ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

イルミナイト万博 2009 winter

2009年12月25日 | 造形憧憬




「光とアートが織りなすスペクタルな空間」

万博記念公園内で行われていた
「 イルミナイト万博 2009 winter 12/20(日)~24(木) 」 に行ってきました。
イブだったので、若いカップルが多いかと思ってましたが、冬休みに入った為か
意外と子供とおじいちゃんおばあちゃん合同の家族連れが多かった印象です。

こうしたイルミネーションイベントもあちらこちらで定着しつつあるようです。
夏の大きな打上花火もいいですが、冬の寒空の下でほのかな灯に心癒され
ホッとするのもいいものですね。

















■ 造形憧憬 ■

アートフルな光と音響が
どこか幻想的にも感じる
シチュエーションを生む

思い思いのメッセージが
あの 「太陽の塔」 の
カラダに刻まれてゆく

まるで 「20世紀少年」 の
続編のように ・・・


第五大成丸


最後の晩餐は ・・・

2009年10月10日 | 造形憧憬




「最後の晩餐は ・・・」

某SM(スーパーマーケット)の店内ディスプレイです。
上は 「最後の晩餐」 がモチーフだと思われる金属(銅製?)加工のオブジェで、
乳製品が陳列されているコーナーの壁面上部に仰々しく設えられています。
下の鉢植えは、各食品陳列棚の上部に数ヶ所レイアウトされています。
( おじいちゃんは、ディスプレイではなく写真を撮っていた私をマジマジと ・・・ )

高級スーパーではないこの店舗 、しかもこんな不安定な時期に ・・・
という疑問を持つのは私だけではないはずです。大手流通会社グループが
中小のSMを資本的に傘下に収め、その中で業績が悪くない、しかも時流を
つかめそうなスタイルを持っている店舗企業に、グループ全体の中で業績が
下降ぎみである店舗のテコ入れを行わせるという仕組み?でしょうか。
( ここまでくると “その筋” 的なやり方に見えてしまいますが ・・・ )

本体に傷がつかず、しかも成功すれば本体の利益に結び付く ・・・
という発想だけではないとは思いますが、ちょっとハズレているというか、何か
違うような気もします。何故なら、ほとんどのお客様は以前と同じ(変わってない)
店名を目指して来店し、今までと同じように商品だけ見て買物をしています。
仕掛けの順番とタイミングが世間の流れと合っていません。まるで、ファッション
や飲食業界のような先読みや付加価値などの先制攻撃のノリを感じます。
( 今日のおかず、おばちゃんは “ノリ” では買ってくれませんよ! )

1円でも安く!
と願っているおばちゃんたちの期待を裏切るような、“シワ寄せ” だけは
ご勘弁願いたいものです。まさか、“「最後の晩餐」 の買物は当店舗で!”
ということではないでしょうね ・・・ 。


「タートルさんが吠えた!?」

“家族間の殺人事件が増えている責任は大企業にある” という問題発言が
物議を醸しました。従業員や関係業者の為ではなく、もちろん消費者の為でも
ないであろう、“企業(会社)存続の為だけ” でしかない企業理論はどうなのか?
昔はもっと情というものがあった!というニュアンスを某大臣が中秋の名月に
向かって吠えていたとか ・・・
( 月に向かって吠えるのが、ウルフではなく、タートルだったとは ・・・ )



■ 造形憧憬 ■

時代にそぐわなければ
“淘汰される” のが
ビジネスの世界である
しかし今、あまりに強引
“淘汰させる” 時代に
向かっている気がする

新しいものと古いものを
“入れ替える” 時代から
そのラインを平然と超越
まだまだ使えるものや
今、使っているものまで
“すぐ潰してしまう” 時代へ

何の為なのか ・・・
誰の為なのか ・・・


第五大成丸


ルミオン 1年半です。

2009年09月24日 | 造形憧憬




「ルミオン点検」

ルミオンの1年半(18ヶ月)点検に行ってきました。
サービススタッフさんが “どこか気になる(調子の悪い)ところはありますか?”
と聞いてくれたのですが、“別段、調子の悪いところは無いと思うけど ・・・ ” と
答えながら、気になるところを思い出してみようとしたのですが、何も思い浮かび
ません。( 最近、何かを気にしてクルマに乗った記憶がなかったので ・・・ )

気にならないということは、ルミオンの調子が悪くない証拠ではあるのですが、
そう云えば、1年点検の前あたりからボンネットすら開けてませんでした。ほぼ、
半年以上乗りっぱなしで、まったく手入れをしていなかったいうことです。そして、
よく考えてみると、その1年点検後すぐに箕面の山へ行った時、少し足回りで
異音がしていたことを思い出し、スタッフにその旨を伝えて点検をお願いして
終わるのを待ちました。( どこにも、“腫瘍” が見つかりませんように ・・・ )

点検の結果、“どこにも異常はありません!” でした。ただ、“強いて言えば”
という前置きでスタッフから言われたのは、“もうそろそろタイヤ変えてください!”
でした。前車エスティマから履いているタイヤの山(溝)がもうほとんどありません。
スリップラインが出る直前です。わかっているのですが、新しく買う資金が ・・・
地下のトランクルームで眠っているノーマルタイヤに戻すしかありません。
( 燃費も良くなるし、近々戻すとしますか ・・・ )





「プリウス試乗」

シルバーウィークの期間中、プリウス(ハイブリッド)で、
「試乗コースを走って、その日、一番燃費の良いお客様にお米をプレゼント!」
というイベント(催し)を行っているようでした。今更ですが、私、実はハイブリッドに
乗ったことがありませんでしたので、ここぞとばかり試乗させてもらいました。

まず、静かです(びっくり)! 本当にエンジンがかかっているのかどうか ・・・ ?
シフトレバー?(今は何と言うのでしょうか?)がオモチャのような大きさです。
というか、テレビゲームやラジコンのリモコンのような感覚なのですね ・・・ 。
どうも物足りなさを感じてしまいます。実にアンリアルな造形なのです。

何とか、スタートします。ディーラーの敷地から公道へ出ます。そして、いきなり
イベント(燃費勝負)無視で、アクセルを踏み込みます。1800ccですが、軽いのか
重たいのか、浅いのか深いのか分からない感覚です。踏み込んだ時のアクセルの
重みとスピードメーターに表示される速さはあるのですが、いかんせん、音が静か
すぎて感覚がつかめません。( 要は、音と感覚の相互作用の問題なのです )

音の有る無しが、人の感覚に影響を与えていることを改めて実感しました。特に
私世代には影響があるような気がします。それぞれ違うエンジン音やアクセルを
踏み込んだ時のエキマニからマフラーに伝わる音(振動音や反動音)が好きで
クルマに興味を持ったような者には、実に頼りなく、そして、とことん物足りない箱
になってしまったと ・・・ ( これも時代ですよね ・・・ )。

ちなみに、私の結果は 21.6km/ℓ でした( これは営業マンとほぼ同じ数値らしい )。
各日の優勝者は、25~27km/ℓ ラインでした。これは、相当 ECO走行 しなければ
達成できない数値です。なにより、大阪の公道でこの数字を出した方に拍手です!
( 間違いなく、後ろからクラクションを鳴らされたはずです! )

この試乗のあと、ルミオンに乗ると ・・・
“こんなシート固かったっけ?” ・・・ ( 乗り心地ワルっ ! )
“エンジン意外とうるさいんちゃう!?” ・・・ ( ここまで音してたっけ ? )
“ちょっと左にハンドル取られるやん!” ・・・ ( これ誰のクセやねん ??? )



■ 造形憧憬 ■

時代に応えれば
新たなものが誕生し
古きものが終焉する

人に求めれば
誰かが何かを得て
誰かが何かを失う

是か非か、善か悪か
そういう見方ではない

そして、輪廻転生
そういう考え方でもない 


第五大成丸


北淡震災記念公園(野島断層)

2009年09月13日 | 造形憧憬




「阪神・淡路大震災」

1995年1月17日 午前5時46分
明石海峡の地下約14kmが震源、マグニチュード 7.3 最大震度 7 を
記録した兵庫県南部地震 「阪神・淡路大震災」 では、6,434名の方々が
尊い命を失い、阪神地区や淡路島北部に大きな被害を与えました。

この地震は、活断層である 「野島断層」 が動いたことで起こったようです。
淡路島北淡町(現淡路市)でも、長さ10kmの地震断層が出現しました。中でも
小倉地区は断層による道路、生垣、畑の畦などの破壊状況が各所で見られた
ようで、今尚、地震のエネルギーの巨大さと断層運動による地表面の変形が
自然の脅威を物語っています。





「北淡震災記念公園」

「断層保存館」 を中心とした 「北淡震災記念公園」 に立ち寄ってきました。

“震災を語り継ぎ、教訓を未来に活かし、
将来起こりうる大地震で少しでも犠牲者を減らしたい。”
という想いで、地表に現れた 「野島断層」 を保存することになったようです。
( 「野島断層」 は平成10年7月31日に、国の天然記念物に指定されています )






「野島断層保存館」

エントランスホールには、いきなり、
あの国道43号線に倒壊した阪神高速道路と落下したトラックの模型があります。
( やはり、この画(画像や動画)をみると、激しく揺れたあの日を思い出します )
断層保存ゾーンは百数十メートルあります。大きな大きな施設ですが、よくある
アトラクションなどの無駄な施設とは一線を画し、凛とした空気感があります。妙な
言い方ですが、激しく活動した断層が休んでいる(眠っている)ような様子で、少し
不謹慎かもしれませんが、断層の寝息が聞こえてきそうな感覚さえあるのです。
( ずぅ~っと、寝ててくれることを期待しますが ・・・ )


「その他の施設」

活断層の真横にある一軒の家(民家)が倒壊せず残っています。
この “地震に強い家” は 「メモリアルハウス」 として保存されています。
( 鉄筋コンクリート?2階建、昭和40年前後に多く建てられた家だと思います )
「震災体験館」 では 「震度7」 の揺れを体験できます。意味のわからないまま、
ダイニングのセットに座った団体入場者(外国人)は一様に驚いた様子でした。
( セットが強く揺れ、思っていた以上の感覚だったようです )
「活断層ラボ」 は展示スペースで、地震の仕組みや日本・世界の活断層、
揺れやすい液状化の実験など、触って学べる施設になっています。





「神戸の壁」

昭和2年頃、
神戸市長田区の若松市場の延焼防火壁として建てられたものだそうです。
第二次世界大戦の神戸大空襲(1945年)に耐え残り、阪神・淡路大震災では、
周囲の建物が倒壊全焼する中、この壁だけは倒れず、焼けず、その姿を
とどめていたという説明があります。今年の震災記念日(平成21年1月17日)に、
震災の記憶を風化させないために、この公園内に移設されたようです。

今は裏側に鉄骨を入れて補強していますが、震災時、焼け落ちた商店街で
この壁だけが残っている映像が何度も何度もニュースで流れていたことが強く
印象に残っています。空襲にも震災にも耐えて “生き残った強い壁” です。
折角、淡路まで行って、こうして写真まで撮ったのに、肝心の “触る” のを
忘れていました。( “強さをちょっと分けてもろたらよかったかなぁ ・・・ ” と後悔 )



■ 造形憧憬 ■

人は自分が 直接関わると

人であろうが 物であろうが
場所であろうが 時間であろうが

強い思い入れが生まれ
殊の外 大切にできるものである

心を突く辛い思い出さえ
違わず 大事に感じるものである

心に深く 仕舞い込むものである

忘れられない と云う人がいる
忘れてはならない と云う人もいる

ならば、誰かが
伝えなければなるまい ・・・


第五大成丸


20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗

2009年09月04日 | 造形憧憬




「20世紀少年」

『 20世紀少年(20th Century Boys) -最終章- ぼくらの旗 』 を観てきました。
第一作の 「第1章 終わりの始まり」、第二作の 「第2章 最後の希望」 と
観てしまったことで、やはり、最終章を観ないわけにはいきませんよね ・・・ 。






「最終章  ぼくらの旗」

 ともだち暦3年(西暦2017年)、“ともだち” は 「世界大統領」 となっていた。
殺人ウイルスにより日本の人口は激減、東京は高い壁により分断され、
都民の行動は制限されていた。

 “ともだち” は
「8月20日正午、人類は宇宙人に滅ぼされる。私を信じる者だけが救われる」
と人々に説いた。

 それがワナだと気づいていたヨシツネは、反政府組織 “ケンヂ一派” を率い、
またカンナは、より過激な組織 “氷の女王一派” を結成、“ともだち” に
武装蜂起を企てる。母親代わりとなってカンナの成長を見てきたユキジにも
彼女の暴走は止められない。

 カンナは、抑圧された都民の中で密かに流行している歌が、ケンヂのもの
であることをオッチョから知らされ、多くの人を救うため、8月20日にコンサートを
行うことを決意し、「あの歌の歌手」 も来ると人々に宣言した。その日はケンヂの
誕生日でもあった。

 一方、国民的歌手・春波夫のマネージャーとなっていたマルオは、行方不明に
なっていたケンヂの姉・キリコの居場所を突き止める。そこには同窓会以降会う
ことのなかったケロヨンの姿もあった。時を同じくして、関東の入り口、川越の関所
を越えようとしている男がいた。バイクに乗ってギターを抱えた男は 「矢吹 丈」 と
名乗る。

 運命の8月20日、コンサートが始まった。
ケンヂはやって来るのか? そして、人類の運命は ・・・ ?
                                    (公式パンフより抜粋)

 





「20世紀少年の魅力」

“ストーリーの整合性を求め過ぎれば、映画としての面白味が無くなってしまう”
けれど、時系列で起こった変化は曖昧にはできない。逆に、漫画やロックという
主要コンテンツはカッコよく描きたい ・・・ という世代の思いが伝わってきます。

自分的には、ストーリーを追いかけるより、時代(20世紀と21世紀)を
行き来するケンヂたち(監督や原作・脚本家も含め)の感覚を楽しみたいと思い、
映画館へ足を運びました。





●ケンヂ ( 遠藤健児 ) ● 唐沢寿明 ●
 小学校時代、原っぱの秘密基地のメンバーのひとり。「よげんの書」 を書いた
 張本人。“血のおおみそか” 事件で、単身ロボットに戦いを挑み、行方不明に。
 ケンヂの作った曲 「Bob Lennon」 が、2017年の日本で密かなブームとなっている。
■ TOSHIAKI KARASAWA as KENJI ■ 




● オッチョ ( 落合長治 ) ● 豊川悦司 ●
 原っぱの秘密基地のメンバーのひとりでリーダー格。子供の事故死を機に、
 タイの裏社会で 「ショーグン」 と名乗り暗躍していたところをケンヂに誘われ帰国。
 “ともだち” 事件に関わり海ほたる刑務所に幽閉されるが決死の脱出を試み、
 再び、“ともだち” の前に立ちはだかる。その後、東京の外に閉め出されていた
 が、2017年、再び戻ってくる。
■ ETSUSHI TOYOKAWA as OTCHO ■




● ユキジ ( 瀬戸口ユキジ ) ● 常盤貴子 ●
 原っぱの秘密基地の紅一点。柔道が得意で、メンバーの誰よりも強い。
 ケンヂが行方不明になっても、戻って来ることを信じて、カンナの母親代わり
 となって面倒を見ながら “ともだち” への反撃の時を静かに待っている。
 2017年、厳道館道場の師範となって柔道を教えていたが ・・・ 。
■ TAKAKO TOKIWA as YUKIJI ■

 


● ヨシツネ ( 皆本 剛 ) ● 香川照之 ●
 原っぱの秘密基地のメンバーだが、気が弱く、グループの中心ではなかった。
 成人後もしがないサラリーマンだったが、ケンヂたちと “ともだち” に立ち向かい
 ケンヂの行方不明後は、ケンヂ一派を率いてレジスタンス活動を行うようになる。
 2017年、カンナとは決裂、別々に行動している。
■ TERUYUKI KAGAWA as YOSHITUNE ■




● カンナ ( 遠藤カンナ ) ● 平 愛梨 ●
 ケンヂの姉キリコの娘。父は “ともだち” ? 失踪した母の代わりにケンヂに
 育てられたため、ケンヂの思想を受け継いでいる。中国語、タイ語にも堪能で
 マフィアの圧力にも動じない。弾が当たらないという不思議な能力を持つ。
 2017年、“氷の女王” と名乗り、“ともだち” へ武装蜂起をもくろむ。
■ AIRI TAIRA as KANNA ■




● 蝶野 ● 藤木直人 ●
 伝説の刑事チョーさんの孫で、歌舞伎町警察に勤務していたが、祖父と違って
 ドジで気弱。カンナと出会い “ともだち” のやり方に疑問を感じ始めるが、
 2017年、相変わらず ともだち政府の下、関所の派出所で働いている。
■ NAOHITO FUJIKI as CHONO ■




● マルオ ( 丸尾道浩 ) ● 石塚英彦 ●
 秘密基地のメンバーのひとり。“血のおおみそか” でケンヂと共に “ともだち”
 に立ち向かったため指名手配に。春波夫に助けられ、マネージャーとして
 身を隠しながら反撃の時を待っている。
■ HIDEHIKO ISHIDUKA as MARUO ■




● ケロヨン ( 福田啓太郎 ) ● 宮迫博之 ●
 原っぱの秘密基地チームの一員だが、“血のおおみそか” には参加していない。
 そばの修行を続けていたところ、キリコと出会い、彼女の研究に協力していた。
■ HIROYUKI MIYASAKO as KEROYON ■




● フクベエ ( 服部哲也 ) ● 佐々木蔵之介 ●
 同窓会で再会した原っぱチームのメンバーのひとり。2000年、“血のおおみそか”
 でケンヂたちと共に “ともだち” に立ち向かうが、絶命。後に、彼の撮った写真が
 ケンヂたちがロボットを使ってテロを起こした証拠にされてしまう。
■ KURANOSUKE SASAKI as FUKUBE ■




● コンチ ( 今野裕一 ) ● 山寺宏一 ●
 原っぱの秘密基地メンバーのひとり。北海道に引っ越したため、ケンヂたちとの
 交流は途絶えていた。2017年、個人ラジオ局を作り、「Bob Lennon」 の
 グーダラスーダラバージョンをかけ続ける。
■ KOICHI YAMADERA as KONCHI ■




● ビリー  ● 高橋幸宏 ●
 焼き鳥屋 「べーす」 の主人。かつて、ケンヂと春波夫と三人でミリオンダラーズ
 というロックバンドをやっていた。担当はベース。バンド再結成に賛同する。
■ YUKIHIRO TAKAHASHI as BILLY ■




● ヤン坊 ・ マー坊 ● 佐野史郎 ●
 小学校時代は、原っぱチームのライバル的存在だった。成人後、“ともだち” の
 下で、二足歩行ロボットの開発に関わっていた。2017年、マー坊は科学技術庁
 長官となっている。
■ SHIRO SANO as YANBO & MABO ■




● 万丈目胤舟 ● 石橋蓮司 ●
 “ともだち” と出会って、ともだち教団の幹部から、友民党党首、衆議院議員と
 成り上がっていくが、2017年には川越の関所の看守に落ちぶれる。
■ RENJI ISHIBASHI as INSHU MANJOME ■



 
● 神様 ( 神永球太郎 ) ● 中村嘉葎雄 ●
 世紀末から21世紀にかけて、ホームレス生活を送っていたが、2015年には
 株で儲けて金持ちに。2017年には、ボーリング場ガッツボウルを買い取って
 第二次ボーリングブームを夢見ている。予知能力の持ち主。
■ KATSUO NAKAMURA as KAMISAMA ■




● キリコ ( 遠藤貴理子 ) ● 黒木 瞳 ●
 ケンヂの姉。生まれたばかりの娘カンナをケンヂに預け、失踪。カンナの父親が
 誰かも明かしていない。失踪後、医師となりウイルス研究をしていたが ・・・ 。
■ HITOMI KUROKI as KIRIKO ■







