10.
現在私を苦しめている強い冷えは、ホルモン療法による人為的な冷えだ。でも、20代後半から感じていた元来の冷え症の原因は何だろうか? 体を冷やす食べ物が好きで、冷えるべくして冷えていることはわかっていた。でも、原因はそれだけだろうか?
愛読している漢方の本、くだんの『女性のための漢方全科』*をまた開いてみた。それによると、体内を流れて生命活動を支えている基本要素が「気・血(けつ) ・水(すい)」であると東洋医学では考えられており、それらの乱れが冷え症の原因であることが多いとある。それぞれの要素の乱れ方によって、冷え症にもタイプがあるようだ。
・気の変調:気の逆流(気の上衝)→下半身の冷えと上半身ののぼせ
・血の変調:血の停滞(瘀血:おけつ)→主に手足の冷え
・水の変調:水の停滞(水毒)→胃腸機能の低下に伴う冷え
どの要素がどのように乱れているかがわかる自己チェック表があり、それによると、血が不足した「血虚」の状態や血が停滞している「瘀血」の状態、そして気が不足している「気虚」の状態や気が逆流する「気の上衝」の状態に私はなりやすいようだ。下半身の冷えが強いという実際の症状とも一致する。よく「頭に血が昇る」と表現されるが、東洋医学ではそれが「気の逆流」であり、「気の上衝」なのだろう。ヨガの先生はよく「気が上がる」と表現している。体内の血液量は一定だから、その状態のとき下半身の血流が不足して冷えるのだろう。
冷えの原因が気と血の変調だとわかれば、気の流れと血の流れをコントロールすることにより、冷え症をコントロールできるということだ。血行は入浴や運動でかなり改善できるだろう。整体のS先生は足湯や半身浴、それに朝風呂を試すように助言してくれている。この本にあるように、ツボの刺激やマッサージも一助になるだろう。では、気の流れはどうしたらよいだろうか?
* 過去記事:「第6章 ホルモン療法 26.」をご参照ください。
現在私を苦しめている強い冷えは、ホルモン療法による人為的な冷えだ。でも、20代後半から感じていた元来の冷え症の原因は何だろうか? 体を冷やす食べ物が好きで、冷えるべくして冷えていることはわかっていた。でも、原因はそれだけだろうか?
愛読している漢方の本、くだんの『女性のための漢方全科』*をまた開いてみた。それによると、体内を流れて生命活動を支えている基本要素が「気・血(けつ) ・水(すい)」であると東洋医学では考えられており、それらの乱れが冷え症の原因であることが多いとある。それぞれの要素の乱れ方によって、冷え症にもタイプがあるようだ。
・気の変調:気の逆流(気の上衝)→下半身の冷えと上半身ののぼせ
・血の変調:血の停滞(瘀血:おけつ)→主に手足の冷え
・水の変調:水の停滞(水毒)→胃腸機能の低下に伴う冷え
どの要素がどのように乱れているかがわかる自己チェック表があり、それによると、血が不足した「血虚」の状態や血が停滞している「瘀血」の状態、そして気が不足している「気虚」の状態や気が逆流する「気の上衝」の状態に私はなりやすいようだ。下半身の冷えが強いという実際の症状とも一致する。よく「頭に血が昇る」と表現されるが、東洋医学ではそれが「気の逆流」であり、「気の上衝」なのだろう。ヨガの先生はよく「気が上がる」と表現している。体内の血液量は一定だから、その状態のとき下半身の血流が不足して冷えるのだろう。
冷えの原因が気と血の変調だとわかれば、気の流れと血の流れをコントロールすることにより、冷え症をコントロールできるということだ。血行は入浴や運動でかなり改善できるだろう。整体のS先生は足湯や半身浴、それに朝風呂を試すように助言してくれている。この本にあるように、ツボの刺激やマッサージも一助になるだろう。では、気の流れはどうしたらよいだろうか?
* 過去記事:「第6章 ホルモン療法 26.」をご参照ください。
ある種の瞑想法で気を身体に巡らせるやり方がありますが、このニュアンスだとちょっと違いますか。
由美かおるさんの西野式呼吸法なども気を巡らせる手法ですね。
自分なりに出した答えは次回に出てきますが、瞑想法や呼吸法、まさしく......! 東洋医学の方面にお詳しいのでは?
あれこれ考えてくると、結局ヨガの先生が繰り返し言っていることをきちんと実践していればよいのだ、という結論に達します。ただ、きちんと実践するのが案外むずかしいのですねぇ。
彼らの受け売りがほとんどです。
さっぱりだなんて、そんなことはなさそうです。