隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

映画 Film105 『わが青春に悔いなし』

2017年05月09日 | 映画

隊長が、これまでに観た「映画」を紹介するシリーズの第105回は、『わが青春に悔いなし』をお送りします。


『わが青春に悔いなし』は、昭和21年(1946年)に公開された東宝制作・配給の作品です。


脚本は、久板 栄二郎(ひさいた えいじろう)。監督は、黒澤 明。黒澤にとって、戦後第1作にあたります。


戦前の滝川事件(京大事件)とゾルゲ事件が、この映画のモデルと言われています。


主演は、原 節子。その他の出演者は、大河内 傳次郎(おおこうち でんじろう)、杉村 春子、藤田 進、志村 喬(たかし)、など。


物語の始まりは、昭和8年(1933年)の京都。京都帝国大学(京大)の教授・八木原(大河内)の教え子たちにとって教授の一人娘、幸枝(原節子)は、美しく聡明で憧れの的でした。


野毛(藤田)、糸川の二人の学生も幸枝に密かに想いを寄せていました。軍国主義が強まる中、八木原の講演がもとに起こった、京大の教授、学生による抵抗運動が弾圧により挫折してしまいます(滝川事件がモデル)。


信念を持って行動する野毛に魅力を感じた幸枝は、東京に出た野毛の後を追って、家を飛び出したのですが。。。


隊長が、この映画を観たいと思ったのは、四方田犬彦著『李香蘭と原節子』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c480053b386de9398f64f43167273f0d を、読んだからです。


この本を読んで、戦前から戦後を大女優として生きた原節子の人生を少しはわかった気がしたのですが、肝心の彼女の映画を観たことがありませんでした。


4月17日に、NHK BSプレミアムで放送されることを知り、録画をして観ました。


前半は、大学教授の一人娘として何不自由なく育てられた「令嬢」としての姿を演じていた原節子。


自宅でピアノを弾くシーンは、戦前で家庭にピアノがあることが珍しい時代に、育ちの良さを違和感なく演じていました。


ところが、野毛がスパイの汚名を着せられ(ゾルゲ事件がモデル)、彼女も警察に拘留されてから一変する境遇を見事に演じています。


警察で拷問を受け、心身共にボロボロにされていくシーンには、観ていて恐ろしさを感じさせられました。


野毛が獄中死し、遺骨を野毛の両親に元に持ち帰ります。


村でスパイの家族として仲間外れにされている母親(杉村春子)が、自ら穴を掘り遺骨を埋めるシーンには衝撃を受けました。


村に残り、母親と二人だけで、泥まみれになりながら田植えをする幸枝。まさに、原節子、渾身の体当たり演技ですね。


そして敗戦。戦後、野毛は名誉回復がかない、幸枝も農村文化運動のリーダーとして村で活動を続けるシーンで終わりました。


まあ、GHQの眼鏡にかなった戦後民主映画なのですが、そのことを割り引いても、黒澤と原節子の代表作として評価して良いでしょう。


服部 正の重厚な音楽も良かったです。


戦後直後の映画なので、モノクロなのですが、逆に時代を感じさせて違和感はありませんでした。


ただ、音声が聴き取りづらい箇所があったのと、昔なので、知らない言葉が出てくるのは、作品の出来が良いだけに残念でした。


NHKさん、字幕スーパーで再放送してもらえませんでしょうか。

 

 

 

===「映画」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f

Film1~90  省略

Film91 2016/12/5  『レヴェナント:蘇えりし者』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1933f2201a2fb9fde2b1551da99b2f6a

Film92 2016/12/10 『起終点駅 ターミナル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b14b9a9209fd0facd653bca53d18778c

Film93 2016/12/23 『ホットロード』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f49dcfb2c1a5aa6a3313602c040d2b5

Film94 2016/12/28 『ミスター・ルーキー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48f360c5297448a5a7a7ff5a9675d4b4

Film95 2017/1/5   『ザ・ヤクザ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9af38fb30d6cb59c8bbb64531242a445

