結婚して30年になりますが、昨日初めて畳替えをしました。ずっと社宅だったり、海外にいたり、持ち家になってからも畳がなかったりと、畳替えに縁がなかったのです。夫の中学の同級生に畳屋さんがいるので、彼に頼みました。
トップ画像が、一昨日畳を運び出した後の和室の様子です。ベニヤ板が貼られているだけなんですね。真ん中の黒っぽい格子は掘りごたつです。大人の男性二人でも、本を入れたまま本棚を動かすことができず、上半分の書物をすべて出しました(^_^;
新宿のご自宅まで持ち帰って作業していただき、昨日戻ってきました。
畳表のランクは、井草が太くなればなるほど価格が高くなり、また、高くなるにつれ、糸は木綿→麻、1本どり→2本どりにとなるそうです。
マットは、昔は藁でできていましたが、虫が駆除しきれないという問題点があり、最近ではオガクズを圧縮したもので発泡スチロールを挟んであるそうです。道理で、砥の粉が出てくるのですね。
縁の布は質・色柄ともにバラエティに富み、とても迷いましたが、防水加工が施され、畳の色に近いものを選びました。部屋が広く見えるかと考えまして...。防水加工のせいか布に厚みがあり、縁が少し盛り上がってしまっているのが多少気になるところではあります(^_^;
使い方や退色の状態にもよるそうですが、畳表の表裏をひっくり返すタイミングは4~5年がベストとのこと。費用は交換する場合の半額強のようです。
馥郁とした新しい井草の香りに癒されています(*^▽^*) 実家で何回か味わったこの心地よさ...懐かしく思い出しました。当時は、畳屋さんが庭で作業するのを興味津々で眺めたものです。
Tさん、息子さんを伴って新宿からいらしていただき、ありがとうございました! お疲れ様でした。(なんて、ここをご覧になっているはずもないのですが...(^_^;)