Life with Leica

ライカ片手に写真散歩

県立美術館で

2006年02月21日 | 神戸

Leica M2 Elmar 50㎜ F2.8

もう2週間前のことだが、草太さんのブログを見たことがきっかけで、兵庫県立美術館の「山田脩二の軌跡」展へ行ってきた。
山田氏は淡路在住の瓦師。元写真家で、「カメラマンからカワラマンへ」転身された方だ。この方の写真家としての作品を見たのは初めてだったが、どれも自分の好きな写真、自分が撮りたいと思っている優れた写真ばかりであった。
分類でいえば建築写真ということになるのだが、建築だけでなくその時代のその場の空気を一緒に取り込んでいて、建築写真の枠には収まっていない。○○写真という分類自体があまり意味を持っていない、といつも思うのだがそれを証明しているようでもある。
できれば写真家としてもっとたくさん見せてほしいのだが、すでにすっかり「カワラマン」のようで、自分としては残念である。

リスボンの路地

2006年02月21日 | ポルトガル
Leica M2 NOKTON 40㎜F1.4

リスボンに1週間にもいて何をしていたのか、と聞かれることがある。答えはただ、「散歩」だ。普通ヨーロッパの都市なら美術館や博物館めぐり、あるいは音楽会などを楽しむところだが、こういう路地を歩いているだけで楽しかったのだ。
その旅ももう記憶の中に沈もうとしている。

唐突ながら、最近読んで面白かった本・・光文社文庫「イラクの小さな橋を渡って」 本橋成一氏の写真も良い。