「ADULT CAST」

■ 漫画家・角田 ● 森山未來 ■
■ 春 波夫 ● 古田新太 ■
■ 高須 ● 小池栄子 ■
■ 小泉響子 ● 木南晴夏 ■
■ サナエ ● 福田麻由子 ■
■ 13番(田村マサオ) ● ARATA ■
■ 敷島ミカ ● 片瀬那奈 ■
■ 仁谷神父 ● 六平直政 ■
■ ジジババ ● 研ナオコ ■
■ 敷島教授 ● 北村総一朗 ■
■ 漫画家・金子 ● 手塚とおる ■
■ 漫画家・氏木 ● 田鍋謙一郎 ■
■ タイマフィア・チャイポン ● サーマート・セーンサンギアム ■
■ 中国マフィア ● 陳 昭榮 ■
■ 市原節子 ● 竹内都子 ■
■ ケンヂの同級生 ● 石橋 保 ■
■ 諸星 ● 津田寛治 ■
■ ヤマさん ● 光石 研 ■
■ 猟師 ● 遠藤賢司 ■
■ 地球防衛軍 ● 高島政伸 ■
■ 地球防衛軍 ● 田村 淳(ロンドンブーツ1号2号) ■
■ 集会場の裏方 ● 岡田義徳 ■
■ 厳道館師範代・大垣 ● 武蔵 ■
■ エロイムエッサイムズのギタリスト ● 武内 亨 ■
■ ライブ客 ● ダイアモンド*ユカイ ■
■ ライブ客 ● MCU ■
■ ライブ客 ● 吉田照美 ■
■ ライブ客 ● 原口あきまさ ■
■ ライブ客 ● 斉藤 工 ■
■ ライブ客 ● 左右田一平 ■

「KIDS CAST」

■ ケンヂ ● 西山 潤 ■
■ オッチョ ● 澤畠流星 ■
■ ユキジ ● 松元環季 ■
■ ヨシツネ ● 小倉史也 ■
■ マルオ ● 安西壱哉 ■
■ ドンキー ● 吉井克斗 ■
■ ケロヨン ● 森山拓哉 ■
■ ヤン坊・マー坊 ● 山田清貴 ■
■ フクベエ ● 上原 陸 ■
■ コンチ ● 清水歩輝 ■
■ ヤマネ ● 安彦統賀 ■
■ サダキヨ ● 藤原 薫 ■
■ 池上 ● 吉田海夕 ■
■ 中学校時代のケンヂ ● 田辺修斗 ■





「幻のラスト10分」

上映前に放送(スクリーンだったかも?)があり、
エンドクレジット(エンディングロール)のスーパーが流れても席を立たないように
との案内がありました。“ラスト10分に何があるのか ・・・ ?”

第1章、第2章と、物語としては、壮大なスケールで展開してきただけに、
“ともだち” は誰なのか ・・・ ? どういう結末になるのか ・・・ ?
( 結論が全てではないですが、やはり、結末には興味が ・・・ )
といった見方をされる方が多かったかもしれません。

しかし、この最終章では、“ともだち” が誰か?ではなく、
なぜ、“ともだち” なのか、“ともだち” とは何だったのかということが解き明か
されていきます。そして、全てが明かされた時、そこまでの壮大なストーリーは、
少年時代の 「よげんの書」 から繋がった壮大な “いたずら” だったのだと
気づく(置き換えられる)かもしれません。

そして、20世紀とは何だった(どういう時代だった)のかと振り返ることが
できるかもしれません。特に、ケンヂたちと同級生の私世代には ・・・





「マナー!?」

エンディングになると、平気で人の前を通って退席される方がいらっしゃいます。
たしかに、映画が終われば館内に居ても仕方ないのですが、本編だけでなく、
オープニングからこのエンディングロールも含め、 「映画」 と捉えてほしいものです。
そういう意味で言えば、誰一人席を立たず最終まで鑑賞されていましたので、
気分良く外に出ることができました。


「パンフの袋とじ」

観終わってから売店でパンフレットを買います。( 何故か、いつも後です )
最後のページにラスト10分のストーリーがあるのですが、“袋とじ” になっています。
もちろん、観終わった後なのでワクワクはしません。( 妙に納得はします )


■ 小学生のカツマタ(勝俣忠信) ● 黒羽洸成 ■
■ 中学生のカツマタ(勝俣忠信) ● 神木隆之介 ■






■ 監督 ● 堤 幸彦 ■

■ 原作・脚本 ● 浦沢直樹 ■
■ 企画・脚本 ● 長崎尚志 ■


公式HP ⇒ 20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗 ■



■ 造形憧憬 ■

20世紀少年 -第1章- 終わりの始まり 』
 
20世紀少年 -第2章- 最後の希望 』

第五大成丸


「国宝 姫路城」 歴代城主の瓦紋

2009年08月25日 | 造形憧憬




「続・姫路城の概要?」

 姫路城は今から約670年前、元弘3(1333)年、播磨の守護職 赤松円心(則村)が
護良(もりなが)親王の北条討伐の令に応じて兵をあげ、ここ姫山に砦を築き、
その子 貞範(さだのり)が館を設けたのがその始まりと言われていました。
 しかし、最近の研究では、黒田官兵衛孝高(よしたか)の祖父と父 重隆(しげたか)
と職隆(もとたか)が主君、小寺政職(まさもと)の許しを得て、天文24年(1555)から
永禄4年(1561)の間に御着城の出城として築いたという説が有力です。
 そして、約420年前の天正8(1580)年、羽柴秀吉が黒田官兵衛孝高のすすめに
従い、中国攻めの根拠地として3層の天守閣を築きました。
 その後、約400年前の慶長6(1601)年、徳川家康の娘婿で、世に 「西国の将軍」 と
いわれた池田三左衛門輝政が、その豊かな財力と徳川幕府を背景にして、当時
としては、まさに第1級ともいえる大城郭を築きました。
 更に、池田氏のあと入城した本多忠政(ただまさ)が、その子 忠刻(ただとき)の
奥方に千姫を迎え、「化粧櫓(けしょうやぐら)」 や 「西の丸」 一帯を築き、今に
見られる姫路城が完成したのです。(姫路鷺城ライオンズクラブ「国宝姫路城」より)

とあります。
諸説あれこれ ・・・ “絶対にこれが正しい!”
というものは 「歴史」 には無いのではないかと私は思うのです。歴史的な書物や
文献はあるにせよ、現代人が当時の様子をLIVEで見たわけではないですし ・・・ 。


「歴史がキライやった」

思い起こせば学生時代、私は 「歴史」、特に日本史がどうも苦手で嫌いでした。
何がイヤだったかと言えば、「○○年○○で○○が ・・・」 「○○年○○の戦い」
といった歴史的な事件やニュースを活字(教科書)だけで示し、それをどれだけ
覚えているかを紙(テスト)で評価するという流れです。人物の顔や戦の様子が
写真やイラストで紹介されているものは未だしも、年表に年数と活字だけ載って
いるような事柄をテスト前にひたすら暗記する ・・・ これで興味が持てるのか?

興味が持てないのに暗記すれば点が取れる ・・・ 意外と暗記は得意だったので、
中学校時代はそれなりに点数は高かった記憶があります。ただ、高校生になると、
そこに不条理さを感じて、全く勉強(暗記ですが・・・)しなくなり、点数も取れなく
なってしまったわけです。もっと、歴史に興味が持てるような授業(教育)をすべき
だと勝手に反抗していたような ・・・ 。


「まず、地元の歴史から興味を ・・・」

地元に居た頃、姫路城に何度行っただろうか ・・・
たぶん、小学校の遠足で1回、親戚が地方から来たので家族で一緒に1回 ・・・
そんな感じだったような気がします。よく “地元で近すぎて” という理由で、地域の
歴史的建造物や区域へあまり訪れないことが、どの地方でもあるような気がします。
観光名所になってしまったことで、地元の人間が訪れなくなる。そうしたことこそが
歴史に目を向けなくなる原因ではないかと ・・・ 。

何百年前に起こった大きなニュースも大事ですが、まず、自分が生まれた町や
今住んでいる地域の歴史に触れることから始めることで、もっと興味が持てる
ような気がします。大人になれば自然と、自分自身のルーツや関わってきた町や
地域の成り立ちに興味を持つようになるものです。できれば、もっと昔にそこを
満たせていれば、歴史が嫌いにならなかったかも ・・・ 。



 ◆ 姫路城 歴代城主 ◆



「歴代城主の瓦紋」

姫路城にはたくさんの瓦が使われています。幾度となく修理修復を目的として
屋根が葺き替えられたはずですが、城主が頻繁に代わった姫路城では、城主
それぞれの家紋を施した軒瓦を作り屋根に葺いていたようです。それぞれの
お家の栄華を示すかのように、家紋入りの軒瓦や鬼瓦がそのまま残っています。
( 素直に歴史を感じますね )

 ◍ 五三の桐 ・・・・・・・・・・・・・ 豊臣氏
 ◍ 五七の桐 ・・・・・・・・・・・・・ 木下氏
 ◍ 揚羽蝶 ・・・・・・・・・・・・・・・ 池田氏
 ◍ 立 葵 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 本多氏
 ◍ 沢瀉(おもがた) ・・・・・・・・・ 松平(奥平)氏
 ◍ 三つ巴 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 松平(越前松平)氏
 ◍ 源氏車  ・・・・・・・・・・・・・・・ 榊原氏
 ◍ 剣酢漿(けんかたばみ) ・・・ 酒井氏
 ◍ 十文字 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 黒田氏



■ 造形憧憬 ■

新しいお店の
ロゴマークに興味津々

古いお城の
瓦紋にも興味津々

誰かが興味を持てば
また息吹を与えられる

新鮮な気持ちで
歴史を紐解きたい ・・・


第五大成丸


「国宝 姫路城」 大天守保存修理の前に

2009年08月21日 | 造形憧憬




「平成の大修理の前に」

慶長十三年(1608年)頃に築城したと言われている、国宝 「姫路城」 は、
幾度となく修理修復を繰り返して、現在の姿を保っているのですが、あの
「昭和の大修理」 から45年が経過し、「大天守保存修理(平成の大修理)」 が
来春から行われるようですので、家族でお盆の帰省も兼ねて行ってきました。
( 城内に入って天守閣に登ったのは20数年ぶりになります )


「今更ですが、姫路城の概要」

 姫路城は、兵庫県姫路市にあるお城。江戸時代初期に建てられ、天守や櫓等の
主要建築物が現存しおり、ユネスコの世界遺産や日本国の特別史跡となっている。

 姫路城は、現在の姫路市街の北側にある姫山および鷺山に築かれた平山城で
ある。日本における近世城郭の代表的な遺構である。この歴史は中世に赤松氏が
姫山に城を築いたことから始まる(異説もある)。戦国時代後期には羽柴秀吉が
居城し、江戸時代には姫路藩の藩庁として最初は池田氏、のち本多氏や酒井氏
などの譜代大名が入城した。明治時代には陸軍の兵営地となり、歩兵第十連隊が
駐屯していた。この際に多くの建物が取り壊されたが、大小天守群、櫓群が当時の
陸軍省の働きかけによって、名古屋城とともに国費によって保存される処置が
とられ、太平洋戦争においては空襲に見舞われたものの焼失を免れた。
 現在では天守を始め多くの建造物が現存し、うち大天守、小天守、渡櫓等8棟が
国宝、74棟の各種建造物(櫓・渡櫓27棟、門15棟、塀32棟)が重要文化財に指定
されている。また1993年(平成5年)、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されて
いる。現存天守は、江戸時代以前に建造された天守が現存する日本国内12箇所の
城の一つであり、いわゆる 「国宝四城」(通例として、国宝指定の天守を持つ城の
ことを指し、姫路城・松本城・彦根城・犬山城をいう)の一つでもある。
 江戸時代や戦国時代を舞台とした時代劇を始めとして映画などのロケが行われる
ことも多く、しばしば江戸城など他の城の代わりとして撮影されている。
                           「ウィキペディア(Wikipedia)」 より抜粋

 姫山に設けられた赤松氏の居城にはじまると伝えられ、その後、豊臣秀吉の
中国攻めの拠点となり、次いで、慶長五年(1600)に関ヶ原の戦いの功により
城主となった池田輝政により増築を含む根本的な整備が行われ、慶長十四年末
には概ね完成したと考えられる。大天守は外観五重、内部七階で、三基の小天守と
渡櫓で繋がれて連立天守郭を構成している。
 我国の城郭建築最盛期を代表するものとして重要であり、白漆喰塗りの城壁の
美しさから 「白鷺城(しらさぎじょう・はくろじょう)」 の名で呼ばれている。
五重 六階 地下一階、本瓦葺            「文化遺産オンライン」 より抜粋





「天守保存修理の概要とスケジュール」

 兵庫県姫路市の国宝姫路城大天守の瓦のふき替えなどを行う 「平成の大修理」
の起工式が8日、同城三の丸広場で行われた。今年10月に着工し、来春の花見
シーズンを終えてから、大天守をすっぽりと覆う工事用建屋(素屋根)をほぼ1年
かけて建設。平成23年春から素屋根が外される26年までの約3年間、大天守は
外から見られなくなる。
 姫路城は築城して今年で丸400年。昭和30年代に大天守を解体した 「昭和の
大修理」 からも45年が経過し、屋根瓦や漆喰(しっくい)壁の傷みが激しくなった。
 大天守は地下1階、地上6階の高さ46メートル。同市によると、10月から22年
3月までに仮設道路をつくり資器材を搬入。27年春まで瓦のふき替えや漆喰壁の
塗り直し、耐震補強などの工事を実施。総工費は約28億円。市は工事期間中、
登閣者が激減するとみており、外から大天守が見られなくなる間、素屋根の7、8階
に展示室を設けて作業風景を間近で見学できるようにする。
                              (8/9) 産経新聞の記事から抜粋



■ 造形憧憬 ■

“長い歴史を感じる”
そんな言葉を使うことさえ
烏滸がましい気分になる

ただ ただ 天守を見上げ
ただ ただ 階段を登攀し
ただ ただ 廊下を摺り歩む

城内の
静穏さに心癒されたあと
天守の
凛とした森厳な空気に触れ
皆の
背筋がピンと伸びたようだ

まるで、
異次元に迷い込んだ
者たちのように ・・・


第五大成丸


社会の歪みがもたらす取捨選択

2009年07月24日 | 造形憧憬




「選択の自由」

昔、新鮮だった
“どうぞご自由に!(ご自身の好きなものを選んでください)” という言葉 ・・・
今はそこら中に溢れています。ビールだけの話ではなく、各業界のありとあるゆる
商品やサービス、ヘタすれば、環境まで 「選択の自由」 がウリになったりします。
しかしこの流れ、果たして本当に喜ばしいことなのでしょうか ・・・


「どこのモノ?」

“やっぱ、○○○(ビール)が一番やねェ!”
と言えば、誰もが知っている国産ビールメーカーのことであり、そのメイン商品の
ことでもあり、それと判るラベルから商品コピーまで、みんなが共有できた時代が
数年前まであったような気がします。しかし今はそうした話すらできない ・・・ 。
商品名やラベルを見ただけでは、一瞬、どのメーカーのモノか判らないということ
がありますよね ・・・。( 私だけ ・・・ )


「面倒で不幸な時代へ」

ビール・発泡酒・第三のビール・海外のビール ・・・
最近のスーパーマーケットのビールをはじめとする酒類の品揃えは、専門の酒屋
以上です。というより、品揃えだけ考えるなら、専門の酒屋など必要性が皆無で
あるということです。個々のライフスタイルや趣味趣向であれこれモノを気軽に
選べる時代になったということの一端を実感できます。ただ、モノを選ぶ楽しさより
数ある商品をそれぞれ把握して、取捨選択しなければならない面倒が上回ってきた
時代ともいえます。豊かな時代になったという実感を超え、一層、面倒で不幸な
時代に向かおうとしているような気がしてなりません。( これも私だけ ・・・ )


「後付けが得意」

”お客様のニーズにお応えした”
という言葉、本当は作り手・売り手が生き残りのため、ニーズ探しをしているだけの
ような気がします。過去あった商品の購買行動をデータ分析して、後付けでニーズ
を商品に組み込み改良を加えて商品化、そして、売れる品揃えと陳列を行うという
流れのような気がします。もちろん、そうした創意工夫が日本(日本人)の得意分野
だということは否定しませんが ・・・ 。


「薄っぺらい時代」

何かワクワクするような
新たな動きへの期待感が閉塞しています。経済や流通などビジネスの分野だけ
でなく、スポーツやエンタテインメント、あるいはサイエンス、もちろん政治も例外
ではありません。二者択一、三者択一を超え、星ほどある選択肢の中から自身に
見合うモノ、必要だと感じるモノを選ぶという作業は増加する一方です。情報の
氾濫、モノ余り、売れたら増産、売れなければ廃盤、という薄っぺらい時代です。
今の若者がワクワクできるはずもありません。


「失敗しないように ・・・」

結果として、
インディーズやアンダーグランドに向かう風潮が出来上がります。昔のように
選択肢がなく、モノが無い時代ならまだしも、今の時代にそうした流れを作るような
社会とはどうなのだろうか ・・・ 時代や社会が成熟すれば、成功したいという思い
より、失敗したくないという視点が広がることは事実です。企業にしろ、個人にしろ、
過去の成功例や失敗談をもとに、“失敗しない道” を選択して推し進めるのです。
しかし、それでは ・・・


「やりきれない時代」

先を見通す力(先見の明)も
過去のデータがベースです。データを信じて動くことが正解だと言い切ります。
政界(政治家)も同様です。国や地方のために何ができるかを考えるより、自身が
失脚しないためには、どうすればよいか(どの党で、どの人の考えに賛同するか)
考えて行動する(過去のデータで動く) ・・・ すべては、保身でしかありません。一般
民衆はその様子を見ながら取捨選択しなければならない時代 ・・・ やりきれなさが
蔓延します。


「誰の責任?」

さて、今の薄っぺらい社会、
チャラチャラした今の一部の若者の責任なのでしょうか ・・・ ?
それとも、昔、大した選択もせず生きてきたくせに、結果として
勝ち残った多くの大人(大人のフリした大人)の責任なのでしょうか ・・・ ?



■ 造形憧憬 ■

他人の
“シコウ” ではなく

自身の
“シコウ” を信じて

モノを考え モノを作り
そして モノを世に出す

そんな “シコウ” が
必ず時代を動かすはず。


第五大成丸


刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史

2009年06月22日 | 造形憧憬




「テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル」

手がけた殺人事件124件、昭和に実在した 「鬼の刑事」 の物語を
主演 「渡辺 謙」 でドラマ化して、二夜 [6/20(土)・21(日)] 連続で放送されました。

新聞記者 岩瀬(小泉孝太郎)とカメラマン 吉崎(相武紗季)が
退官した元刑事の平塚八兵衛(渡辺 謙)の自宅で、平塚が手掛けた昭和の
大事件の内容や感想をインタビューする中で、回想していくというストーリー


「昭和な息遣いと豪華キャスト」

私は昔のワンパターンな2時間サスペンスドラマが意外と好きなのですが、
若い俳優が主演するような最新のテレビドラマには全く興味が湧きません。
この作品は、実話を元にした事件(刑事もの)ドラマでリアリティーがある一方で、
昭和の色合いが醸す描写や表現も多々ありました。そして何といっても、
昭和を跨いできた名俳優がこれでもかというほど脇役で登場して惜しげもなく
それぞれの役柄を演じる ・・・ その百戦錬磨の俳優陣の中で主役を張っている
「渡辺 謙」 という俳優の “良さ” を素直に感じ、引き込まれた2日間でした。


「平塚八兵衛とは」

“捜査の神様” とまで呼ばれた、昭和を代表する実在の名刑事 「平塚八兵衛」 は
“落としの八兵衛” “ケンカ八兵衛” “鬼の八兵衛” などの異名を持ち、数多くの
テレビドラマでも刑事のモデルとなってきた人物のようです。戦後日本の犯罪捜査
の最前線に立ち、『帝銀事件』 『下山事件』 『吉展ちゃん事件』 『三億円事件』 など、
事件史に残る大事件の多くを担当し、巡査から巡査部長・警部補・警部・警視 と
すべて無試験で昇進されたようです。帝銀事件で 「警察功労章」、吉展ちゃん事件
で 「警察功績章」 を受章しています。


「一人の刑事の生きざま」

物語の主人公、平塚八兵衛が最も活躍したのは 「吉展ちゃん事件」 でした。
社会現象にもなった戦後最大の誘拐事件で、上層部が捜査の打ち切りを決定する
中、八兵衛は上司の命令に背いてまで取調べを続け、期日ギリギリで犯人を自白に
追い込んで事件解決に結びつけています。何気ない犯人の一言から矛盾点を探し、
そこから犯人を畳み込む展開が、現在の刑事ドラマの原点になっているようです。
戦後の暗澹たる時代から立ち直った日本ですが、その歩みとともに時代を象徴する
ような事件も数多く生まれてきました。この作品は変わってゆく時代に生きながらも、
変わることのない一人の刑事の生きざまを描いた人間ドキュメントであると同時に、
戦後事件史の裏面でもあると解説があります。





