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隊長が好きな歌手や曲を紹介する「音楽」の第36回は『小椋佳 生前葬コンサート』をお送りします。
昨日(9月14日)は、シンガーソングライター、作詞・作曲家の小椋 佳(おぐら けい)さんの『生前葬コンサート』に行ってきました。
今年、古希 (70歳) になる小椋佳さんは『生前葬コンサート』を行う理由について、「僕は白州次郎同様 “葬式無用 戒名不用” と考えていますが、家内は常識人なので、僕が死んだら きっと人並みの通夜や告別式をやるつもりでしょう。僕としてはそんな煩わしいことを家族に押し付けるのは本意ではないので、僕が生きているうちに済ませてしまおうと思いました。」と語っています。
会場は、東京・渋谷の「NHKホール」。
NHKに行くのは、2012年3月に『シークレット・ガーデン 公開記者会見』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/db02a4f605babef13eb40af4826cd786 以来、1年半ぶりです。
前回は、東京メトロ副都心線の「明治神宮前駅」から代々木公園の脇を通って行ったのですが、今回は、代々木公園で “デング熱騒動” があったので、「渋谷駅」から行くことにしました。
「渋谷駅」から「NHKホール」まで、徒歩で約15分なのですが、「マークシティ前」から「NHKスタジオパーク行き」の直通バスに乗りました。乗車時間は約10分、料金は210円です。
今回の公演は、9月12日~15日までの四日間、小椋佳さんこれまで作った2,000曲以上のなかから、今歌いたいと思う曲100曲を選び、1日25曲づつ毎日違う曲を歌います。この日のプログラムは、写真をご覧ください。
午後3時の開演時間になり、幕が開くと、ステージにはまるでお葬式の祭壇のように、白い花が飾られています。
第一部の8人編成のバンドの前に置かれているのは、譜面台とマイクと椅子のみ。小椋佳さんは、最初の1曲からアンコールまで、椅子に座ったまま歌いました。
ステージ後方に設置された大スクリーン、他の歌手のコンサートでは、歌手の歌う姿を映し出すのが普通ですが、この『生前葬コンサート』では、歌っている曲の歌詞が流れます。
その歌詞も、テレビやカラオケの字幕のように横書きではなく縦書きで流れます。
そして、歌詞の中には、横文字や片仮名がほとんど出てこずに、漢字と平仮名だけということに気がつきました。
歌詞の詩を大事にする小椋佳さんらしいですね。
曲の間のトークでは、過去の失敗談や自分の年齢のことなど自虐ネタで笑わせます。
二部では、バンドにオーケストラも加わり、歌います。全25曲を聴き、今回の選曲は「旅」がテーマだと思いました。
小椋佳さんも、自分の作品2,000曲以上の中で、一番多いテーマが「恋、愛」、次が「青春」、三番目が「旅」だと話しています。
再び、大スクリーンに流れる歌詞ですが、「旅」をテーマにした曲の中には、シルクロードやギリシャなどの旅先で作った曲があるそうです。
しかし、それらの曲の中に出てくる片仮名は、ギリシャなどの地名や、カフェなどの名詞だけで、今の曲の様に、ハッピーやナイスなど、横文字の形容詞や副詞を使うことはありません。
コンサートは、休憩を入れて3時間の予定でしたが、終演時間の午後6時近くになっても終わりませんでした。
ご本人も最後に「今日は喋り過ぎて、時間が過ぎてしまいましたね。」と言われていました。
アンコールの1曲目、今日のプログラムになかった、誰もが知っている小椋佳さんのヒット曲を歌うのかと思っていたら、流れてきた曲は、まさかの演歌歌手 三橋 美智也(みはし みちや)さんの「リンゴ村から」でした。
そう言えば、第一部で、三橋美智也さんは憧れの歌手で晩年の彼に、曲を提供したことがあると語っていました。
アンコールの2曲目は、最新アルバム「闌(たけなわ)」の中から、“顧みれば”でした。
絶叫して歌うことも、踊りながら歌うコンサートではありませんでしたが、小椋佳さんの“想い”が伝わってくる暖かいコンサートでした。
尚、この日の模様は、NHK BSプレミアムで、10月19日(日) と10月26日(日)の 22:50~放送予定です。
==「音楽」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/3678fc15237d27e4c95dd294d571ba2d
1~20曲 省略
21曲 2013/6/22 『LIFE by めがね@Deepa(動画)』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130622
22曲 2013/6/22 『星に願いを by めがね@Deepa(動画)』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130622
23曲 2013/6/26 『めがねの演奏を聴きに行きました』(その2)http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/06/post_4269.html
24曲 2013/7/8 『まきちゃんぐ:鋼の心』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130708
25曲 2013/7/12 『徳永英明:誰より好きなのに』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130712
26曲 2013/10/22『石川さゆり:能登半島』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20131022
27曲 2014/3/19 『SMAP:世界に一つだけの花』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140319
28曲 2014/4/7 『ゆず:砂漠のメリーゴーランド』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140407
29曲 2014/6/22 『大塚愛:プラネタリウム』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140622
30曲 2014/7/8 『平原綾香:明日』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140708
31曲 2014/7/12 『「てらほんじライブ」楽しかった!』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140712
32曲 2014/7/20 『サザン:TSUNAMI』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140720
33曲 2014/7/30 『笠置シヅ子:東京ブギウギ』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140730
34曲 2014/8/11 『若者たち』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140811
35曲 2014/9/8 『文の京カレッジコンサート』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140908
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