中村由利子さんのデビュー20周年コンサート「スペシャルピアノファンタジー」を聞きに行きました。
恥ずかしながら、友人からチケットをもらうまで中村さんのことを知らなかった私...好奇心一杯で東京国際フォーラムまで出かけました。
私なりに一言で表現するなら「ポップス室内楽による癒し音楽」でした。ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器だけではなく、パーカッションやオーボエとのコラボもありました。もちろんソロ演奏も。安心して聞け、聞いているうちに心が穏やかになっていくような音楽です。
音がアンプを通じて届けられるところがクラシックの演奏会とは大きく異なり、また、シンプルながらバックの舞台装置や照明、衣装などと合わせ、ステージ全体が総合的にプロデュースされた、耳でも目でも楽しめるエンターテインメントでした。洗練された上品なおもてなし...。
そのためか、演奏から色や絵が容易に描けました。前半は爽やかな印象、季節で言うなら初夏の雰囲気、後半はしっとり落ち着いた秋の叙情でまとめられていました。
合間には、観客何人かにお題(好きな季節、場所、趣味etc)に回答してもらったモチーフをつなぎ合わせ、その光景を即興で演奏するコーナーがありました。
また、2名のサプライズゲストも出てきました。一人は若手のボサノバ歌手、吉田桂子さん。ボサノバの中ではテンポを落とした落ち着いた曲調で、後半の演奏にピッタリでした。
もう1人は、なんと南こうせつさんで、まさにサプライズ! 「この演奏会になぜ南こうせつ? どうやってコラボを?」と思ったのですが、中村さんによってアレンジされた「夢一夜」を、こうせつさんがしっとりと歌い上げ、改めて彼のうまさを感じさせられました。阿木燿子さんの詞にも改めて感銘を受けました。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
後半に入り、中村さんは前半の淡いブルーのドレスから茶褐色がかったボルドーのドレスにお色直しして再登場...1曲目のライティングも、ドレスと曲調にマッチした数色の組合せによる素敵なライティングで、私は思わずうっとり......
そのうち、この色合いが私の好きなものの何かに似ていると感じ始めました。あれこれ思いを巡らせてみて、はたと思い当たりました。私の好きな蝶の一つ、クジャクチョウだったのです。まさしくその色合いに、淡いくすんだ緑が混ぜられていました。人工的に作られた色でも、ちゃんと自然界にある組合せだったのですね...。
最新アルバム「微笑みの軌跡」のサブタイトルにもなっている「The Place to Return」という曲が、最後の演目だったのですが、これは写真家の前田真三氏のDVD「遥かなる丘」に収録されている曲だとか。
前田氏の写真といえば、アメリカに滞在中カレンダーで見て一目ぼれ...果てしなく広がる北海道の原野や丘の写真に魅せられました。その10年ほど後に北海道の美瑛の丘を訪れたとき、彼のギャラリー「拓真館」で彼の写真と再会しました。
それらのことを一瞬思い出したからなのか、日頃よく雑木林を散歩するからなのか、はたまた、中村さんが前田氏のDVDにインスピレーションを得て作曲しているからなのか...とにかく、この曲を聞くうちに、朝靄に木漏れ日が差し込む雑木林が頭の中に広がっていきました。「ここが私のthe place to return?」と考えながら聞いていると、ある人物がふとその靄の中から現れ.........
夫でした。
あなた(なんて、日頃は呼ばないけど)、スマトラの僻地で元気にしていますか............?
