくに)」の別名。納経料は、300円でした。
一緒に頂いた “挟み紙”。
尚、これまでに拝受した御朱印の数は、44です。
詳細は、こちらの記事一覧をご参照下さい 。
★ 続きは、『冬の熱海・湯ヶ島・修善寺 3日間』 (その7:最終回)で ★
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