上海に住んでいた当時、上海の街の様子や、中国各地の旅行記を「上海城市新聞」と名づけ、メールで配信していました。帰国後も配信を続けていて、最新号は2011年12月1日付けのVol.19 『武漢・信陽旅遊』です。
これまで配信した「上海城市新聞」を漸次、ブログにアップしています。第10回目は2006年9月12日発行の『九寨溝・黄龍旅遊』です。
容量が大きいため、(その1)・(その2)と2回に分けてアップします。
全記事をA4サイズの、PDFファイルで作成しています。ご希望の方は、メッセージにてご連絡下さい。メール添付にてお送りいたします。
尚、記事中の写真をクリックすると拡大画像が表示されます。
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上海城市新聞 Vol.10 『九寨溝・黄龍旅遊』 2006年9月12日
SHANGHAI CITY NEWS Vol.10 “JIU ZHAI GUO・HUANG LONG TRAVEL” 2006/9/12
=中国語で城市はCity,新聞はNewsの意味(日本語の新聞は英語では報紙と書きます)=
=従って城市新聞はCITY NEWSの意味です=
9月から11月にかけて日本では秋の行楽シーズンですが、中国でも10月1日から7日までの「国慶節」(建国記念日)の連休を中心に旅行シーズンになります。
以前、城市新聞Vol.7で上海近郊の景勝地「崇明島」のご紹介を紹介しましたが、今回は上海から遠出をして、最近日本でも人気の出てきた「九寨溝・黄龍」への旅遊(旅行)の様子をお伝えします。
【赤で塗りつぶされているのが四川省】
【九寨溝・黄龍旅遊】
九寨溝(きゅうさいこう)と黄龍(こうりゅう)は、四川省北部に位置する景勝地で、世界自然遺産に登録されています。日本でも最近人気が出てきたようですが、中国でも人気の高い観光地です。
【1日目:上海から綿陽へ】
ご存知の方も多いと思いますが、上海には浦東空港と虹橋空港という、2つの空港があります。浦東空港は国際線と一部の長距離国内線、虹橋空港は国内線と棲み分けをしています。
今回の旅はまず、虹橋空港を利用して四川省の綿陽空港まで国内線に乗りました。飛行時間は約2時間半。国内線と言っても、これだけの時間がかかります。改めて中国の広さを実感しました。
綿陽市は、成都に次ぐ四川省第2の都市で面積2万K㎡、人口517万人の歴史ある街です。市内には、古い建物やお寺が多くあります。歴史的名所の一つ、富楽堂は「三国志」にも出て来る古跡で、全体が公園になっている「富楽山風景名勝区」にあります。富楽山の塔の上からは、綿陽市内が一望できます。
【富楽堂から市内を一望】
【綿陽駅前(手前は輪タク)】
初日は綿陽市内のホテルに宿泊しました。人口517万の都市とは言え、綿陽駅前には輪タク(自転車を使用した三輪車のタクシー)が走っていました。
【2日目:綿陽から九寨溝へ】
九寨溝への移動手段は、成都市または綿陽市からバスでの移動が一般的です。綿陽から九寨溝までは約350Km、所要時間は約9時間! 長旅の始まりです。バスの中はほとんどが中国人の観光客で、日本人は2人だけでした。
途中、綿陽から約170Kmの平武の街で昼食と、報恩寺の観光をしました。報恩寺は500年以上の歴史を持つ千手観音で有名なお寺で、中国重点保存建物に指定されています。
朝7時30分に綿陽を出発したバスが目的地の九寨溝に到着したのは夜7時。辺りは既に陽が落ちていました。九寨溝はアバチベット族チャン族自治州の中にあり、ホテル周辺の土産物屋には、民族衣装を着た店員さんもいました。
【バスでの9時間もの長旅です】
【平武市内】
【3日目:九寨溝ツアー】
今回の旅遊のハイライト、九寨溝ツアーです。「九寨溝風景名勝区」は自然保護のため、一般のバス、車の乗り入れを規制し、指定された観光バスで移動します。このバスは、天然ガスを燃料としており、風景名勝区内の入場料90人民元(約1,350円、2006年9月時点)には一日有効(乗り降り自由)のバス代も含まれています。
九寨溝の主な見どころは、高山湖沼が40ほど棚田状に連なっている「樹正溝景区」、標高3100mの地点に有る、長さ約8km、幅約4.4km、面積200万㎡の湖が有る「長海」、幅約200m、最大落差40mの滝の有る「日則溝景区」です。コバルトブルーの湖はどこか神秘的でした。
【いよいよハイライト、九寨溝ツアー】
【青く澄み切っていて神秘的】
この日の夜は、ホテルで民族ダンス、歌のショーを楽しみました。
==続きは、上海城市新聞 Vol.10 『九寨溝・黄龍旅遊』(その2)で==
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