Film96 2017/1/15  『母と暮せば』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a

Film97 2017/1/20  『初恋のきた道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db

Film98 2017/1/28  『華麗なるギャツビー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bebdf321297c87964d5ffca52d7206f

Film99 2017/2/7   『ビバリーヒルズ・コップ3』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/37d9b2d4d7a7b635b9362a65ec535db4

Film100 2017/3/17 『チア☆ダン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e31e03e457a76218920d0b3bda59fbb3

Film101 2017/3/27 『REDリターンズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7b12fb0dee8e2d3e2ec56c8d2e34fdb

Film102 2017/4/5  『ローマの休日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c3c4c2db8ae25498a19232f24fff4fe

Film103 2017/4/9  『ムーラン・ルージュ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dd353404f9af37f61883de9efa622efb

Film104 2017/4/15 『激突!』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/54a3c9cd457a76c7640ae5b2d4141f55

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演劇 36幕 『ミュージカル 「白雪姫」 2017』

2017年05月08日 | 演劇

隊長が観た芝居・ミュージカル・古典芸能を紹介する「演劇」の第36回は、『ミュージカル「白雪姫」2017』をお送りします。


5月6日(金)の夜は、ファミリーミュージカル『白雪姫』を観に行って来ました。


会場は「川崎市高津市民会館ノクティホール」、主催者はamicoです。


amicoの舞台は、2011年8月の『白雪姫』、


2013年8月の『シンデレラ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ada396ad40a51fc7781a1639061838c4


2016年8月の『シンデレラ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d5725602225b22c88e0de871e8be077f


に次いで、4度目の観劇です。


ファミリーミュージカルと銘打っている様に、家族での来場者が殆どです。


今回は、5月6日、7日の二日間全三公演で、主役の白雪姫は、工藤まいさんと、土屋まなみさんのダブルキャストです。


演出は、本城敬志さん。音楽は、亀井博史さん。振付は、遠山結子さん。


隊長が観に行ったのは、土屋まなみさんが白雪姫を演じる回。


過去に観劇した工藤まいさん演じる、白雪姫やシンデレラも素晴らしい出来栄えでしたが、“7人の小びと”や“ねずみ”の役を演じていた土屋まなみさんの演技力、歌唱力を高く評価していたので、今回、彼女の白雪姫役に注目して観に行きました。


オープニング、王子役の仙谷陽亮さんが、客席から登場する演出、初めて舞台を観る子供たちには驚きに、目の肥えた観客には新鮮に映るのではないでしょうか。


土屋まなみさん、初めての主役で緊張しているのかと想像していたのですが、堂々たる舞台で、白雪姫になりきっていました。


amicoのミュージカルを観るのは、4回目ですが、キャストの皆さん、セリフも歌も声が良く通るようになりました。


最初の頃は、セリフの声がこもったりした場面も見かけましたが、当然のことながら、舞台を重ねるごとに進化しているのですね。


それと、衣装も素敵になりましたよね。特に、子役が演じる“小鳥”の衣装が綺麗に映りました。


「白雪姫を襲う兵士」の曲では、隊長の席の側に座っていた少女が、怖がってお母さんに抱きつくのを横目で見て、観客が物語に引き込まれているのがよくわかりました。


一幕最後の曲「Wash the Hands」、軽快な曲で、白雪姫と7人の小人達のダンスシーンの出来きも良く、そのまま緞帳を閉じて、休憩時間に移る演出が自然に見えて良かったです。


二幕のオープニング曲「小人たちのビッグバンド」、白雪姫と小人達の楽器演奏が、休憩直後の客席を、現実から物語の世界に引き戻す効果がありましたね。


女王が変身したあとの魔女のメークも、恐怖を感じさせてくれます。専門のメークさんがいたのか知りませんが、演者のメークも全体的に良かったです。


白雪姫が騙されて毒リンゴを食べさせられてしまう物語のクライマックスシーン、「それぞれの想い」の曲を、下手で白雪姫が、真ん中で魔女が、上手で小人たちが、歌う、舞台上での立ち位置が、「それぞれの想い」がわかる演出で良かった。


