えつこのマンマダイアリー

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参院選直前! ~堤 未果氏のメッセージ~

2016年07月09日 | 雑記

 早いもので、参院選が明日に迫ってきました。投票先を決めた方、決めかねている方、どちらの方にも読んでいただきたい記事を紹介します。
 2016年7月7日付東京新聞朝刊の「話題の発掘」欄より引用します。

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 「政府の見抜き方教えます ジャーナリスト 堤未果さんが新著

 格差社会に突き進む米国と日本の病巣を追うジャーナリスト堤未果さん(45)が10日、新著「政府はもう嘘(うそ)をつけない」(角川新書)を出版する。「1%」の富裕層の代弁者と化した米政府と日本も同じ道を歩いていると警告。同著で政府の嘘を見抜くコツを伝授している。(中山洋子)

 「9.11後、国民がショック状態のうちに大企業寄りの法改正が進められた米国と、3.11後の日本の歩みは似ている」と堤さんは指摘する。
 こうした問題意識から取材した前作「政府は必ず嘘をつく」に続く第二弾で、米大統領選に揺れる米国の実相などを追っている。企業の政治献金が青天井となった米国は、政治を金で買う「株式会社国家」に変貌したという。
 堤さんは「米国では本来は株式会社化してはいけない医療や介護の領域まで規制緩和が進んでいる」と強調する。安倍政権が推し進める「世界一ビジネスのしやすい国」の先に待ち受けるのも、国民の福祉より、株主の利益が優先される米国流の極端な格差社会と危ぶむ。

 望まない未来を防ぐため、堤さんは「政府の嘘を見極める三つのコツ」を挙げる。
  ①お金の流れをチェックする
  ②違和感を感じたら多方面から情報を集めてみる
  ③定期的に「デジタル断食」をする―。
「原発は安全だと主張していた大学教授たちの多くは、原発メーカーや電力会社から研究費の寄付を受けていた。政治家もマスコミも同じ。どんな美辞麗句やスローガンよりも、お金の流れをみると、誰の代理人かがよく分かる」
 加えて、何かがおかしいと感じる直感を磨くためにも、ネットに頼らず人と話したり本を読んで考える時間も必要と言う。
 今夏から18歳選挙権も始まった。「入れたい政党がない」と嘆く前にやってほしいことがあるという。「自分自身で争点を決めると政治はリアルに面白くなる。政党やマスコミに争点を決めてもらう必要はない自分にとって大事なポイントを考えて動く と、投票して終わりではなく政治家の働きぶりもチェックするようになる」

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 鳴り物入りで導入された「オバマケア」の実態を浮き彫りにしている堤氏の著書『沈みゆく大国 アメリカ』(集英社新書)に、この事実が詳説されています。TPP批准によって、日本の医療界も同じ道を進むことが容易に想像され、震撼とさせられる内容です。

 (※本文(タイトルと前文を除く)の段落のブロック化と文字の太字化や色付けは、ブログ管理人によります。)

 

 なお、このブログで度々紹介してきましたが、堤氏の講演を聴いて内容をまとめた過去記事をこちらで読むことができます。内容の濃い、説得力のある講演でした。ぜひご一読ください。

 それから、都民の方は、こんな記事も参考になさってみてはいかがでしょう? フリージャーナリストの田中龍作氏のブログ記事で、東京選挙区で立候補している三宅洋平氏に関する記事です。

 

 たとえ投票したい政党がないとしても、落としたい候補者や落としたい政党を落とすための投票という「戦略的投票」も選択肢の一つですよね。みなさんご自身の、そして子孫たちの未来を考え、慎重な一票を投じてくださることを願ってやみません…。

 


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