恥ずかしながら、友人からチケットをもらうまで中村さんのことを知らなかった私...好奇心一杯で東京国際フォーラムまで出かけました。
私なりに一言で表現するなら「ポップス室内楽による癒し音楽」でした。ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器だけではなく、パーカッションやオーボエとのコラボもありました。もちろんソロ演奏も。安心して聞け、聞いているうちに心が穏やかになっていくような音楽です。
音がアンプを通じて届けられるところがクラシックの演奏会とは大きく異なり、また、シンプルながらバックの舞台装置や照明、衣装などと合わせ、ステージ全体が総合的にプロデュースされた、耳でも目でも楽しめるエンターテインメントでした。洗練された上品なおもてなし...。
そのためか、演奏から色や絵が容易に描けました。前半は爽やかな印象、季節で言うなら初夏の雰囲気、後半はしっとり落ち着いた秋の叙情でまとめられていました。
合間には、観客何人かにお題(好きな季節、場所、趣味etc)に回答してもらったモチーフをつなぎ合わせ、その光景を即興で演奏するコーナーがありました。
また、2名のサプライズゲストも出てきました。一人は若手のボサノバ歌手、吉田桂子さん。ボサノバの中ではテンポを落とした落ち着いた曲調で、後半の演奏にピッタリでした。
もう1人は、なんと南こうせつさんで、まさにサプライズ! 「この演奏会になぜ南こうせつ? どうやってコラボを?」と思ったのですが、中村さんによってアレンジされた「夢一夜」を、こうせつさんがしっとりと歌い上げ、改めて彼のうまさを感じさせられました。阿木燿子さんの詞にも改めて感銘を受けました。
後半に入り、中村さんは前半の淡いブルーのドレスから茶褐色がかったボルドーのドレスにお色直しして再登場...1曲目のライティングも、ドレスと曲調にマッチした数色の組合せによる素敵なライティングで、私は思わずうっとり......
そのうち、この色合いが私の好きなものの何かに似ていると感じ始めました。あれこれ思いを巡らせてみて、はたと思い当たりました。私の好きな蝶の一つ、クジャクチョウだったのです。まさしくその色合いに、淡いくすんだ緑が混ぜられていました。人工的に作られた色でも、ちゃんと自然界にある組合せだったのですね...。
最新アルバム「微笑みの軌跡」のサブタイトルにもなっている「The Place to Return」という曲が、最後の演目だったのですが、これは写真家の前田真三氏のDVD「遥かなる丘」に収録されている曲だとか。
前田氏の写真といえば、アメリカに滞在中カレンダーで見て一目ぼれ...果てしなく広がる北海道の原野や丘の写真に魅せられました。その10年ほど後に北海道の美瑛の丘を訪れたとき、彼のギャラリー「拓真館」で彼の写真と再会しました。
それらのことを一瞬思い出したからなのか、日頃よく雑木林を散歩するからなのか、はたまた、中村さんが前田氏のDVDにインスピレーションを得て作曲しているからなのか...とにかく、この曲を聞くうちに、朝靄に木漏れ日が差し込む雑木林が頭の中に広がっていきました。「ここが私のthe place to return?」と考えながら聞いていると、ある人物がふとその靄の中から現れ.........
夫でした。
あなた(なんて、日頃は呼ばないけど)、スマトラの僻地で元気にしていますか............?
ご主人様まで思い浮かべられるなんて・・・・。
単身でスマトラにいらっしゃるのですか・・・。
寂しいですね。
コンサートの楽しみの一つ、ステージ衣装もありますね。私は音楽はもちろん楽しみですが、衣装も結構楽しみにしているんですよ。
今まで月に2回はコンサートホールに足を運んでいた私ですが、このところのご無沙汰に少しストレスが・・・。
10月の27日は今年の春からの予約で、
チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏
三大交響曲、ベートーベン5番運命、シューベルト8番未完成、ドボルザーク9番新世界より、のチケットGetしてあり、そして、12月1日には、中村紘子さんのピアノを聴きに行く予定があります。
又体が回復しつつある今、好きな音楽に少しづつ足を運べることが楽しみです。
名曲、名演が目白押しですね。ぜひ感想をブログに載せてくださいませ。楽しみにしております。
スマトラはしょっちゅう地震があるし、ガルーダ(国内線)はよく落ちるし、心配の種です。
東京在住のときは、かなりの頻度でコンサートに行っていましたが、関西に来てからはほとんど行っていません。芸術環境(特にクラシック音楽)は、東京と関西では量も質も雲泥の差です。
そうか、やはりここにも東西の差、地域格差があるのですね。ま、文化の違いなんでしょうか。食べることに関しては、西の方が選択の幅があるのでは? そうでもないのかな?
東京の中でも地域差があるのですよ。ここ稲城に住んでいると、都心のコンサートホールや美術館に足を運ぶのは、それなりにお金と時間とエネルギーが要ります。
その分「天然の博物館」が身近にあるので、私はそれで充分というか、補って余りあると思っているのですが...。