隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第349回は、『ドラマ 「恋する母たち」』をお送りします。
10月から始まった、民放各局の連続TVドラマを批評するコーナーの一本目は、『35歳の少女』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ac539adbba74d3d4cb9ae5f26613ea6 、
二本目が、『危険なビーナス』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e83509bea0f7e2de32474604e6ea1dc7 、
三本目は、『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/400e4af8704c2153197875a482585f0e 、
四本目が、『この恋あたためますか』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a06750b79c59f02222c115a234bc38d4 でした。
今日ご紹介する『恋する母たち』は、TBS系「金曜ドラマ」枠で、10月23日から放送開始 されました。放送時間は、毎週金曜日の 22:00~22:54。
原作は、柴門(さいもん)ふみ の同名の漫画。
脚本:大石静(しずか)。
主題歌:松任谷由実 「知らないどうし」。
主演は、木村 佳乃(よしの)、吉田 羊(よう)、仲 里依紗(なか りいさ)の三人。
共演者:小泉孝太郎、磯村勇斗、阿部サダヲ、矢作兼(やはぎ けん)、夏樹陽子、玉置玲央(たまおき れお)、森田望智(みさと)、瀧内公美、ほか。
阿部サダヲさんが主演する作品を、これで8本を紹介したことになります。詳細は、こちらの記事一覧をご参照下さい 。
あらすじ:石渡杏(木村佳乃)は、女手一つで育てた息子が中高一貫の名門校・麻蔵学園高校に合格し、保護者説明会に出席。同じ教室には、子どもを中学から麻蔵学園に通わせている林優子(吉田羊)と蒲原まり(仲里依紗)の姿もある。杏は親しくなったまりから「母親たちは、意外とみんな不倫しているのよ」と聞いて、驚きます。
杏たち3人の母親には、人に言えない悩みや心の傷がありました。杏の夫・慎吾(渋川清彦)は、11年前に人妻と失踪。杏はそのことを相手の女・由香(瀧内公美)の夫・斉木巧(小泉孝太郎)から聞かされました。
キャリアウーマンの優子は、売れない小説家の夫・シゲオ(矢作兼)と引きこもりの息子・大介(奥平大兼)を養っていて、家庭よりも職場を自分の居場所と感じている母親です。
セレブ主婦のまりの悩みは、弁護士の夫・繁樹(玉置玲央)の不倫。そのまりが、チャリティー・パーティーで出会った落語家の今昔亭丸太郎(阿部サダヲ)から猛アプローチを受けます。
ある日、再び斉木が杏を訪ねてきました。そして、与論島で夫の慎吾らしき人物に会ったと聞かされ思いもよらない事実を告げられます。。。
第5話までの感想:夫以外の男子に『恋する母たち』のラブストーリーと言えば聞こえが良いですが、実際はテレビで放送出来るギリギリの映像やセリフが飛び交います。
複数の同時進行の恋愛で引っ張って行くスタイルは、昭和58年(1983)に同じTBS系列で放送され、“金妻(きんつま)” の通称まで生まれたヒット作『金曜日の妻たちへ』と同じだそうです。“金妻” に対して、“金曜日の恋する母たち” がブームになるようとする、制作陣の意気込みが感じられる作品です。
“金妻” では、不倫がまだ罪悪感を持って演じられていたのに対して、このドラマでは、ママ友たちがお茶会で堂々と語り合う時代になったのでしょうか。
ただ単なる「不倫ドラマ」ではなく、それぞれの母たちが抱える家庭問題、仕事の悩み、三人の友情など、現代を反映するテーマも随所に織り込まれています。さすが、ヒットメーカー、柴門ふみと、大石静のタッグが、化学反応を起こして、面白い作品になっています。
主演の三女優も、これまでのキャラクターと異なる役を見事にこなしています。
脇役陣も、実力派が揃っていて、ドラマに厚みを与えています。
特に注目して観ているのは、繁樹の不倫相手・山下のり子を演じる森田望智さんです。11月15日に終了したNHKのドラマ 『一億円のさようなら』 でも、主人公の妻・夏代の若い頃を好演しています。
そして、ラストに流れるユーミンの主題歌、「知らないどうし」も軽快なリズムの中に、秀逸な歌詞が重なりあい、ドラマと共にヒットしそうな予感がします。
尚、『恋する母たち』 次回第6話は、11月27日(金)夜10時から放送予定です。
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