「キャスト」

・ 平塚八兵衛 (警視庁捜査一課刑事) : 渡辺 謙
・ 石崎隆二 (警視庁捜査一課刑事) : 高橋克実
・ 草間毅彦 (警視庁捜査一課刑事) : 山本耕史
・ 尾藤和則 (警視庁捜査一課課長代理) : 大杉 漣
・ 加山新蔵 (警視庁捜査一課主任) : 柴田恭平
・ 平塚つね (八兵衛の妻) : 原田美枝子
・ 平沢貞道 (帝銀事件の容疑者) : 榎木孝明
・ 平沢咲子 (貞道の娘) : 木村多江
・ 森川剛三 (警備員殺人事件の容疑者) : 杉本哲太
・ 森川八重子 (剛三の妻) : 余貴美子
・ 小原 保 (吉展ちゃん誘拐殺人事件の容疑者) : 萩原聖人
・ 岩瀬厚一郎 (産政新聞社社会部記者) : 小泉孝太郎
・ 吉崎真由 (産政新聞カメラマン) : 相武紗季
・ 宅麻 伸 ・ 永島敏行 ・ 小野武彦 ・ 大和田伸也 ・ 平泉 成
・ 梨本謙次郎 ・ 宍戸 開 ・ 大杉 漣 ・ 中西良太 ・ 升 毅 ・ 鳥越俊太郎
・ 長門裕之 ・ 佐々木すみ江 ・ 根岸希衣 ・ 池内博之 ・ 浅野和之
・ 渡辺 哲 ・ 山田明郷 ・ 大高洋夫 ・ 六平直政 ・ 矢島健一 ・ 中原丈雄
・ 深水三章 ・ 菅原大吉 ・ 浜田 学 ・ 歌澤寅右衛門 ・ 半海一晃
・ 六角精児 ・ 岩崎加根子 ・ 大森暁美 ・ 中島ひろ子 ・ 野村宏伸
・ デビット伊東 ・ 長谷川朝晴 ・ 竹内晶子 ・ 相馬一之 ・ 朝加真由美
・ 松澤一之 ・ 山本龍二 ・ 星井七瀬 ・ 芦川 誠 ・ 根岸季衣 ・ 森次晃嗣
・ 西沢仁太 ・ 杉山文雄 ・ 立原麻衣 ・ 花原照子 ・ 山崎大輔 ・崎山 凛
・ 寺井文孝 ・ 勢 至郎 ・ 大西耕治 ・ 岸端正浩 ・ 高橋光宏 ・ 上岡紘子
・ 伊藤正之 ・ 加門 良 ・ 坂田雅彦 ・ 牧村泉三郎 ・ 渥美 博


「スタッフ」

・ 脚本 : 長坂秀佳 吉本昌弘
・ 監督 : 石橋 冠

 『刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史』 (佐々木嘉信 著)





「第一夜」

昭和50年10月、
新聞記者 岩瀬厚一郎(小泉孝太郎)と新米カメラマンの吉崎真由(相武紗季)は、
緊張の面持ちで一人の初老の男の背中を見つめていた。この男こそが 「落しの
八兵衛」 「ケンカ八兵衛」 「鬼の八兵衛」 など数々の異名を持ち、「捜査の神様」
とまで呼ばれた名刑事 平塚八兵衛(渡辺謙)であった。

戦後間もない日本を震撼させた 「帝銀事件」、科学捜査の信憑性が問われた
「警備員殺人事件」、そして、戦後最大の誘拐事件と言われている「吉展ちゃん
誘拐事件」。それらの事件の捜査に文字通り体ごとぶつかり、解決に心血を注いだ
八兵衛だったが、9ヶ月前、「三億円事件」の時効成立を前に突然、退官した。
波乱に満ちたその刑事人生を振り返ってもらおうとした岩瀬だが、八兵衛は背を
向けたままだった。

「俺たちにはよ、100点か0点かしかねえんだよ。80点とか90点とか、そういう中途
半端な点数は俺たち刑事(デカ)にはねえんだよ……」。希代の名刑事と呼ばれた
男の生きざまとは、いったいどのようなものだったのか。

八兵衛が刑事になって9年目にその事件は起きた。
昭和23年1月26日、帝国銀行椎名町支店で東京都防疫班の名を騙った男が
行員に毒を飲ませ、現金を盗むという事件が発生。いわゆる「帝銀事件」である。
八兵衛は当時の捜査の主流だった聞き込みを中心とする 「地取り」 ではなく、犯人
が残した名刺を徹底的に調査することを主張。それが上司の反感を買い 「名刺班」
という閑職部署に配置されてしまう。しかし、名刺班のメンバーと協力して配られた
名刺の行方を徹底的に洗い直し、最終的に容疑者である平沢貞道(榎木孝明)の
逮捕に多大な貢献をするのであった。

昭和33年9月11日、
銀座そごうデパートの倉庫で警備員が刃物で刺され死亡する事件。捜査に当たった
八兵衛は現場に残された二つの湯飲み茶碗から顔見知りの犯行と断定。当日、
会社を休んでいた運送会社の運転手、森川剛三(杉本哲太)と影山五郎(宍戸開)
に詳しい事情を聞く。事件の夜、妻の看病をしていたという森川に対し、影山には
アリバイがなかった。誰もが影山を疑う中、八兵衛はただ一人 “影山はシロ” という
自分の直感に従い、相棒の石崎(高橋克実)と共に捜査を継続。防水加工を施した
レインコートに付着した血液を洗い流す実験で科学捜査の盲点を指摘すると共に、
森川の偽証に加担した妻 八重子(余貴美子)の自白を引き出し、事件を解決へと
導いた。

昭和38年3月31日、
東京都台東区の公園で当時4歳になる男の子、吉展(よしのぶ)ちゃんが何者かに
誘拐される。これが戦後最大の誘拐事件といわれた「吉展ちゃん誘拐事件」である。
警察は捜査本部を設立し逮捕に全力を注ぐが、犯人に身代金を奪われるという
失態を演じ、それ以降、犯人からの連絡は途絶えてしまう。事件から2年後、捜査
本部に招集された八兵衛は容疑者リストの中にあった小原保(萩原聖人)という
一人の男に目をつける。“いいか八兵衛、難しいぞ……引き時を誤るとおまえのクビ
だけじゃ済まなくなる” と八兵衛を気づかい、そうアドバイスする加山(柴田恭兵)。
はたして彼の言葉の意味とは……。

取調室から出て来る小原、その姿を黙ってじっと見つめる八兵衛。
“正直怖くなった……なんだか分かんねえけど、怖くなったんだよ……この時から、
小原との戦いは始まった……”。

(テレビ朝日HPより抜粋)





「第二夜」

「吉展ちゃん誘拐事件」 の容疑者として小原保(萩原聖人)を洗い直すことになった
八兵衛(渡辺謙)は、小原のアリバイを崩すために石崎(高橋克実)と共に小原の
故郷である福島へと向かう。犯行当日と最初の脅迫電話があった日、小原は福島
で複数の人間によって目撃されていたからだ。しかし、八兵衛たちの綿密な捜査に
より、次第に小原のアリバイが崩れていく。

“このたびは保がご迷惑をおかけすて申し訳ごぜえません ・・・ 保を産んだオラを
許して下せえ ・・・ どうか、どうか ・・・” 最後に訪ねた小原の実家で聞いた母トク
の悲痛な叫びに胸を締めつけられ東京に戻った八兵衛。だが、課長代理の尾藤
(大杉漣)から取り調べに残された期間はわずか10日間であることを告げられる。
八兵衛は改めて小原に関する情報をどんなに些細なことでも頭の中に叩き込み、
取り調べに備える。

小原の取り調べが始まった。あくまでも自分は何もしていないとのらりくらり証言を
はぐらかす小原。少しずつ焦りと疲労が募っていく。結局、期限の10日を過ぎても
小原は自白をすることはなかった。翌日、小原の声紋鑑定をするために彼の声を
録音せよとの命令が下る。雑談の中で緊張感が薄れた小原はふと、2年前、日暮里
で起こった大火事を山手線の中から見たと口を滑らす。あきらめかけていた八兵衛
だったが、そのひと言を聞き逃しはしなかった。もしそれが本当なら最初の脅迫電話
があった日、小原は福島ではなく東京にいたことになるからだ。

これまでに調べたアリバイの矛盾点を一気に叩き付ける八兵衛。 “おっ母さんの
ためだろ・・・おふくろに申し訳ねえと思ってるんだよおめえ・・・だけどよ、保、おめえ
間違ってるよ・・・罪を認めて、まっとうな真人間になることだけが、おまえに残された
道なんだよ・・・”。そう言って八兵衛は、涙をこぼした。“・・・ やりました ・・・ 誘拐して
・・・ 僕が ・・・ お金を ・・・”。小原は泣き崩れ犯行を自供。こうして事件は解決した
のであった。

吉展ちゃん誘拐事件解決から間もなく、苦楽を共にした盟友 石崎が病に倒れる。
“どんな事件(ヤマ)かな。次におまえらと組むのは ・・・” 見舞いに来た八兵衛と
草間(山本耕史)に笑いかける石崎。しかし、吉展ちゃん誘拐事件の警察功績賞が
贈られた半年後、石崎は帰らぬ人となった。

昭和43年12月10日、
東京都府中市で三億円を積んだ銀行の現金輸送車が白バイ警官を装った男に
車ごと強奪されてしまう。日本の犯罪史に残る大事件 「三億円事件」 である。
証拠品や目撃情報はたくさん寄せられるものの、なかなか進展しない捜査状況を
打開すべく呼び出された八兵衛。犯行当日は豪雨で、目撃者がヘルメット姿の
犯人の顔をはっきりと見たかどうか疑わしく、八兵衛は錯綜する膨大な目撃情報が
逆に捜査の妨げになると判断し、手配中のポスターから犯人のモンタージュ写真を
外すことを提案する。しかし、既にデータ重視の近代捜査の波は否応無しに押し
寄せていた。

