MINOLTA α-9 24-85㎜F3.5-4.5
今朝の読売新聞に、「海上の修道院」取り戻せ、という見出しあり。
フランス政府が、モンサンミシェルと陸地の間に堆積した砂を除去する工事をはじめたそうだ。満潮時は完全に海に浮かぶこの修道院も、最近は陸続きの時間が長くなっていて、本来の景観が失われつつあるからだ。
砂が堆積した原因は陸地との間に道路を作ったこと。この工事で、景観を取り戻すために砂を除去したうえにその道路も壊してしまうそうだから、自分たちの都合で作ったり壊したり、まったく人間というのは無駄なことをする生き物だ。
この道路、約4キロあるのだが、5年前に訪れたとき、修道院から陸地側のホテルへ行くのに適当な時刻のバスがなくて、カバンを引きずりながら、しかし景色を楽しみつつ歩いた、実は思い出の道である。
モンサンミシェルの写真は こちらにも。