ベッドに横たわっている白雪姫が、王子のキスにより目覚めるシーンの照明の使い方が、素敵でした。


舞台上のセットがシンプルなのも、舞台を見慣れていない子供たちには、視線が散乱してしまうことがなく、演者に集中させる効果があったのでは。


セットの移動を暗転して行うのも、観劇機会の少ない子供たちに、舞台の仕組みがわかって良かったと思います。


公演時間が、休憩10分を挟み、二幕で約1時間半というのも、幼い子供たちには、飽きが来ない時間設定になっていました。


唯一、注文を付けるとしたら、“7人の小びと”各自のキャラ設定を、もっと個性的にした方が良かったのでは。


工藤まいさんの演じる“ガクブル”は、メークも“汚れ役”にしたり、歌、踊りも、さすが工藤まいさんと思わせてくれましたが、他の小人の役も強烈に演じても面白かったと思います。


公演終了後には、キャストたちが出口近くにいて、子供との記念撮影に応じている場面は、いつ見ても、微笑ましい気分にさせてくれます。


隊長が観劇した翌日の昼の部は、満席でキャンセル待ちが出るほど、今回の公演は大成功だったようですね。


    


===「演劇」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/e1e335843a7bf9f47fc197f5958cfbd8

1~25幕 省略

26幕 2015/11/16『「しあわせのタネ」再演』 座・高円寺 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/86251dae5fcd08d81adc691cac61a418

27幕 2015/12/18『昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~Vol.4』 築地本願寺ブディストホール http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/84f5adacca9ecd679af51a7eca4c24a6

28幕 2016/4/26 『第1回 三遊亭楽天落語会』 大森スポーツセンター http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/06d7f6e8f98331f140be87b5b19de47f

29幕 2016/5/25 『林家たい平独演会』 文京シビック小ホール http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c46e3fb0200271df9dcb486f7625d06a

30幕 2016/6/30 『東洋大学で落語の公演』 井上円了ホール http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/51d7ee6a2c3722cddbb8666e61c3dac0

31幕 2016/8/22 『ミュージカル「シンデレラ」2016』 川崎ノクティホール http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d5725602225b22c88e0de871e8be077f

32幕 2016/9/13 『劇団匂組「虹の刺青」』 東池袋アートスペースサンライズホール http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/20ad8e45dbba429bfe5c71e5ce30e8cb

33幕 2016/10/1 『Only Stupid They』学芸大学千本桜ホール http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/edc5e6c3b2bd1c5a56607e92366ce244

34幕 2017/1/8  『昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~Vol.6』 築地本願寺ブディストホール http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2a757e16f39d3c224b8fc9c4f31bfdf7

35幕 2017/2/19 『第二回 楽天・らっ好二人会』お江戸両国亭 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c84629280229cb0ab5b26e153d274eeb

 

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グルメ 198食 『千葉県八街産のはねだし落花生』

2017年05月07日 | グルメ

隊長が飲んだり・食べたりした美味しい物やお店を紹介する「グルメ」の第198回は、『千葉県八街産のはねだし落花生』をお送りします。


前にも書きましたが、酔った時に欲しくなるのが、柿の種等の米菓、落花生(ピーナッツ)等の豆類、の“乾き物”です。


柿の種は、『「浪花屋製菓」の大粒柿の種』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dba233f71f457cfed1221b44df932f27 を、
 
 
落花生は、『二宮名産 豆友の落花生』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b5f30657a3199112e60811a3134ef6fd を、紹介したことがあります。


最近、スーパーの中国産落花生ばかり食べていたのですが、国産品を食べたいと、以前から気になっていた店を訪れました。


そこは、都営大江戸線「上野御徒町駅」地下連絡通路にある産地直送品のお店です。


『千葉県八街(やちまた)産のはねだし落花生』を購入。お値段は、550円(税込)でした。


はねだし(規格外)品なので、大きさや形が不具合なのは、承知の上で買いましたが、味の方はもう少し、カリッとしている方が好みです。


次は、美味しい落花生を食べたいな。

 

 


===「グルメ」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/436ad5efc63b39d2e26b84923fb15a02

