初孫くんは僕のオープンカーに乗ると
寒くってもルーフだけじゃなく
必ず運転席も助手席も窓をオープンにする
もちろん好天時に限るけど…
どうやら風が好きらしい
風だけじゃなく青空も白い雲も…
今朝も登園時は
放射冷却で真冬並みに空気が冷たかったのに
朝陽が眩しかったから
屋根だけじゃなく思いっきり両窓を全開に…
ルーフを開ける手順もすっかり覚え
窓ガラスを下げるスイッチは当然…
あまりに寒い時は
シートヒーターのスイッチも忘れず…
ずいぶんと昔
僕がまだ小さかった頃
子供は風の子といってハシャイでいたけれど
初孫くんもまた風の子…
かく言う老いぼれジジイも
少々の寒さなら平気でルーフを開ける
そして
グローブをはめてハンドルを握る
もちろん帽子を被って…
冷たい風の寒さよりも
ルーフを開けて走る爽快さの方が
断然勝るから…
ヒトから見れば
見栄や伊達でオープンカーに乗ってる?
それともチャラいだけ?
そう思われるかも…
いやいやオープンで走るのが
気持ち良くて楽しくてしょうがないから…
そんな感覚って
日頃走ってるジョギングと似てるかも…
何か関係があるかどうかは知らないけど…
ジョギングも気持ち良いし
オープンカーも快感以外の何物でもない
だから
少しくらい寒くっても
イカれてると思われても…
でもあと何年乗っていられるやら…
ガソリン結構減っちゃったなぁ
あっホントだ
いつもみたいに
お迎えに来たとき入れに行く?
そうするか?
う〜ん…やっぱり
いまから○○くんを送ったあと
ジイちゃん一人で行ってきて…
うんわかった…
園に着くまでの短い時間での会話
5歳と67歳の…
何かを考えた挙句に
方針を変更…
理由は尋ねなかったが
5歳の頭の中で
何か思うところがあったのだと…
この1年くらいで
本当に成長が著しく
ずいぶんと変わってきた初孫くん…
もう1年経って卒園する頃には
さらに変わっているのだろう
ほぼ小学校一年生だしなぁ…
老いるだけで先のないジジイは
初孫くんの成長ぶりに目を見張りながら
段々と遠くへ行ってしまうような感覚…
なんだか少し淋しいなぁ…
本当は
今日は休足日にする予定だったのに…
すっかり暖かくなって春ですね〜
オープンで走るのは気持ち良いでしょう?
ガソリンスタンドの
若いお兄ちゃんの一言にスイッチが入って
今日もまたジョギングへ行こうと
僕も方針を変更…
ただし
疲労を重ねないよう
5キロにとどめるよう自ら言い聞かせて…
お調子者のポンコツジジイ
ついつい調子に乗りすぎて
ヘマをしでかすのがツネだから…
固く固く…
と言うことで
超ゆっくりのスロージョグ5キロ
それでも
坐骨神経痛やシモヤケで
尋常ではない老体に負担は小さくない
5キロを走り終えたあとの疲労感に
チョッピリだけ後悔…
実際に走り出してみないと
坐骨神経痛やシモヤケの調子が
なかなかわからなくて…
暖かくなったと思っていても
老体の調子はまた別モノ…
たしかに5キロ前から
少しは脚が動くようになったものの
調子に乗って距離を伸ばすと命取り?に…
正直なところ明日も走ろうか
それとも休足日にしようか迷ってて…
まぁ
完走だけが目標のマラソン大会だから
どっちでもいいんだけど…
ウツワというか器量の小ささが
こんな躊躇いにもあらわれるよなぁ
もともとそんな人間さ
老いぼれジジイなんて…
小さい人間さ…