“時代がどんなに変わってもな、事件を起こしてるのは人間なんだよ!”
“だからその人間が変わったんです!”
かつて小原保の取り調べで苦楽を共にした草間が叫ぶ。最後まで自分のやり方を
貫こうとする八兵衛の眼は決して輝きを失わなかったが、時効を9ヶ月後に控え、
八兵衛はあれほどまでにこだわり続けた現場を自ら去っていった ・・・ 。

岩瀬(小泉孝太郎)と真由(相武紗季)と共に福島を訪れ、ある墓に案内された
八兵衛は、墓の横にある土盛りを見つめる。それこそがあの小原保の遺骨が埋め
られている場所だった。“私は真人間になって死んでいきます。” 八兵衛が三億円
事件を捜査している途中、その言葉を残して彼は刑に服し、この世を去っていった。
“そうか ・・・ 母ちゃんと一緒に入れてもらえなかったんだな ・・・ 悪かったな ・・・
すぐ来てやれなくて悪かったな ・・・ 悪かったな ・・・。” そう言って土盛りに顔を
埋める八兵衛。だが、彼はすぐさま立ち上がると、そのまま黙々と歩いていく。

人の想い、時の流れ ・・・ すべてを受け止めて進むその後ろ姿には、
希代の名刑事 平塚八兵衛の生きざまがしっかりと刻み込まれていた。

(テレビ朝日HPより抜粋)



■ 造形憧憬 ■

漫然と作ること、何となく出来ること
これらを最終目的にしているうちは
大した仕上がりは期待できないもの

この最終形で、こんな感動を ・・・
求める結果がハッキリしていれば
自ずと仕上がりは期待できるもの

確かに、プロセスも大事である
ただ、最終形を持たないプロセスは
いつまで経っても “経過” でしかない

それでは 「満足」 も 「感動」 もない


第五大成丸


続 ロールケーキフリークではないのですが ・・・

2009年05月01日 | 造形憧憬




「ある焼肉用のタレを求めて・・・」

まあ、そんな大層なものではないのですが、以前、たまたま買ったタレが万能で
使いやすかったので、買ったであろうスーパーに行き陳列棚を何度も確認しました。
ですが、目当ての商品は無く ・・・ 違うスーパーだったのか、ひょっとして百貨店の
売場だったのかと、あちこち彷徨うハメになってしまいました。
( 一度気になると、意固地になって動きがアナログになる傾向があるようです )


「できたてのロールケーキ」

結局、5軒ほど廻りましたがタレは見つからず、最後に某百貨店の地下食料品
売場へ向かいます。入口すぐのところで、赤い紙袋に入った何かを売っています。
近づいてみると、それはロールケーキでした。“100本限定!” とか ・・・ よく見ると、
高槻の 『ROLL』 の 「できたてのロールケーキ」 ではありませんか!“焼肉のタレは
あきらめてロールケーキ買って帰ろうや!” と誰かが囁いたような ・・・ (笑)。

先日、「堂島ロール」 を食べた時、このロールケーキが食べたくなり、高槻方面へ
行ったら買ってこようと話していたばかりだったのです。数年前からロールケーキ
を買うようになったのは、このロールケーキを食べたのがキッカケだったからです。
迷わず、1本ご購入です!美味しいロールケーキが増えています。しかし、価格も
含め、毎日食べたくなる(食べられる)のはどれ?と言われれば、このロールケーキ
に私は一票を投じると思います。“素朴だけど濃厚でバランスの良いケーキ” です。

最近、ほとんどの人気店は、1本1,000円超えの価格帯がベースとなっています。
少々、“ロールケーキバブル” ではないかと感じることがあります。しかし、この
お店のベース商品は、まだ 800円台(860円/ホワイト・ココア)です。近所あれば、
とても嬉しいお店かもしれませんね。



■ 造形憧憬 ■

“おいしい” と “おいしくない” を
基準に評価するなら楽なのだろう

しかし、“どのおいしい” が本当に
“おいしい” のか? ・・・ というような
域で評価するのは難しいものだ

個の主観を他人に押し付けるような
評価表現は避けなければならない
特に、その道のプロほど ・・・ 。

第五大成丸


ロールケーキフリークではないのですが ・・・

2009年04月27日 | 造形憧憬




「根強い人気のRC」

ちょっと甘いものから遠ざかっていましたので、久々にケーキでも ・・・
四ツ橋筋を北へ向かうと堂島川に架かっている橋の上、交番の前あたりには
数人の行列が ・・・ そうです!これは 「堂島ロール」 を買うために並んでいる
お客様の列なのです。一時と比べると多少は落ち着いたのかもしれませんが、
それでも根強い人気のロールケーキです。


「頭より足を使え!・・・?」

その堂島本店を通り過ぎます。並んで待つのが苦手な私は、駄目元で、支店の
肥後橋店にルミオンを走らせます。ラッキーです!「堂島ロール」 が1本残ってい
ました。包装を待つ間にも、店内には何人ものお客様が訪れます。スタッフの方が
“只今、売り切れました!次の焼き上がりに ・・・” と対応されます。最後の1個
というのは、少し気が引けるものです。特に、“オッサン” の場合は ・・・ 。





「貪食細胞の活動?」

ここのロールケーキ、ブレイクする前には2度ほど食べたことがあったのですが、
ふと目にした行列が、私の中にある “デザート貪食細胞” の活動を刺激し、抑制が
利かなくなり久々の購入となりました。( 何と、誘惑に弱い細胞なのでしょうか ・・・ )


「QSCの維持」

メディアで紹介されることが増え、一層、人気に拍車が掛かっているようですので、
商品の製造量や出店も加速しているのではないでしょうか。そうなると、心配になる
のは、QSCレベルの維持です。私の印象は、味も接客も以前を下回るものではなく、
“リファインされている” という意味では、レベルアップしているという評価や感想を
持つ方も多いのではないかと思います。
( 個人的には、味はシンプルで好きな部類です。ただ、対面販売カラーは ・・・ )


「宇宙戦艦ヤマトに ・・・」

偶々、上娘の誕生日(本人が帰ってくるかどうかはわかりませんが!)だったので、
苺をデコレーションした小さなスクエア(約13cm角)のケーキも一緒に購入しました。
お陰様で、今後さらに強気で攻め込んでくるであろう 「メタボリックシンドローム」 へ
の対策が必要です。その前に、また 「GOUT」 がやってくるかもしれませんが ・・・ 。
( BMI数値を破壊できる波動砲でもあれば、このカラダに撃ち込んでやるのに!? )



■ 造形憧憬 ■

色や形がいかに大切か
趣味趣向の域ほどそう感じる
食べるものも同様である

ちょっとくらい形が悪くても
お腹を満たすだけなら
許されることもあるだろう

しかし、色が少し悪いだけでも
頭や心を満たしたいシーンでは
まず選択されることは無くなった

厳しいのではなく
そういうニーズの中で皆が
暮らしている時代なのである

第五大成丸


カローラルミオン 満1歳です。

2009年04月01日 | 造形憧憬


■■■■■ COROLLA RUMION 1.8S AEROTOURER “Chocolate” ■■■■■


「もう1年経ったのか ・・・」

早いもので、
ルミオンに乗り換えて、もう1年が経過してしまいました(納車からちょうど1年経過)。
先日、ディーラーで 12ヶ月(1年)点検 を受けました。状態はすこぶる良好!です。





「燃費が ・・・」

これといって悪いところはないのですが、強いて言えば 「燃費」 が良くありません。
メーカー記載の 「10・15モード燃費(国土交通省審査値)」 は、『15.4 ㎞/ℓ』 ですが、
myルミオンは、「10 ㎞/ℓ」 にも達しておりません。「10モード(市街地)燃費」 だと
平均しても 「9 ㎞/ℓ」 を切っています。私に似て浪費グセがあるのでしょうか ・・・ ?
( たぶん、計算間違いだとは思いますが ・・・ )

最新の燃費計測では、7.8㎞/ℓ でした。この数値にはちょっと参りますねぇ~。
「エコ替え」 でエスティマからこのルミオンに乗り換えたことを考えれば痛い!
色々原因はあるのでしょうが、ハッキリしていることが3つあります。

[1] ホール&タイヤ
  ( 195/65R15 ⇒ 225/45R18 と、3インチアップで 重量と抵抗が増加している )
[2] チルト&スライド電動式ムーンルーフ
  ( オプションで装着したムーンルーフは +10kg の加重です )
[3] 私自身の体重
  ( 常に助手席に誰か乗っけてる計算で、これが一番厄介! ・・・ ??? )

「ホイール&タイヤ」 は、
エスティマからスライドして使用しています。まさかこのサイズは入らないと思って
いたのですが、意外とルミオンは履けるクルマなのです。クリアランスはエスティマ
とほぼ同じサイズです。ということで、入ってしまったので履かせた結果、見た目は
綺麗でカッコいいのですが、燃費を圧迫する結果となってしまいました。

「ムーンルーフ」 は、
エスティマの時には、燃費を考えてオプション発注しなかったのですが、今回、この
ルミオンには、ディーラーのショールームで運転席に乗った時から付けることは決め
ていました。室内空間自体は広めで圧迫感はさほどないのですが、エスティマなどと
比べると、フロントガラスが垂直に近く、極端に面積が狭いのです。また、サイドドア
のパネル部分が高く、ガラス面が小さいため、気になりだすと気になってしまいます。
シャシーにほとんど膨らみがありませんし、箱形ボディの強度をカバーする為なのか、
ピラーの幅が広目です。特にAピラーが、サイドではなくフロント面に並行して付いて
いますので、視界が狭くなります。特に、信号待ちの時など停止線付近に止まると
前の信号機が見えないことがあります。そんな時の為とは言いませんが、ムーン
ルーフを開くと、圧迫感と視界の悪さが軽減されます。ルミオンにはおすすめです!

「私の体重」 に関しましては、
常に世間に逆らって生きております私は、現在、世間では飽き足らず、
月の引力に大いに逆らっているところなのです ・・・ 。そっとしておいてください!

※ [4] つ目の候補は、
自宅周辺のアップダウンの多さです。○○丘や○○台という名前がつく住所の
多い北摂地域では、幹線道路に出るまで急な上り坂や下り坂がたくさんあります。
ECOドライブ走行など とても とても ・・・





「このクルマの存在感」

ルミオンは、このクラスではピカイチの存在感だと感じます。
“何者かわからない怖さ” ・・・ まあ、そこまでは無いにせよ、独特のスタイルと
フォルムは、間違いなく人の目を引きます。対向車のドライバーがフロント部分を
凝視して “どこの何ちゅうクルマ?” と言いたげに、私を睨みつけてくることも
しばしば ・・・ 。しかし、“このクルマが欲しい!” と思う人は少ないと思いますよ。
何故なら、中途半端で安心感やお得感がほとんど無いクルマなのですから ・・・ 。
( 私はそこが良くて買いましたが ・・・ )


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◆ 10・15モード燃費 - Wikipediaより抜粋 ◆

【 10モード燃費測定 】
 ・ アイドリング状態 (20秒)
 ・ 20km/hまで加速する (7秒)
 ・ 20km/hをキープして走行 (15秒)
 ・ 20km/hから減速して停止 (7秒)
 ・ アイドリング状態 (16秒)
 ・ 40km/hまで加速する (14秒)
 ・ 40km/hをキープして走行 (15秒)
 ・ 40km/hから20km/hまで減速 (10秒)
 ・ 20km/hから40km/hまで加速 (12秒)
 ・ 40km/hから減速して停止 (17秒)

【 15モード燃費測定 】
 ・ アイドリング状態 (65秒)
 ・ 50km/hまで加速する (18秒)
 ・ 50km/hをキープして走行 (12秒)
 ・ 40km/hに減速して走行 (4秒)
 ・ アクセルをオフにした状態 (4秒)
 ・ 40km/hから60km/hまで加速 (16秒)
 ・ 60km/hをキープして走行 (10秒)
 ・ 60km/hから70km/hまで加速 (11秒)
 ・ 70km/hをキープして走行 (10秒)
 ・ 70km/hから50km/hまで減速 (10秒)
 ・ 50km/hをキープして走行 (4秒)
 ・ 50km/hから70km/hまで加速 (22秒)
 ・ 70km/hをキープして走行 (5秒)
 ・ 70km/hから減速して停止 (30秒)
 ・ アイドリング状態 (10秒)

 上記10モードでの測定3回、15モードでの測定1回の結果から算出される。

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■ 造形憧憬 ■

損得だけで物事を見る方には
おすすめできないクルマかもしれない
乗り道具としてクルマをお求めなら
やはり、おすすめできないでしょうね
“このクルマ、何やおもろそぉ~やん!”
って方は、是非、お求めください

第五大成丸


映画三昧がDVD3本立てに ・・・

2009年03月09日 | 造形憧憬




「映画三昧? ・・・ DVD3枚!」

先日、
TSUTAYA から “あなたへのラッキープレゼント!「レンタル半額」”  のハガキが
届いていました。期限付きのイベント(約1ヶ月、期間中何度でも有効)のようです。
Tカードは家族全員が持っているのですが、案内は私にだけ来たようです。
( 娘が “誰かさんがお金無いんビデオ屋さん知ってるんちゃう?” ・・・ まさか! )

週末、
娘に言われたことが気になりつつも TSUTAYA へ行き、映画館へ行けなかった
ものの中で、観ておきたい作品を物色しました。あれこれ探しているうちに、どうも
新作が気になりだしました。私は何を勘違いしたのか、新作3本と準新作2本を
手に取りカウンターへ ・・・ 「新作」 は、何と通常料金でレジに打ち込まれている
ではないですか ・・・

“オッと!”
と思わず言ってしまいましたが、その時点でキャンセルするのもカッコ悪いと思い、
そのまま料金を支払って店の外へ ・・・ すぐさま、その割引カードを見直します。
半額対象は 「旧作DVD/ビデオ/CDアルバム」 と、シッカリ表示されていました。
冷静に考えれば ・・・ 当たり前ですよね。( あ~ぁ、ほんま情けない! )

帰宅して
そのことを家族に説明して “ほんまに 「弱り目に祟り目」 や!” と私がわめくと、
またしても娘から、“それって、「自業自得」 の方が近いんちゃうの!” と ・・・ 。
その通りです。私の今の状況(仕事もプライベートも)は、不運が重なっているという
外的な要因ではなく、ほとんどが “自分で蒔いた種” であり、自身の行動結果です。
最近の自分の思考や行動を冷静に振り返ると、確かに、先を考えた行動ができて
おらず、ここ一番の集中力や注意力も低下していることに気づきます。( ヤバい! )

金曜土曜と、
時間がなくてDVD鑑賞ができませんでした。まさかの返却期限の昨日(日曜)、
朝から 「3本立て(昔の映画館みたい)」 で家に “缶詰” でした。自業自得とはいえ、
「映画三昧」 ならぬ 「DVD3本立て」 で、苛酷な Bad Sunday となりました ・・・ 。


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■ ウォンテッド(WANTED) ■









 ◇ 監督 : ティルーム・マクマンベトフ
 ◆ 出演 : ジェームス・マカヴォイ
         アンジェリーナ・ジョリー
         モーガン・フリーマン
         テレンス・スタンプ
         トーマス・クレッチマン
         コモン
         マーク・ウォーレン


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■ イーグル・アイ ■





 ◇ 監督 : D・J・カルーソー
 ◆ 出演 : シャイア・ラブーフ
         ミシェル・モナハン
         ロザリオ・ドーソン
         ビリー・ボブ・ソーントン
         イーザン・エンブリー
 ◇ 製作総指揮・原案 : スティーヴン・スピルバーグ


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■ Mr.ブルックス ~完璧なる殺人鬼~ ■





 ◇ 監督・脚本 : ブルース・A・エヴァンス
 ◆ 出演 : ケビン・コスナー
         デミ・ムーア
         デイン・クック
         ウィリアム・ハート
         マージ・ヘルゲンバーガー
         ダニエル・バナベイカー
         レイコ・エイルスワース


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「造形憧憬」

映画は
原作があり、監督がいて
俳優の良し悪しが合わさり
秀作になるのかもしれない

また、
少なからず時代を映す
役割も託されているもので
その変遷も見逃せない

ただ、
私は色褪せない作品が好きだ
そんな良き映画に出会いたい

第五大成丸


デジタルの恩恵と弊害

2009年03月06日 | 造形憧憬




「BS・地デジチューナーが ・・・」

今年の初め頃から、BSや地デジの調子(映り)が良くありませんでした。
リモコンのスイッチを入れると一瞬映って直ぐに消えるのです。数秒後、また一瞬
映って消える ・・・ これを2~3回繰り返して何とか映り出します。マンション屋上の
共同アンテナのせいだと思っていました。(風雨の時、映りが悪くなることがある)
しかし、その点いたり消えたりする回数が増し、ついに、先日まったく反応しなく
なってしまったのです。(アナログは何事も無いように映ってましたが ・・・)

同じマンションの方に聞いても、そういう現象はないとのこと ・・・ 結局、購入した
家電店の補償期間も過ぎていましたので、直接メーカーに電話して修理の依頼を
しました。ただ、修理に出して勝手に使える部品を交換されたり、“修理不能で買い
替えが必要” なんて言われるのも面白くないので、出張費はいくらか掛かりますが、
サービスマンに来てもらうことにしました。

サービスマンがやって来ました。
60代前半のオジサンです。まず、私が症状を説明しかけたのですが、その説明が
終わらないうちに “あ~、たぶん基板やと思いますわ” と一言。そして、おもむろに
携帯電話で何か打ち始めました。数分後、“基板を交換して2万5千円ほど掛かり
まっけど宜しいでっか?” と一言。私は “それ以外に方法ありますぅ?” と少々怪訝
な顔をして返したところ、オジサンは、基板の悪いところだけ修理するのは難しく、
余計に費用が掛かるので、今のデジタル部品は交換するのが一番安く済むといった
内容を慣れた口調で語り出しました。

あれこれ言い合っても、私はその筋のプロではないので埒が明きません。
ここはオジサンを信用して任せるしかありません。“お願いしますわ” と私が言い
終わるやいなや、チューナーに付いているラインをすべて外して分解を始めました。
たぶん、10分ほどで基板の交換は終わり、オジサンはすべてのチャンネルを選曲
しながらチェックをし終えたようです。“これでいけると思います。また、同じように
調子が悪うなったら、3ヶ月以内やったら ・・・” と説明を終え、涼しげな顔をして
帰ろうとした時、またもや “プチッ” と音がして映像が途切れ真黒な画面に ・・・ 。

オジサン焦っているかと思いきや、意外と冷静に “ちょっとクルマに行って、すぐ
戻ってきますわ” とわが家を一旦出て行きました。数分後、同型のチューナーを
小脇に抱えて戻ってきました。“今日、これ持って帰りますわ。代替品を置いとき
ます。修理できたらまた連絡しますわ” と言い、修理品を繋いでそそくさと帰って
行きました。私は唖然としました。そして、それから10日以上も過ぎた昨日、ようやく
オジサンから電話があり、“直ってきましたので、今日持って行きますわ” と ・・・ 。
(“直ってきました” ということは、どこかの修理センターに出していたのでしょうね)

結局、プラズマテレビの外付けのチューナー(地上・BS・110度CSデジタル対応)の
 「デジタルの電子回路基板」 が悪かったのですが、サービスマンは、その完成部品
を交換するだけの作業しかできないということです。オジサンが悪い(レベルが低い)
のではなく、そういう構造(仕組み)ですべてが成り立っているということです。今の
家電はほとんどがそうなのでしょうね。極め付きはパソコンかもしれません。システム
上のトラブルを解決したりサポートしてくれる業者はたくさんあるのですが、修理を
行える業者は少ないです。というか、メーカーに出さなければ直らない(触れない)
部分やパーツが多いのかもしれませんね ・・・ 。





「デジタルの恩恵と弊害」

実は、このVAIOも基板(マザーボード)がやられています。昨年末に一度、購入した
PCショップに持って行きました。「パソコンの修理は当店におまかせください!」 と
いう打ち出しを見て、そのショップで購入したのですが ・・・ ここでも、やはり “たぶん
基板やと思いますわ。メーカーに送って修理依頼しますんで、2~3週間、費用は5万
~7万円は掛かると思いますけどいいですか?” と当たり前のように言われました。

