えつこのマンマダイアリー

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ハーブ&アロマ ~スパイスの活用~

2010年09月14日 | ハーブ&アロマ
 ハーブ&アロマの教室で、今月はスパイスの活用について勉強しました。教室で習ったことなので詳細説明はできませんが、概略をご紹介します。 

<スパイスと薬>
 スパイスとは、調味料の役割を果たす植物の葉・茎・根・枝・樹皮・果実・花蕾(からい)のことですが、スパイスやハーブの多くが漢方薬に使われることからもわかるように、刺激の強いものを避けて選べば、体に優しい働きをしてくれる薬にもなるわけです。
 特に、カレーに使われるスパイスは胃腸薬にも含まれています。例えば、「太田胃散」の成分は、ケイヒ(桂皮=シナモン)・チョウジ(丁子=クローブ)・ニクヅク(肉豆蒄=ナツメグ)・ウイキョウ(茴香=フェンネル)・チンピ(陳皮=ミカンの皮)等です。

<スパイスの歴史>
 ◆ミイラに使われたスパイス
   シナモン・マジョラム・クミン・アニス・ミルラが、死体のハラワタを取ったあとに入れられました。
 ◆「胡椒の産地には怪物が棲む」
   アジア原産の胡椒は、ヨーロッパ諸国にとって、税金の代わりになるほどの貴重品だった時代があります。
   そのため、原産地では「胡椒の産地には怪物が棲む」という嘘を吹聴し、胡椒を独占しようとしていました。
 ◆世界の美女とスパイス
   スパイスが美容と健康によいので、世界の美女たちはスパイスの研究に余念がありませんでした。
   そのため、ヨーロッパの格言に「男の価値は本棚の中身で決まり、女の価値はスパイス棚の中身で決まる
   というのがあるほどです。
 ◆金銀に匹敵したスパイス
   このように、薬品・化粧品や税金の代わりとして使われてきたスパイスは、金銀にも匹敵するほどの貴重品
   だったため、宗教戦争として始まった十字軍の戦いも、最後はスパイスの争奪戦だったと言われています。

<おすすめカレーブレンド> 
 <材料>(※分量の多い順に記載しますが、分量は割愛します。※ 黄色:カレーの色づけのためのスパイス・
        赤色:辛味づけのためのスパイス・下線:必須スパイスを意味します)
   ターメリックコリアンダー・フェネグリーク・クミン唐辛子・ディルシード・シナモン・スターアニス・
   黒胡椒・サボリー・カルダモンクローブジンジャー・ナツメグ・フェンネル・チンピ・ローリエ・
   オールスパイス・セージ ★辛さを控えるときは、唐辛子と黒胡椒を少なくします。

 <作り方>
①ターメリックとクミン以外のスパイスを合わせてふるう。


 鍋でターメリックをオレンジ色になるまで弱火で炒る(★生臭さをとるため)。焦がさないように絶えずヘラで混ぜる。(裏画像は最初の色)


 火を止めてからクミンを加え、余熱でよく混ぜる。残りのスパイスも加えてよく混ぜる。


 バットなどに移し、広げて冷ます。


 密閉容器などに入れ、冷暗所で保存する。1ヶ月くらい置くと熟成され、香りに丸みが出る。1年くらい保存できる。

<ほうれん草とカテージチーズのカレー> 
 これは、肉を食さない西インド地方で作られる代表的カレーです。
 <材料>(4~5人分)
  ほうれん草(2把)・カテージチーズ*(200g)・しょうが(1片)・にんにく(2片)・完熟トマト(中2個)・
  油(適宜)・水(1/2カップ)・塩(小1&1/2)・クミンシード(小1/2)・ターメリック(小1)・
  赤唐辛子(カイエンペッパー 小1/2~1 好みで加減する)
 *カテージチーズは手作りできます:
  牛乳(1L)を沸騰させ、レモンのしぼり汁(1個分=大さじ2)を加えて混ぜ、再び沸騰させて火を止める。
  そのまま分離するのを待ち、布巾を敷いたザルに移して水気を切る。

 <作り方>

 カテージチーズを2cm角に切り、油で揚げる(多めの油で炒めてもよい)。


 トマトはざく切り、にんにく・しょうがはみじん切りにする。ほうれん草は塩(ひとつまみ)を入れた湯でさっとゆで、フードプロセサー or ミキサー(水を少し加える)でペースト状にする。

③鍋に油を熱し、クミンシード・にんにく・しょうがを入れ、弱火で炒める。香りが出てきたら、トマト・ターメリック・カイエンペッパーを加え、強火で2~3分炒める。


 ほうれん草と塩を加え、弱火で蓋をせずに10分ほど煮る。最後にカテージチーズを加え、1分ほど煮る。  

できあがり!
 ナンやチャパティー(小麦粉と水で作ったもの。インドではナンはごちそうで、普段はチャパティーを食す)とともに皿に盛りつける(この日は黒ゴマ入りのパンでした)。

 画像が悪くて残念ですが、カレーは深緑色でもっと美味しそうにできました(#^.^#)  手作りのカテージチーズは、水分を切った木綿豆腐のような感じでした。日本人の感覚で言うとあまりカレーっぽくありませんが、とてもヘルシーで美味しいカレーです。

<ベジタブルイエローカレースープ>
 <材料>(4~5人分)
  オリジナルカレーパウダー(大2 好みで加減する)・水(400cc)・ココナツミルク(400cc)・
  野菜(好みで適宜 玉ネギ・ニンジン・ジャガイモ・ブロッコリー・パプリカなど)・スープの素(2個)・
  オリーブオイル(適宜)・ナンプラー(適宜)

 <作り方>
① 
 野菜を食べやすい大きさに切る。

②鍋にオリーブオイルを熱し、野菜を炒め、全体に油が回ったら水・スープの素を入れる。

③野菜が柔らかくなったらカレーパウダーを溶かし込み、ココナツミルクを入れ、さらにナンプラーを加えて5分ほど煮込む。

できあがり!


 実は私、ココナツが苦手で、「ココナツミルクが400ccも入ったら食べられるかしら?」と心配だったのですが、ココナツ臭さが全くなく、また、ナンプラーの独特の香りも気にならず...驚きのスープでした。ココナツとナンプラーは相性が良く、併せるとまろやかな味になるのだそうです。  

<バニラアイスにスパイス?!>
 こちらは食後のデザートのバニラアイス。上にかかっているのは黒胡椒です。こんなにかかっていても、胡椒の辛さは感じず、アイスの味が引き締まる感じがしました。ぜひお試しを!

              

 自宅から教室に向かう道程で、橋の上から見える里山の景色です。稲が色づいてきていました。♪小さい秋見つけた(#^.^#) ♪
           (裏画像あり)


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