隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第248作品目は、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』をお送りします。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(原題: Catch Me If You Can)は、2002年12月に公開(日本公開:2003年3月)されたアメリカ映画。製作会社は、スティーヴン・スピルバーグが1981年に設立した、アンブリン・エンターテインメント(Amblin Entertainment)。上映時間:141分。
本作品は、1980年に出版されたフランク・アバグネイルの自伝小説を原作に、レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクスの豪華共演で、映画化。16歳から21歳までに大金を稼いだ天才詐欺師とそれを追うFBI捜査官の姿を描くクライム(犯罪)・コメディです。
尚、「隊長のブログ」では、トム・ハンクスの映画作品を、これで13本を紹介したことになります。詳細はこちらの記事一覧を、ご参照下さい 。
題名の『Catch Me If You Can』は、「捕まえられるなら捕まえてみろ」の意味。
映画だけでなく、同名のタイトルでミュージカル化され、日本でも公演されています。
監督:スティーヴン・スピルバーグ。
脚本は、ジェフ・ナサンソン。
共演者:クリストファー・ウォーケン、ナタリー・バイ、エイミー・アダムス、ほか。
あらすじ: 高校生のフランク・アバグネイル(レオナルド・ディカプリオ)は、尊敬する父(クリストファー・ウォーケン)が母(ナタリー・バイ)と離婚すると聞き、ショックで衝動的に家を飛び出してしまいます。
そして、生活のため偽造小切手の詐欺を始めるようになるのでした。最初はなかなかうまくいかなかったが、大手航空会社・パンアメリカン航空(パンナム)のパイロットに成りすますと、誰もがもののみごとに騙されでしまいました。これに味をしめたフランクは、小切手の偽造を繰り返し巨額の資金を手に入れるのでした。
一方、巨額小切手偽造詐欺事件を捜査していたFBI捜査官カール・ハンラティ(トム・ハンクス)は、徐々に犯人に迫っていくのでしたが。。。
感想:監督が、あのスピルバーグ。脚本が、数々のヒット作を生み出しているナサンソン。ディカプリオとトム・ハンクスの二大スターに、脇役に実力のある俳優を揃えるキャスティング。面白くない訳がないと思って観ましたが、期待以上でした。
クリスマスイブが、ストーリーの中で重要な位置を占めているのも、分かり易くて良いです。
アバグネイルは、犯罪者なのですが、ディカプリオが演じると、どこか憎めない詐欺師になってしまいます。トム・ハンクスの演じるFBI捜査官も、彼らしいストイックな顔を見せてくれています。
実在した航空会社・パンナムが詐欺の舞台になっているのに、機体のマークや、制服など当時そのままが登場していますが、問題がなかったのでしょうか。
一番好きなのは、パイロットの制服姿のディカプリオが何人ものCAを引き連れて、空港内を闊歩しているシーンです。
制服姿で騙されてしまうなど、パイロットがステータスがあった時代の話しですね。
小切手など、今では殆ど使われなくなったアイテムが登場しているのも、興味深いです。
街を走る1960年代の自動車など、時代考証もしっかりしています。
さらに、フランク・シナトラの「カム・フライ・ウィズ・ミー」、「イパネマの娘」、など、劇中に流れる当時のヒット曲の数々も、この映画の雰囲気を盛り上げています。
ラストで、逮捕されたアバグネイルが、ハンラティに協力して偽札犯検挙に貢献するシーンも、アメリカらしいなと思いました。
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Film1~230 省略
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