1~185食  省略

186食  2017/2/6   『Social Cafe“Sign with Me”』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0d78cd1f955865309f869d6e98473f82

187食  2017/2/11  『三越本店の「十勝大名焼」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4f1f1a66a896e8f711df56d73a73af1e

188食  2017/2/22  『「皿うどん派」継続中』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4db1e1af240dd6eaee320a3789804355

189食  2017/3/12  『「豚骨一燈本郷店」オープン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e048deec230a4ce3ba3da560598c9f90

190食  2017/3/22  『両口屋是清の和菓子』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b9a346e94d8c6abcfa9fcbe66a69be4d

191食  2017/4/3   『赤坂「我が家の味しゅう」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/393a408f6615a25f9b745204f32c1ae5

192食  2017/4/7   『福島の酒「飛露喜 無ろ過生原酒」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3951fa1d3805046c19293eb8c823b398

193食  2017/4/11  『東大病院内の「タリーズコーヒー」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b6f55c88d4ae614ec7733a7456e5e67d

194食  2017/4/18  『ローストビーフ油そば ビースト 秋葉原妻恋坂店』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8642b4dd75d048eb2c2f551c98d8fc82

195食  2017/4/21  『東大病院内の「ドトール」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c7149b5d58b8b38c2d0837b5ed6ba2be

196食  2017/4/28  『三越日本橋の「たいめいけん」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7b7d90f5e99296ff977a3d093181fd84

197食  2017/5/2   『栃木の酒「仙禽 初槽 直汲み あらばしり」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7c27504c28ad08b480c427eacbd66b54

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ダンス Part71 『ヒカリノアジト 2017』

2017年05月06日 | ダンス

隊長が好きな「ダンス」を紹介するシリーズの第71回は、『ヒカリノアジト 2017』をお送りします。


5月4日(木・祝日)の昼は、ストリートダンスライブ『ヒカリノアジト 2017』を観に行きました。


『ヒカリノアジト』は、単なるダンススクールの発表会ではなく、出演者全員がダンサーとしてショーアップされたステージを観せてくれるライブイベントです。


2008年に始まった『ヒカリノアジト』は、今年が10周年だそうです。


隊長が、観に行ったのは、2009年の第2回と、2013年の第6回⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9dbb186547e480baa2f38e39af5c92c2 、に続き三度目です。


今年の会場は、東京メトロ副都心線・都営大江戸線「東新宿駅」から徒歩5分の「新宿文化センター・大ホール」。


「東新宿駅」には、中国語の個人レッスン⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/47717fa52c731d005f9f35d66aa20e5b を受けている頃は、毎週末に通っていましたが、同駅で降りるのは久しぶりです。


