「 ホルモン鍋 」
月に一度は、「ホルモン鍋」 です。
いわゆるホルモン?、そして少し綺麗めのシマ腸やミノ(ミノサンドが良い)、
ハツ・レバー、それからハラミあたりも買って、わが家のホルモン鍋を作ります。
作り方は、
ゴマ油ではなく普通のサラダ油をゆる~いめに熱し、鷹の爪(または豆板醤)、
ニンニク・土生姜のチャッパとニラの根元の白いところを荒く刻んだものを入れ、
香りが立つまでゆっくり炒めます。ある程度、油に香りと辛みが移ったら、
味の出る臭みの少ない肉を投入します。ここで少し火力を上げ、酒を振ります。
( 白ワインがあれば白ワインでもいいと思います )
肉の色が変わったら、玉葱、人参、キャベツ、キノコ類を入れ、その上にもやしと
ニラをこんもり積み上げ、ちょいと塩コショウをします。そして、タレです。
お肉屋さん、特に焼肉店をされているようなお肉屋さんのタレならそのまま
使います。しかし、肉は良いけどタレがイマイチというお肉屋さんもあります。
そんな時に活躍するのが、写真の 「たれトリオ(スタミナ源)」 です。
盛り上げた具材に 「スタミナ源」 を適当量、回し掛けます(あとで味をみて調整)。
鍋はフタをせず、グツグツなるまで強火、その後は中火に調整しながら温度を
保ちます(高すぎると焦げ、低すぎると野菜が水っぽくなる)。このタレでなく
市販の濃度の濃い焼肉のタレを使うと、早く煮詰まったり、味が濃いくなりすぎる
ので、水かスープ(鶏がらなど)を注さなければなりません。基本的には肉の味と
野菜の水分で炊き上げた方が旨いので、このタレはそういう意味でも万能です。
そんなに時間は掛かりません。うちでは、炊けたところから食べていきます。
肉や野菜も気にせず追加で放り込みます。味も足りなければ途中で加えます。
白ゴマや味噌を少しプラスすることは多いですが、決まったレシピはありません。
料理の味は素材によっても、気候によっても変化するものです。ましてや、
鍋の大きさや火力の調整によって、まったく違う味になってしまうのが鍋料理です。
味を最初に決めて後は何もしない。それでは、“最初は美味しかったけど ・・・”
や “終わりがけにやっと旨味が ・・・” というものになってしまいます。家庭料理は
家庭料理らしく、その家の味をその家の人が作って伝えていく、そして団欒を
楽しめればいいと私は思っていますが、素材の変化に応じて味を少し変えたり、
工夫することは大事だと感じます。それが新たにその家の味になるはずです。
( 私は料理人?まあ、けっして鍋奉行ではありません!と言っておきます。 )
今日も御馳走さまでした!
「 スタミナ源ゴールド 甘口・中辛・辛口 」
青森県の 「上北農産加工農業協同組合」 が製造販売しているようです。
たぶん、3年ほど前に百貨店で催されていた物産展に行った時に購入。
それ以来、使っているタレです。とにかく、イヤミのない素直な味で、野菜や
ニンニク、リンゴの自然な風味を感じます。ツケだれというよりモミだれ、
いや、炒めたり、炊いたり、煮込んだりする時に少し隠し味として加えると
料理の味が広がるタイプだと感じます。
■ 楽時々益 ■
鍋料理を作っていると
何となく想像力が涌く
鍋料理を食べていると
何となく活力が漲る
わが家に欠かせない
鍋料理にこだわりはない
こだわらないことに
こだわり続けたい
これを家訓にしようか ・・・
第五大成丸