“何とかなりません? おたく 「修理OK!」 って大きく書いてますやん ・・・!” と
一応抵抗しましたが、“原因がハッキリしないものはうちで修理できないんですよ”
とアッサリ断られました。“まあ、自分で部品買って修理するのは自由ですよ” と
言いたげな様子でしたが、こちらからすれば、非常に理不尽な気分になったことは
言うまでもありません。

それでも納得できず、少し話のわかりそうなスタッフをつかまえて、事情を説明し
“何かええ方法ないの?” と聞くと、“たぶん、埃が原因で負荷が掛かっていると
思いますから、エアを入れてクリーニングしてみたら、多少、異音だけは収まるかも
しれませんよ” と答えが返ってきました。3,000円で分解してクリーニングしてくれる
というのでお願いしました。(少しマシにはなりましたが、基本的にはアウトです)

しかし、それから3ヶ月が経過しました。今以上悪くなれば修理に ・・・ と思いつつ、
何とか動いてくれています。ただ、大きな異音がする度にPC裏側の吸気口から
エアを注入して、まるで歯痛の痛み止めを飲むような状態で誤魔化していますので、
「エアダスター(ほこり飛ばしクリーナー)」 が手離せなくなりました。毎日、冷や冷や
しながらPCを触っております。巷では、PCが無ければ大変(仕事にならない)という
方も多いはずです。私はそこまではありませんが、それでもいくらかはデジタルの
恩恵を受けていることは間違いありません。

ちなみに、チューナーの修理費は、

 技術料  7,300円
 部品代  15,000円
 出張料  2,200円
 消費税  1,225円  計 25,725円 

でした。家電とPCの部品代の違いは、部品の精密さ?小ささ?複雑さ?それとも、
再利用可能部品の多さ? ・・・ オジサン曰く、“パソコンは知らんけど、家電は
部品サラに付け変えたら、古い(故障)部品は持って帰って、使えるパーツは取って
再利用しまっせ!” とのことです。また、家電で高い修理費を請求すると家電自体が
売れなくなるので、PCに比べれば費用を抑えているとかいないとか ・・・ ???

人は一度、楽(便利を享受)すると元には戻れないものです。すべてがデジタルな
方向に世の中が進んでいるのですが、これって本当に正しいのでしょうか?
何か、大きな間違いを起こしているような気もします。ただやはり、一度享受した
便利さ(楽さ)は捨てられないものですよね。どうしようもないですね人間は ・・・ 。



「造形憧憬」

英知の末の便利さや恩恵を
有りがたく思い感謝する一方で
どこか罪悪感のような気分も
少しは存在しているかもしれない
なぜなら、自身が苦労して得た
便利さや恩恵ではないから ・・・

第五大成丸


20世紀少年 -第2章- 最後の希望

2009年03月03日 | 造形憧憬




「20世紀少年」

第2章は劇場へ観に行きました。( たいへん空いておりました )
「おくりびと」 がアカデミー賞(外国語映画賞)を受賞したすぐあとだったことも
あってか、「おくりびと」 は大盛況の様子でしたが、その他の映画は ・・・・

 
 

「- 第2章 - 最後の希望」

 2015年、歴史では、2000年に起った細菌兵器をまき散らす巨大ロボットによる
人類滅亡計画 “血の大みそか” は、悪魔のテロリスト・ケンヂとその仲間が
行ったものとされていた。それを阻止した “ともだち” は、世界の救世主と
崇められていた。“ともだち” は、「まもなく人類は終わりを迎えます。私を信じ、
私とある者だけが救われます」 と予言を広める。


 ケンヂおじちゃんは、絶対に逃げたりしなかった

 ケンヂの姪カンナは高校生に成長。行方不明のケンヂに代わり、ユキジに面倒
を見てもらっている。“血の大みそか” の真相を知っているカンナは、学校で習う
歴史に憤りを覚えている。高校に通いながら新宿・歌舞伎町の中華料理店でバイト
をしているカンナは、ある時、“ともだち” の重要な情報を知ったため命を狙われて
いるニューハーフのブリトニーをかくまうことになる。その捜査で知り合った新米
刑事の蝶野もカンナを信じ、協力を申し出る。

 しかし、“ともだち” 中心の国家に反抗するカンナは、高校では問題児扱いされ、
ついには “ともだちランド” での研修を命じられる。“ともだちランド” とは、社会の
ルールからはみ出した人間を矯正するための施設だ。同級生の小泉響子と共に、
“ともだちランド” に入ったカンナは、成績優秀者だけが行くことのできるボーナス
ステージに進む。そこには、ケンヂたちのこども時代1971年のバーチャル世界が
広がっていた。カンナは小学校の理科室、小泉はその屋上で “ともだち” の真相に
近づいていく。

 一方、“血の大みそか” 以来、散り散りになっている秘密基地のメンバーたちは、
それぞれ密かに闘いを続けていた。海ほたる刑務所に幽閉されていたオッチョは
脱獄をはかり、ヨシツネは集団を率いて潜伏、マルオはある人物の元に身を寄せ、
時を待っていた。そして、モンちゃんは独自の調査で 「しんよげんの書」 の存在を
発見する。

 ヤマネ、サダキヨ ・・・・・、“ともだち” の正体を知る同級生たちが次々現れ、
こどもの頃の記憶を呼び覚ます。いったい誰が “ともだち” なのか ・・・ ?
やがて、世界最大の危険地帯と呼ばれる新宿・歌舞伎町に、“ともだち” が視察に
訪れることになった。折しもカンナは歌舞伎町の教会にいた。

 「しんよげんの書」 には 「2015ねん、しんじゅくのきょうかいで、きゅうせいしゅは、
せいぎのためにたちあがるが、あんさつされてしまう」 と書かれている。
 <救世主> とは誰なのか ・・・ ? そして、世界は ・・・ ?

                                   ( パンフレットより抜粋 )





「気になるキャスト」

第2章メインとも言える、遠藤カンナ役の 「平 愛梨(たいらあいり)」 さんの
キレのある立ち振る舞いや動きが非常に印象的でした。第1章のメインだった
ケンヂ役の 「唐沢寿明」 さんがほとんど登場しない展開で、大きな役割を見事に
果たしたように思います。他のキャストも皆、個性的で素晴らしかったのですが、
彼女以外で私が印象に残った俳優さんを挙げるとすれば、ホクロの巡査役の
「佐藤二朗」 さんでしょうか ・・・ 。 ( なかなかいいです!ハマリ役です。 )






「キャスト」

■ オッチョ (落合長治) : 豊川悦司  澤畠流星(幼少)
■ ユキジ (瀬戸口雪路) : 常盤貴子  松元環季(幼少)
■ 遠藤カンナ : 平 愛梨
■ ヨシツネ (皆本剛) : 香川照之  小倉史也(幼少)
■ サダキヨ (佐田清志) : ユースケ・サンタマリア 藤原 薫(幼少)
■ 蝶野将平 : 藤木直人
■ マルオ (丸尾道浩) : 石塚英彦  安岡壱哉(幼少)
■ モンちゃん (子門真明) : 宇梶剛士  矢野太一(幼少)
■ ヤマネ (山根昭夫) : 小日向文世  安彦統賀(幼少)
■ フクベエ (服部哲也) : 佐々木蔵之介  上原 陸(幼少)
■ 漫画家 角田 : 森山未來
■ 春 波夫 : 古田新太
■ 高須 : 小池栄子
■ 小泉響子 : 木南晴夏
■ 13番(田村マサオ) : ARATA
■ マライア : 前田 健
■ ブリトニー : 荒木宏文
■ 仁谷神父 : 六平直政
■ ホクロの巡査 : 佐藤二朗
■ 敷島ミカ : 片瀬那奈
■ ヤマさん : 光石 研
■ 七龍の店主 : 西村雅彦
■ 斉木刑事 : 西村和彦
■ 漫画家 金子 : 手塚とおる
■ 漫画家 氏木 : 田鍋謙一郎
■ カンナの担任教師 : 甲本雅裕
■ 東野刑事 : 田中要次
■ スクリーン映像の男 : はにわ
■ 円卓会議のメンバー : 設楽 統・日村勇紀(バナナマン)
■ ブラハルツ国連事務総長 : Fred McQueen
■ タイマフィア・チャイボン : Samat Sangsangium
■ 中国マフィア・王 : 陳 昭榮
■ 式典の司会 : 徳光和夫
■ 歌舞伎町警察署長 : 石丸謙二郎
■ 山根邸の隣人 : 佐々木すみ江
■ オデオン座の老人 : 梅津 栄
■ ジジババのババ : 研ナオコ
■ 珍宝楼の店主 珍 : 小松政夫
■ 方丈目胤舟 : 石橋蓮司
■ 神様 : 中村嘉葎雄
■ キリコ (遠藤貴理子) : 黒木 瞳 
■ ケンヂ (遠藤健児) : 唐沢寿明  西山 潤(幼少)
■ アナウンサー : 羽島新一(日テレアナウンサー)
■ リポーター : 小倉 淳
■ ともだちパレードの見物客 : 池谷のぶえ
■ オッチョの妻 : 吉田 羊
■ 小倉のおばちゃん : 山梨ハナ
■ 井川 智 : 平山佑介
■ ともだちランドの研修生 : 遠藤 要
■ 春波夫のPVの中の力士 : 高山謙二
■ チョーさん : 竜 雷太
■ コンチ (今野裕一) : 清水歩輝(幼少)


 



● 原作 : 浦沢直樹
● 監督 : 堤 幸彦


20世紀少年 -第2章- 最後の希望



 


「感想と評価」

第1章と比べると、時間とストーリーが多少マンガチックに展開するのですが、
違和感を覚えるほどではなく、程良いアンリアルワールドといった感じです。ただ、
1作目を見ていないと、登場人物像や時間経過が少し見えにくいかもしれません。
何らかの結果や明確な秀逸さを求める方にはおすすめできないかもしれません。
あるとすれば、1960年前後に生まれ、高度成長期に少年時代を送った人たちの
心の中にあった未来への希望や不安の描写 ・・・ 物語の展開や結末はどうあれ、
評価云々のみで見てほしくない作品です。私世代の持っている人生観を理解して
ほしい気はしますが ・・・ 。

第五大成丸


20世紀少年最終章 「-第3章- ぼくらの旗」 は、この夏(8/29)公開です。



【 最終章 予告編 】