Leica M2 Elmar 50㎜ F2.8
もう2週間前のことだが、草太さんのブログを見たことがきっかけで、兵庫県立美術館の「山田脩二の軌跡」展へ行ってきた。
山田氏は淡路在住の瓦師。元写真家で、「カメラマンからカワラマンへ」転身された方だ。この方の写真家としての作品を見たのは初めてだったが、どれも自分の好きな写真、自分が撮りたいと思っている優れた写真ばかりであった。
分類でいえば建築写真ということになるのだが、建築だけでなくその時代のその場の空気を一緒に取り込んでいて、建築写真の枠には収まっていない。○○写真という分類自体があまり意味を持っていない、といつも思うのだがそれを証明しているようでもある。
できれば写真家としてもっとたくさん見せてほしいのだが、すでにすっかり「カワラマン」のようで、自分としては残念である。