隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

学ぶ 66課 『展覧会 「兵馬俑と古代中国」』

2023年01月16日 | 学ぶ

隊長が訪れた展示会・講演・セミナー・発表会や考えた事、など「学ぶ」の第66課(回)は、『展覧会 「兵馬俑(へいばよう)と古代中国』をお送りします。

 

 


『兵馬俑と古代中国 -秦漢文明の遺産-』と題した展覧会を、観に行きました。兵馬俑とは、古代中国で死者を埋葬する際に副葬された俑のうち、兵士及び馬をかたどったもの。


主催:東京新聞、フジテレビジョン、上野の森美術館、陝西省(せんせいしょう)文物局、陝西歴史博。


会場は、JR上野駅 公園口より徒歩3分の「上野の森美術館」。観覧料:一般 2,100円。

 

 


同館を訪れるのは、2020年12月の 『KING & QUEEN展 -名画で読み解く 英国王室物語-』  以来、二年ぶりです。


日中国交正常化50周年を記念した本展覧会では、陝西省西安市臨潼(りんどう)区で、1974年に発見された秦の始皇帝(在位:紀元前221年~紀元前210年)陵の兵馬俑36体を中心に、秦と漢の王朝の時代に、地下に埋蔵された重要文物を展示しています。


これまでに、仕事と観光で中国の25都市を訪問していますが、残念ながら西安には行ったことがありません。いつか、世界文化遺産の「秦始皇帝陵兵馬俑坑」を観たいと思っていました。

 

さらに、2017年8月に放送された 『アナザーストーリーズ ~兵馬俑は見ていた!~』  を観てから、ますますその思いを強くしていただけに、上野で開催される本展覧会は、千載一遇のチャンスでした。


俳優の谷原章介さんと、声優の浪川大輔さんがナビゲーターを務める音声ガイド(600円)を借り、先ずは同館の2階へ。


ここでは、「統一前夜の秦~西戎から中華へ」、「漢王朝の繁栄~劉邦から武帝まで」の構成で展示されていますが、撮影は禁止でした。


1階へ降りると、「統一王朝の誕生~始皇帝の時代」で構成されている展示物は、撮影が許可されています。


「青銅長剣」

 

 


「虎钮錞于(こちゅうじゅんう)」

 

 


「2号銅車馬」

 

 

 


「立射武士俑」

 

 

 


「跪射(きしゃ)武士俑」

 

 


「戦車馬」

 


長さ188cm、高さ165cmに及ぶ馬の俑であり、その表情はいきいきとしています。頭部、頸部、腹部、臀部と別々のパーツを接合することで、これだけ大きな等身大の馬の俑が完成します。


もともと秦は、黄土高原の一帯で、周王朝のために馬を繁殖させていたことから土地を与えられました。秦王朝と、馬は切り離せない関係にあるのです。

 


「戦服将軍俑」

 

 


戦車に乗り、歩兵や騎兵の小部隊を統率した高位の武官の俑を「将軍俑」と言います。約8000体の埋蔵が推定されている秦始皇帝陵の兵馬俑群の中でも、将軍俑は現在まで11体しか確認されていません。本品も、日本初公開となる貴重な一体です。

 

 

「鎧甲(がいこう)武士俑」

 

 

 


「鎧甲軍吏俑」

 

 

 


それぞれの展示物に圧倒されっぱなしの時間が過ぎ、会場外へ。満足するどころか、これで、ますます西安現地に赴きたくなってしまいました。

 

尚、本展の会期は、2023年2月5日(日)まで。会期最終日まで、無休です。

 

 

== 「学ぶ」 バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/f5db9e9e6a9e758b72bc946d007772f7

1~50課  省略

51課 2018/12/16『江戸東京博物館』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ac3017259d14e0982a133ce2916e57b7

52課 2019/4/16 『音楽健康指導士準2級 認定』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/43bb09cb58629d60d1e04462ffee0e1d

53課 2019/6/12 『「外国人おもてなし語学ボランティア」育成講座』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2a5f0cd2310d4a2eb5aa9080a3561717

54課 2019/6/22 『音楽健康指導士2級 認定』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dae58a1bc63b14b57e448cf04ec4354c

55課 2019/12/29『中国語と日本語の国名漢字表記の違い』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7e8d4cbf283ce8a23785c086c952975c

56課 2020/1/30 『中国練り粉人形展』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e592102da713f18e3647cdef0dee65fc

57課 2020/2/27 『日本橋「箱根八里」フォーラム 開催中止』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d67d423c1906e17109f7097dd0e54deb

58課 2020/4/7  『露崎玄峯書展』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d94c3df0d1ab1c0b041a468e6dd18b3e

59課 2020/8/2  『~100枚の写真で旅する!~中国世界遺産』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/135530929064ea8ccc65cf9952437b67

60課 2020/12/17『文京区企画展「春日局と細川ガラシャ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/88bfa33749343352001046ef36c04a53

61課 2020/12/27『KING & QUEEN展 -名画で読み解く 英国王室物語-』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f24ca60501ea3a98e1b0c3d12ae91f2f

62課 2021/1/29 『黒田記念館で「湖畔」を鑑賞』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f5f6cf1edccf8163b6b7e5967cffe481

63課 2021/4/17 『四川省でみつけた 線が織りなす美しい手仕事展』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/57902a4786b9331ac24eca1aac5a673b

64課 2021/7/24 『展示会「コンドル博士と岩崎家四代」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3437b8e243641d158e1b931e69af33c0

65課 2021/12/10『建築家 今井兼次のフェニックス・モザイク』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a065d51368a1ec0c0b0bad2da2207538


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 旅行記 第39回 『晩秋の熊本... | トップ | 旅行記 第39回 『晩秋の熊本... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