隊長が好きな「相撲」を紹介するシリーズの第147番(回)は、『横綱・照ノ富士ついに引退』をお送りします。
第73代横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱部屋)が、ついに現役引退を決意し、1月18日に初場所を開催中の東京・両国国技館で、記者会見を行いました。
会見では、息子の照務甚(てむじん)ちゃんを抱いて、笑顔を見せていた照ノ富士ですが、「自分の中でできる限りのことを尽くしてきたが、思いどおりの相撲ができなくなり、これ以上、中途半端な気持ちと体で土俵に立つべきではないと感じた」と、引退を決断した理由を語りました。
モンゴル国ウランバートル市出身の照ノ富士は、平成21年(2009)3月に来日し、鳥取城北高校の相撲部に入部。卒業後は、間垣部屋に入門し、平成26年(2014)の春場所で新入幕を果たしました。
平成27年春場所では、関脇の照ノ富士が、一横綱、二大関を倒し、13勝2敗の成績を挙げ、隊長に『将来の大横綱候補現れる』 とまで、言わしめました。
続く 夏場所で初優勝を果たし 、場所後に大関に昇進しました。
しかし、ひざのけがや糖尿病などで休場し大関から陥落すると、その後も休場が続き一時は序二段まで番付を下げ、引退も考えました。
それでも、師匠の伊勢ヶ濱親方の説得もあって、「不撓不屈(ふとうふくつ)の精神」で、怪我や病気の回復に努めて徐々に番付を戻し、令和二年(2020)七月場所で、『地獄からの復活優勝』 を、成し遂げます。
令和三年春場所で、三度目の優勝で大関に復帰 すると、続く夏場所で連覇を果たし、場所後に『第73代横綱に昇進』 、しました。
同年秋場所後に白鵬が引退 すると、一人横綱の重責を果たしてきました。
怪我と病気で、休場がちとなりましたが、昨年の夏場所で、「悲願の十度目の優勝」を、成し遂げていました。
既に日本国籍を所得しているので、外国出身力士が親方になれる条件の一つはクリアしていますが、肝心の親方株の取得がまだでした。そこは、横綱経験者に認められている最大期限五年間の現役名年寄「照ノ富士親方」として、伊勢ヶ濱部屋付きの親方として、後進の指導に当たるそうです。
照ノ富士親方、長い間、お疲れ様でした。
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1番~135番 省略
136番 2024/2/13 『しゃべくり007に、角界レジェンド五人が出演』
137番 2024/3/11 『令和六年春場所の注目力士は』
138番 2024/3/27 『尊富士 110年ぶりの新入幕優勝』
139番 2024/5/13 『令和六年夏場所の注目力士は』
140番 2024/7/16 『令和六年名古屋場所の注目力士は』
141番 2024/8/4 『照ノ富士 悲願の10度目優勝』
142番 2024/9/9 『令和六年秋場所の注目力士は』
143番 2024/9/25 『大の里、二度目の優勝で大関昇進決定』
144番 2024/11/9 『令和六年九州場所の注目力士は』
番外編 2024/11/22 『訃報:北の富士さん』
145番 2024/11/27 『琴櫻 初優勝で綱取りへ』
146番 2025/1/13 『令和七年初場所の注目力士は』
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