今日の昼前に熊本日日新聞の記者から電話があって、明日午前中に小泉首相が靖国神社に参拝した場合のコメントを、予め戴きたいと言ってきた。私は、参拝は当然の事であり、6年前に小泉首相が参議院選挙応援の為に熊本に来られた際、日本会議熊本の同志や遺族会の方々と「8月15日に靖国神社に是非参拝を」との横幕を掲げて訴え、小泉首相もそれを見て答えられた事や、熊本日日新聞にも参拝支持の1面広告を出した事を語った。次期総理の靖国神社参拝についても聞くので、「首相公邸を靖国神社の横にでも建てて、毎朝家庭で神棚・仏壇を拝むように、首相は毎朝靖国神社に参拝して官邸に出勤したら良いと思う。毎日毎日参拝したら中国や韓国、日本のマスコミもあきらめて何も言わなくなるでしょう。」と述べた。それにしてもマスコミが中国や韓国を「アジア諸国」と称するのはおかしい。「一部アジア諸国」と称するべきである。
先日、日本会議神奈川の相模原支部の支部長の奈良保男氏(戦犯問題研究の権威)から伺ったが、大東亜戦争終結後「戦犯」として処刑された方は1167名(『世紀の遺書』に掲載されているのは1068名)に及び、その全ての名簿を奈良氏は作成されているとの事である。
その話の中で驚く様な事を聞いた。実は、終戦時陸軍少将だった奈良氏の父君は、中国の戦犯裁判で「死刑」を言い渡されたが、家族が中国での財産を全て売り払ってその裁判官に献上した為、「死一等を免ずる」という事となり、命を長らえる事が出来たとの事である。奈良氏曰く「中国の裁判官なんてそんなもんだよ。死刑判決を出して、相手が袖の下を持ってくるのを待っているんだ」と。そういえば、今でも中国の裁判では賄賂が大手を振るって横行しているというが、「戦犯裁判」でもそうだった訳で、それを知らない多くの日本人が真面目に刑に服して死んで行ったのである。これが「戦犯裁判」の実態なのだ。
梯久美子著『散るぞ悲しき』を読んだ。硫黄島総指揮官・栗林忠道中将について書かれた作品だが、栗林中将の人柄と硫黄島守備隊の戦いの意味について良く解り、かつ読みやすいので、まだ読んでいない人にはお薦めの一書である。栗林中将の辞世の中の一首「國のため重きつとめを果し得で矢弾つき果て散るぞ悲しき」の末の句を、大本営が「散るぞ口惜し」と改竄して発表した事から、この書名がつけられており、当初何か反戦的な今風の書物かと胡散臭い眼で見ていたが、実際読んでみると内容はしっかりしていた。栗林中将が残された多くの手紙を始め、日米の硫黄島に関する証言が多数引用されている。3箇所ほど気になる表現の部分もあったが、良く出来ている。作者は昭和36年生まれの女性で、私と同郷の熊本県出身である。昨年の7月に新潮社から出版され、既に18刷を重ねているので多くの人々に読まれている事は嬉しい事だ。
実は、私は出版された当時からこの書物は気にかけていたのだが、先述の「胡散臭さ」から読まないでいたのである。だが、文藝春秋8月号掲載の梯氏の「美智子皇后と硫黄島奇跡の祈り」を読んで、ここ迄、皇后陛下と英霊の事について書いている人の本なら読んでみようという気になったのである。この論文も是非読んで欲しい文章である。
先日、日本会議神奈川の相模原支部の支部長の奈良保男氏(戦犯問題研究の権威)から伺ったが、大東亜戦争終結後「戦犯」として処刑された方は1167名(『世紀の遺書』に掲載されているのは1068名)に及び、その全ての名簿を奈良氏は作成されているとの事である。
その話の中で驚く様な事を聞いた。実は、終戦時陸軍少将だった奈良氏の父君は、中国の戦犯裁判で「死刑」を言い渡されたが、家族が中国での財産を全て売り払ってその裁判官に献上した為、「死一等を免ずる」という事となり、命を長らえる事が出来たとの事である。奈良氏曰く「中国の裁判官なんてそんなもんだよ。死刑判決を出して、相手が袖の下を持ってくるのを待っているんだ」と。そういえば、今でも中国の裁判では賄賂が大手を振るって横行しているというが、「戦犯裁判」でもそうだった訳で、それを知らない多くの日本人が真面目に刑に服して死んで行ったのである。これが「戦犯裁判」の実態なのだ。
梯久美子著『散るぞ悲しき』を読んだ。硫黄島総指揮官・栗林忠道中将について書かれた作品だが、栗林中将の人柄と硫黄島守備隊の戦いの意味について良く解り、かつ読みやすいので、まだ読んでいない人にはお薦めの一書である。栗林中将の辞世の中の一首「國のため重きつとめを果し得で矢弾つき果て散るぞ悲しき」の末の句を、大本営が「散るぞ口惜し」と改竄して発表した事から、この書名がつけられており、当初何か反戦的な今風の書物かと胡散臭い眼で見ていたが、実際読んでみると内容はしっかりしていた。栗林中将が残された多くの手紙を始め、日米の硫黄島に関する証言が多数引用されている。3箇所ほど気になる表現の部分もあったが、良く出来ている。作者は昭和36年生まれの女性で、私と同郷の熊本県出身である。昨年の7月に新潮社から出版され、既に18刷を重ねているので多くの人々に読まれている事は嬉しい事だ。
実は、私は出版された当時からこの書物は気にかけていたのだが、先述の「胡散臭さ」から読まないでいたのである。だが、文藝春秋8月号掲載の梯氏の「美智子皇后と硫黄島奇跡の祈り」を読んで、ここ迄、皇后陛下と英霊の事について書いている人の本なら読んでみようという気になったのである。この論文も是非読んで欲しい文章である。
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