「新宿文化センター」を訪れたのは初めてですが、新宿区立の複合文化施設です。


客席数が、1,802の大ホールと、210の小ホールがあり、我が文京区立の「シビックホール」と遜色ない規模の施設ですね。


『ヒカリノアジト 2017』は、そんな大ホールで、2日間3公演を行うのですから、“ビッグライブイベント”と呼んで良いでしょう。


開演前、ホールの緞帳(どんちょう)には、レーザー光線で「ヒカリノアジト 2017 Vol.10」の文字が照射され、気分を盛り上げます。


そのレーザー光線は、10分前からは、カウントダウンの数字に変わり、さらに会場をヒートアップさせてくれます。


レーザー光線は、本番中にも効果的な使われ方をしていました。


客席が暗転すると、下手(しもて)のドアからガウンを着た女性が入って来ます。


遅れて来た観客かと思いきや、彼女は舞台上手にある大型パイプオルガンの前に歩み寄り、突然演奏を始めるではありませんか。


当日パンフレットを見て、彼女は、オルガニストの高橋博子氏だとわかりました。


緞帳が上がると、広純-HIROZUMI氏の和太鼓演奏と、関根ゆたか氏のギター演奏が始まりました。


さらに、ダンサー達が登場し、舞台中央の指揮台に上がったインストラクターが、指揮者の様に体を動かすと、ダンサー達がオーケストラの楽器のように踊りだします。


オープニングから度肝も抜く演出ですね。


各インストラクターがプロデュースするダンスパフォーマンスが始まります。


隊長が16年前に初めてヒップホップダンスを習った時のREINA先生のチームは、9番目の登場です。


さすがREINA先生、広いステージ全体を上手に使う、フォーメーションの振付けです。


さらに、各ダンサーの身体的特徴やダンススキルを熟知した振付けになっていました。


それに答えられるパフォーマンスを魅せてくれた、ダンサー達も素晴らしかったです。


一部では、12チームが踊りましたが、気になったのは、YURINA+Emily プロデュース・チームのジャズダンス。


振付けにストーリー性があり、各自の衣装の雰囲気とあいまってミュージカルのワンシーンのようなダンスでした。


それと、LOCKYプロデュース・チームのガールルズヒップホップ。


女性全員がロングヘアーを振り乱して踊ると、客席までリンスの香りが漂ってくるようなセクシーなダンスでした。


10分間の休憩の後、2部のオープニングは、水川寿也氏の尺八演奏。


当日パンフには、氏の名前と写真が載っていたのに1部のオープンニングに出なかったので、どうしたのかなと思っていたのですが、ここで登場とは。


まさに、『ヒカリノアジト』のサブタイトル“Neo JAponesque”を体現する演出です。


2部の11チームの内、注目したのが、KANA プロデュース・チームのジャズダンス。


女性ダンサー全員が同じスリップの様な衣装を着て踊る姿は、セクシーでした。


それと、WATARUプロデュース・チームのヒップホップ。


各ダンサーの細かい動きが素晴らしかった。


他に気がついたのが、キッズが大人たちに混じって踊っていたのですが、ちっとも足を引っ張っていなくて、むしろ大人顔負けのパフォーマンスをしていたこと。


10年前だけだったら、キッズだけの編成で踊っていたのが、大人に混じってパフォーマンスが出来るダンススキルを持った子供たちが出てきているのに驚きました。


フィナーレ一曲目の「スタンド・バイ・ミー」も良かったです。


全23チームが出演した、3時間半を越えるステージを堪能しました。

 

 


===「ダンス」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/aa03bee8ce98591f1fc4f56a3adfa3c1

Part1~60  省略

Part61 2015/11/1 『ハロウィン 仮装 de レッスン 2015』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0165ca60195d0fa2f2131cb98d55f409

Part62 2015/12/26『クリスマスは「ムービーダンス」に挑戦』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/de39e775a791adb144ef6ed92bdbf6b4

Part63 2016/2/12 『KP SHOW! Vol.11』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/47d17c7063a3a37e4ca725e5e5b3a7f8

Part64 2016/3/12 『RADIO FISH:PERFECT HUMAN』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7fcfe7350d5e0f9c655b20e2f116022a

Part65 2016/5/9  『Dance A Lacarte“QUEST Vol.5”』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a9c02b2d19ad38d1c8dd9eac9daa6f96

Part66 2016/10/31『ハロウィン 仮装 de レッスン 2016』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a0d60366591c126b7792e76de51e382f

Part67 2016/11/9 『Straight Street Vol.4』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1352d68a9c9604deef15769e50b7f584

Part68 2017/1/13 『キエフ・バレエ「白鳥の湖」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/625afb4a95264a6323177d2dbd4df00b

Part69 2017/1/31 『Stadio Libra 第4回発表会“COLORS”』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/010905d0ce8e3edf0bea009f87615953

Part70 2017/2/20 『KP SHOW! Vol.14』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b16291cee37561cdbfb5b26392f6b8fd

 

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食の文京 No.39 『讃岐饂飩 根の津』

2017年05月05日 | 食の文京

隊長の地元 東京都文京区の美味しい物を紹介する「食の文京ブランド100選」シリーズの第39回は、『讃岐饂飩 根の津』をお送りします。


文京区内のおいしいお店を選考して紹介しているのが「食の文京ブランド100選 2016~2018」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a6d5b14368fa17593a8c3a586b3cf163

