Life with Leica

ライカ片手に写真散歩

寝台特急出雲

2006年03月13日 | その他国内

Nikon FM2/T Nikkor 45mm F2.8P

今日、帰宅後に見たニュースによると、山陰本線の餘部駅が大にぎわいだそうだ。
理由は、今週で廃止になる特急出雲を余部鉄橋で撮ろうというアマチュア写真家(鉄ちゃん)がどっと押し掛けているかららしい。
自分も昨年夏、墓参りを兼ねてこの余部鉄橋を見に行き、運良く特急出雲を撮ることができた。遠からず「失われた風景」になることを思えばこれは自分にとって貴重な記録だ。(写真の出来はこの際別問題)

あらためて、写真の本質は記録だな、と思う。銀塩写真は偉大な発明だ。そのおかげで我々は、幼い頃の自分はおろか、100年前の風景も目にすることができる。現像されたフィルムは、保存さえできていれば100年後の人類もそこに記録されたものを見ることが可能だ。
対して、今のデジタルデータを100年後の人類が見ることができるかどうか、は誰にもわからない。

(追記)
昔読んで面白かった本・・鮎川哲也「急行出雲」 短編の鉄道ミステリー。かなり昔の本だが、こんな本を片手に旅をしたい。