えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

ミニ門松作り

2011年12月28日 | 歳時記

(↑左右逆に並べて撮ってしまっています(^_^;)

 今年初めて、門松を手作りしました。市の緑化推進や環境作りをしている「いなぎグリーンウェルネス財団」主催の「ミニ門松作り」の講習会を受けたのです。材料費込みで1,500円という安さ(昨年までは1,000円だったとかw(☆o◎)w)で、説明や指導も丁寧で、とてもよかったです(*^▽^*)
 自分の備忘録を兼ねてご紹介します。 

門松 豆知識 (講習会でもらったパンフレットからの引用・教わった知識・Wikipediaの説明を編集して記述しています)
 門松は、お正月を迎えるその年の神様(歳神様)の目標物の一つともいわれています。従って、門や玄関の前に飾り、神様が迷うことなく降臨されることを願って立てたといわれています。

 一般には、3本の竹親・子・孫を表わす)を中心にして、周りに松の枝など(梅・葉牡丹・南天・熊笹・ユズリハなど)を挿し込みます。足元でもある腰周りは藁や菰(こも:マコモを粗く編んだむしろ)などで化粧して、(シュロ縄など)で縛るのが代表的です。
 竹の並べ方には「出飾り」(中の高さの竹を外側に置く)と「迎え飾り」(一番高い竹を外側に置く)とがあり、前者は娘を嫁がせたいときや子供の自立を願うときなどに、後者は嫁を迎えたいときや孫がほしいときなどに、願いを込めて立てるようです*。また、竹の先端は、地方により水平に切ったり(「寸胴」)、斜めに切ったり(「そぎ」 70~74度が美しいとされている)します。
 *竹の並べ方は関東と関西で違う、神社と寺で違うなど、調べたところ諸説あるようです。

 飾る日は、最近ではクリスマスが過ぎてからが多いようです。ただし、29日と31日は避けます。前者は「苦」に通じる「9」がつくことから、後者は「一夜飾り」「一日飾り」といわれ、神をおろそかにするということから避けられます。「松の内」の期間飾られることが多く、賽の神の祭り左義長・どんど焼きなど、地方によって呼び名が異なる)で焼いて処分します。

材料・用具 (50cm弱の高さの門松を1対作るために、当講習で用意されたもの)
 ・切り竹(真竹3本 大47cm・中42cm・小37cm)・空き缶(直径10cm・高さ10cmの丸筒を2個)・(缶の半量ほどを2缶分)・枝もの(松・梅・ナンキンハゼ・クロガネモチ)・畳表(縦十数cm・横三十数cmを2枚 ※繊維方向が縦)・シュロ縄(缶の周囲の3周分ほどの長さを4本) 
   ※畳表・シュロ縄は予め水で濡らしておくと扱いやすい。
 ・剪定バサミ・カッター・輪ゴム・竹串・軍手
               

作り方 
1.空き缶の上の縁に畳表の長辺の上端を合わせて巻き、輪ゴムで仮留めする。
2.畳を重ね合わせた部分を後ろにし、シュロ縄を2箇所に二重に巻き、正面で「イボ結び」する(こちらの図もどうぞ)。いきなり結ぶとゆるみやすいので、前結びとして一旦このように結んでおくとよい。結び目から1cmほどのところで切る。
3.缶の底より長く出た畳表の裾部分(数cm)を袴にする:横の織り糸を断ち切るように、カッターなどで1cm程度の間隔で縦に切り目を入れ、手でほぐし、缶底を押しつけて広げる。切れた糸は竹串などで取り除く。
4.缶の中央に竹をセットして(並べ方を決めてから、ゴムで仮留めしておく)立て、缶の5分の1程度の砂を入れ、割り箸などで突いて固める。さらに、残りの砂を缶の8分目まで入れる(枝が挿さらなくなるので、今度は固めない)。
5.竹の周りに枝ものを配置よく挿す。
6.仮留めした輪ゴムをハサミで切って外し、袴にこぼれた砂を落とし(畳表が乾いてからの方が落としやすい)、袴のはみ出た部分をハサミで切り揃える。

 ※軍手をはめて作業するのは怪我防止のためだけではなく、松脂(まつやに)が手についたり、シュロ縄の色が落ちて(湿らせているので)手についたりするのを防止するためです。
 ※乾燥を防ぐには、1日に1回程度霧吹きで水分を与えるとよいそうです。

 本日玄関に飾りました。こうして見ると、やはり小さいですね~(^_^; クロガネモチが乾いてショボショボになってしまったので、我が家の庭にある万両に換えました。手元にあった扇と羽根のミニ飾りもつけてみました。
                  

                  
           息子が早く自立してくれることを願い、出飾りにしました。効を奏すでしょうか?!?

 
 毎年のようにこの講習会に参加して作っているという人もいました。要領を得ているので、松ぼっくりつきの枝を上手に探し、先に確保していました。なるほどねぇ。
 材料だけを購入することもできます(1,000円)。来年からは材料を買い、この記事を見ながら作ることにしようかな?(#^.^#)
 稲城市民で自分で作ってみたいという方は、来年ぜひこの講習を利用してみてください。お勧めですよ。

 後日追記:当財団の広報誌にこの講習の記事が載りました。
         (あちゃ...後ろ姿が写ってる...(^_^;)

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 我が家のクリスマス2011 | トップ | 折り紙 ~ポチ袋/玉梓:十文... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (にりんそう)
2011-12-30 09:43:07
おはようございます。
かわいらしいけれど、
りりしさがあふれた門松、素敵です。
もうお正月気分ですね。
私どもも今日これから、準備に入ります。
床の間、神棚、お仏壇
お玄関飾り、お玄関の花活け・・・・大変です~。
色々な災難の多かった年でした。
来年は、悲しみが喜びになる年にしたいですね。
来年もブログ愉しませてくださいね。
其れではどうぞよいお年をお迎えくださいませ。
返信する
にりんそうさんへ:良いお年を! (takuetsu@管理人)
2011-12-30 21:05:21
にりんそうさん、こちらにもコメントありがとうございます!

お飾りが無事終えられたことと思います。神棚と仏壇と両方あるのですね。それは大変でしょう。
我が家にもちっちゃな床の間があるにはあるのですが、荷物置き場になっております(^_^;

こちらこそ、来年もよろしくお願いいたします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

歳時記」カテゴリの最新記事