 
選考委員長は、2015年9月に亡くなられた料理研究家の岸 朝子(きし あさこ)さん⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6f42bf2e3a40f9bc23ba489d4e63fb58 です。


その100軒を文京区の地図上にマッピングした “おいしゅうございまっぷ” を、文京区観光協会が発行しています。


今日ご紹介する『讃岐饂飩 根の津』は、文京区根津にある讃岐うどんのお店です。


同店がノミネートされている「食の文京ブランド100選 2016~2018」の“麺類”部門に登録されているお店は、10軒あります。

 
「隊長のブログ」では、10軒の内これまでに;

第7回で 『手打ちそば 田奈部』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/989ca058e50ea936819a4e5184498e20

第9回で 『こうや麺房』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0ee69008e740aa25d5cb92969c6422b4

第13回で『蕎麦切 森の』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ae49d1cfeb70c1dfdefcd06cd19c7fa4

第16回で『肴町 長寿庵』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/82e9491569cb05da21c878aad84907ee

第18回で『ラーメン天神下大喜』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eccf3c3087b273612b0719eab72c1a8e

の5軒を紹介しています。


お店は、「不忍通り」から「根津神社」⇒http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/13ab6556ca46cbe05e5751a96ac40795 に向かう参道の右側にあります。大きな看板もなく民家風なので、通り過ぎないように注意して下さい。


休日には、“谷根千(やねせん:谷中、根津、千駄木)を散策する人で行列が出来ていますが、この日は11時の開店直後に訪れたので、並ばずに済みました。


店内に入ると、中は思ったより狭いです。さらに、根の津では、注文を受けてから生うどんを茹で始めるので、行列必至ですね。


この店では、本格的な讃岐うどんを味わうことが出来ます。ぶっかけうどんがメインですが、季節うどんなどメニューが多彩です。


隊長が頂いたのは、温いうどんと冷ううどんがセットで食べられる、ちょっと贅沢な“温・冷2種うどん”。お代は、870円(税込)です。


温かいうどんのトッピングには、かやく、わかめ、焼きばら(愛媛産の生のり)の3種類から選べます。隊長が選んだのは、珍しい焼きばら。


一方、冷たいうどんは、ぶっかけか生醤油の2種類。隊長がオーダーしたのは、生醤油。


焼きばらは、独特な風味がします。うどんは、適当にコシがあって美味しいです。


冷たいうどんの上には、大根おろし、ネギ、スダチが載っています。スダチを大根おろしの上に搾り、お盆に載せてきた生醤油をかけて頂く味は絶品です。


普段は、うどんのつゆは残すのですが、ここでは、温・冷ともに完食でした。


尚、『根の津』の住所は、東京都文京区根津1-23-16。電話番号は03-3822-9015です。土・日も営業していますが、月曜日が休みですので、お気を付け下さい。

 

 


===「食の文京」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/a52f0d5a750f37d914378b5d2d103af2

No.1~30  省略

No.31  2015/3/18 『玻璃家(ボーリージャー)』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8b14b64e65f7d8051827325076b6f460

No.32  2015/5/28 『金魚坂』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0f9da9ca937a9cdc5d0b31b3e5dfb70f

No.33  2015/9/15 『和・洋菓子 松右衛門』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3197283c32e1a43ba228bed88a987b06

番外編 2015/10/3 『訃報:岸 朝子さん』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6f42bf2e3a40f9bc23ba489d4e63fb58

No.34  2015/10/18『MALIKA インドネパールレストラン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/67ff919dcf59f943d303cd6bab581262

紹介   2016/2/6  『食の文京ブランド100選 2016~2018』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a6d5b14368fa17593a8c3a586b3cf163

No.35  2016/4/24 『フレンチレストラン洋食屋』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/153b4d6c2edb2284bbaddfc9d5726563

No.36  2016/12/14『御茶ノ水 小川軒』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/964613670f19fb946b27c906b0f181d4

No.37  2017/1/3  『ゆしま 花月』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/713d66ec05830d974eefa01c2bd10d5c

No.38  2017/4/20 『ビストロ グラッソ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6f3a8dd4804eb4dfebe3895677d11b1f

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