「日陰の気持ち」
日当たりの良い特等席に居たとは云わない
ただ、これまで歩んできた人生、それなりに
人様より恵まれたポジションに居たことは確か
振り返れば、ラッキーだった要素も多々ある
どこかの時点で “煩わしい人生は御免だ!” と
逃げながら繕うことを覚えたのかもしれない
無論、誰も好き好んで日の当たらぬ場所へ
積極的に足を踏み入れることはないだろうが
知らぬ間に追いやられることはあるものだ
その日陰に入って初めて知ることがある
その日陰から見て初めて感じることもある
“どう見られるか” より “いつ何をどう見るか”
日の当たらぬ場所に居る人間の気持ちが
理解できるとかできないといった感傷的で
軟なものではなかったことは意外だった
日の当たらない場所から日の当たる場所を
見れば眩しいだろうという想像は当たっていた
但し、それのみであってそれ以上の感慨はない
猛獣が草叢で息をひそめ獲物を睨んでいる
ターゲットの動きをジッと見据えて間合いを測り
ドンピシャのタイミングで飛び出し牙を剥く
残りの人生、そんな存在を目指そうか ・・・・・
■ こんたく堵 ■
四六時中、
日が当たる場所など
ここには無いだろう
深い闇が天空を覆い、
月明かりすら射さない夜
日当たりの有無は愚問
どこもが、だれもが、
同条件となって騒ぎだす
まるで、
カーニバルのように・・・
第五大成丸
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます