隊長が鑑賞した芝居・ミュージカル・古典芸能を紹介する「演劇」の第35幕(回)は、『第二回 楽天・らっ好二人会』をお送りします。
2月17日(金)の夜は、墨田区両国にある「お江戸両国亭」に、三遊亭楽天さんと三遊亭らっ好さんの落語を聞きに行きました。
楽天さんは、六代目三遊亭円楽さんの弟子。らっ好さんは、三遊亭好楽さん一門の三遊亭好太郎さんの弟子。お二人とも二つ目です。
お二人の落語を聞くのは、去年4月の 『第1回 三遊亭楽天落語会』 以来。
京葉道路に面した「お江戸両国亭」の前を通ったことはあるのですが、中に入るのは初めてです。
さすが、“相撲の街両国”、席亭の中に相撲の像が置いてありました。
この日の演目は、一席目が、らっ好さんの「弥次郎」。
“うそつき弥次郎” と異名をとるホラ吹き男が、ご隠居の前で、北海道に行ったらあまりの寒さで、挨拶の「おはよう」の声まで凍ってしまうとか。
木曽の山中で山賊に出会ったが、大男を岩を投げるが如くに投げ飛ばしたとか言いたい放題の話しを面白可笑しく聞かせてくれました。
二席目が、楽天さんの「井戸の茶碗」。
正直者のくず屋の清兵衛が、客先に訪れた頑固な浪人とお侍の間に挟まれて右往左往する人情話しです。
中入(休憩)後の三席目は、楽天さんの「時そば」。
殆どの方が一度は聞いたことのある、屋台の二八そば屋を“いまなんどき”と言い、騙すお話しです。
楽天さんが、そばを美味しそうに食べるのを見て、夕食前の隊長はお腹が空いてきてしまいました。
「禁酒番屋」を観た時も、お酒を本当に美味しそうに飲んでいました。楽天さんは、飲み食いの仕草を演じるのが上手ですね。
“トリ” が、らっ好さんの「阿武松 (おうのまつ)」。
大食いが原因で、里に返されたのを苦にして自殺をしようとした相撲取りを、旅籠の主人が助けるという人情話しです。
“相撲の街両国” に相応しい演目で、“トリ” を飾ってくれました。
金曜日の夜、お二人の落語で楽しい時間を過ごせました。
家に帰って気がついたのですが、せっかく両国まで行ったのだから、愛犬グリフィンが眠っている 「回向院」 にお参りしてくればと悔やみました。
次回「お江戸両国亭」に行く機会があったら、「回向院」にお参りしようと思っています。
尚、「隊長のブログ」では、落語・落語家に関する記事を、これまでに7回アップしています。
取り上げた落語家は、立川談志、立川志の輔、立川談春、五代目三遊亭圓楽、六代目三遊亭円楽、立川ぜん馬、三遊亭楽生、三遊亭楽天、三遊亭らっ好、桂歌丸、林家木久扇、三遊亭好楽、三遊亭小遊三、春風亭昇太、林家たい平、林家木りん、林家あずみ、林家時蔵、桂宮治、柳家さん若、春風亭一花、の21人(順不同)。
詳細は下記の記事一覧をご参照下さい。
==「落語」 記事一覧==
No.1 2015/8/14 『談志の遺言 一期一会Ⅱ~立川談志 アジア紀行(中国 大連編)~』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/86db66a1b7ab6dbc3401ac4b0bd19196
No.2 2016/1/6 『ドラマ「赤めだか」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6254201372e1d84cb2d78de3d2f1cb3c
No.3 2015/10/29『三遊亭楽天 二ツ目昇進披露興行』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/508e92c0758534cb601556624b87fe49
No.4 2016/2/24 『笑点』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bd3d6a5d708e3cf840c6b67811b7296
No.5 2016/4/26 『第1回 三遊亭楽天落語会』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/06d7f6e8f98331f140be87b5b19de47f
No.6 2016/5/25 『林家たい平独演会』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c46e3fb0200271df9dcb486f7625d06a
No.7 2016/6/30 『東洋大学で落語の公演』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/51d7ee6a2c3722cddbb8666e61c3dac0
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