風と僕の歩調

釣りが好きで、台所に立つ事が好きで、音楽が好きで、毎日の暮らしの中で感じたことを僕の言葉で綴ります

不思議なうどん屋さん

2010年02月11日 | ねた
うどん屋さんに入りました。

そのお店は、県道の通り沿いにあり、駅から離れていて歩くには距離がある場所なのに、朝6時から開店しているのです。
で、お客さんが入っているの見たことがなく、ずっと気になっていたのでした。

表から見えるように短冊がべたべた貼ってあるメニュー。
美味しいのか美味しくないのか、そんな事を期待するのではなく、
ワンコインでテーマパークに入場するような気持ちで暖簾をくぐったのです。

「初めまして~  いらっしゃいませ~」
こんなお出迎えの言葉も初めてです。
テーマパーク的要素、裏切ってませんね

ご主人は見るからに定年を過ぎたおじいさん、そして頼りなさそうなおばあさんのお二人。

席に着き、手書きのメニューを眺め、マイブームであるぶっかけうどんを注文しました。
ところが、
「いんですか?」とおばあさん。
「は?」
「今日はこんなに寒いのに、本当にいいんですか?」と聞いてきます。

そうか、今日は寒いな・・・
素直に促されてもう一度メニューを見ていると、今日は寒いよ、今日は寒いよ~と
独り言のようにずっと呟いています。
やはり不思議な空気です。
言葉につられて、
「では、かき揚げうどん」と注文すると、
「はい、わっかりました。おじいさんっ!暖かいかき揚げうどんですよ~」との事。

店内を見渡します。
朝の日差しが入り込んだ明るい店内、四人がけのテーブルが、4つ
奥座敷には、こたつ・・・こたつです。
なぜか、こたつが置いてあります。その上には新聞。
まさに、さっきまで、この老夫婦が暖を取っていらっしゃったのでしょう。

程よくすると、お盆の上に湯気を引き連れた丼ぶりがご登場しました。

これは、ゲソ天ですね。分厚い。
味は、出汁もきいていて良い香りです。
手打ちのうどんも腰がありよろしいんじゃあないですか。と、うどんをすすっていると、

「タバコを吸いますかっ?」
顔を上げると、といつの間にかカウンターから出てきた小太りのご主人が、近寄ってきます。
『お客さんたばこを吸いますか?』
「いいえ、吸いませんが・・・」
「えっ~、なぜ吸わないんですか!残念だな~」
とちぐはぐな会話。
手に何やら持ってます。
「このライターはね、ここをこう押すとこうなるのよ」
と、分厚い掌に乗ったライターは女性の上半身の形をしたライターなのです。
そして、その胸の部分をおもむろに押すと、
「いや~ん♪」という音声が流れてきます。
「どう?どう?」
僕が、うどんを食べているそばで、
「ここ押すのよ」
「いや~ん♪」
「いや~ん♪」と押してます。
「そして、こっちの胸押すと火つくのよっ!面白いでしょ。お客さん、初めてだからこれをプレゼントしますよ」
とこれを置いて去って行きました。



ワンコインで、うどん付き、お姉さんライター付きのワンダーランドでした






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

箱根の旅の写真判定

2010年02月11日 | 独り言
先日泊った部屋からの「夕暮れの芦ノ湖」です。
でもね・・・
じい散歩さんのブログ見ました。

箱根の旅。加齢臭のお一人です。
うん十万もするカメラと僕のきみまろズーム・・・
旅の途中、同じ被写体で対抗しましたが敗北です。

むきになっている僕を見て、もう一人の加齢臭が、
「スポーツカーに自転車で対抗しているみたい」とつぶやかれました。

本日アップされたPHOTOを拝見して、改めて負けた事を認めます

一眼レフ欲しくなってきました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする