「平和百人一首」とこのシリーズについての解説は、初回記事と2回目の記事をご参照ください。前回記事はこちらで見られます。
なお、かなづかいや句読点は原文のままとするので、読みづらい点はご了承ください。
平和百人一首
土の香の身にしみつきてつつがなく 子らうちそろひ畑うつはたのし
静岡県磐田郡幸浦村 立石 正太郎
私の生地は浜松市で、昭和20年4月30日、6月16日、7月17日と三回空爆に会い、一家7名生命一つをもつて現住所の田舎に落ちのびて来ました。
終戦後の苦労は一般戦災者同様にて、先祖よりの財産は何一つ残らず、7名の家族に家具2枚が残つたという哀れな姿でした。
然し何処に来ても、家族の1人位は戦争で亡くして居る家が多い其の中に、私達は命だけは無事に残つた事を喜びました。
私は猫の額程の土地でしたがその土にいろいろな種子を蒔く楽しみを、幼い子供等と共に日日に味わうようになりました。
爆弾の音も、プロペラの音も、夢物語となつた今日、つくづく土の香りに感じたのは平和のよろこびでありました。
(正太郎)
今年届いた年賀状の中で、戦争体験者である知人からのメッセージが心に残りました。この場を借りてご紹介します。
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戦前に戻してならじ初暦
どんな状態にあっても新年は来るもの。私は連日の空襲の中で迎えた昭和20年の元旦を
思い出している。食物は何も無い。毎夜ろくろく眠れない。死と向き合っての暮し。あんな思いは
何処の誰にも、二度と味わわせてはならないと誓ってきた。
今年は日本人にとり天下分け目の正念場。ここで食い止めなければ、気が付いた時には、
手も足も出ない状態にさせられている。前の戦争がそう。反対の人が何人もいたのに、
勇気のある人は投獄され、他の人は無念の思いに泣いた。
その人たちが悔いとともに言っている。「言わなければいけない」と。秘密保護法、原発再稼動、
国家安全保障戦略 「海外で戦争をする国」をつくろうとする危険な戦略と計画、日米防衛協力を
さらに強化、武器輸出三原則廃止の全てに大反対する。
オスプレイや機動戦闘車などのため24兆6700億円! 被災地復興のために、災害予防に、
子らの健やかな成長を願って使うべき。私達は滅亡のために税を払っているのではない。
安倍政権打倒!
みんなの力でよい年にしましょう。
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あけまして
おめでとう~ございます。
今年も
どうぞよろしくお願いします~♪
・・はなこころ
足跡こそ残しておりませんが、私もちゃんと拝読しております。年末も拝読、またしばらくお休みだな、と思っておりました(#^.^#)
こちらこそ本年もどうぞよろしくお願いします。