「永遠の武士道」研究所所長 多久善郎ブログ

著書『先哲に学ぶ行動哲学』『永遠の武士道』『維新のこころ』並びに武士道、陽明学、明治維新史、人物論及び最近の論策を紹介。

日本会議全国縦断キャラバン隊結団式

2006-07-14 01:08:42 | 日々の出会い・感動
 12日、日本会議全国縦断キャラバン隊の結団式が執り行われた。先ず靖国神社で昇殿参拝を行い、次に明治神宮で正式参拝・御神楽奉納、キャラバン隊の無事遂行を祈願した。その後、キャラバン隊の結団式・学習会を行う。本年は、教育基本法改正・皇室典範改定問題・靖国神社問題・北朝鮮問題と国家重要問題が山積であり、日本会議の果たすべき役割は愈々重要性を増して来ている。それ故今回は全国100都市を訪問して、日本会議の国民運動セミナーを開催して行く。この事は、昭和50年から始まった全国縦断キャラバン隊の歴史にとって画期的な第一歩となる。私も、実に20年ぶりに隊長として招集された。各隊の隊長は日本会議事務総局の40代~50代のベテランで担うが、副隊長や隊員には各団体から20代~30代の青年が多数参加する。

 元々、キャラバン隊は青年が担ってきた行事であり、私がかつて隊長を務めたのも29歳~31歳の時であった。「青年の思いと情熱が国を動かす」との確信がこのキャラバン隊を支えている。
青年についての安岡正篤氏の言葉「青年の精神」を紹介する。
「おとなを恥じさせるような純真さ、若々しい情熱と気魄、不羈奔放な理想と寝食も忘れる勉強ぶりと偉大な人物に私淑し、万巻の書を読み、師友を求め、名山大川に遊び、酔生夢死にあきたらず、何か感激に死のうとするようなやむにやまれぬ魂こそ青年の尊い精神である。」

 禁門の変で長州の青年達と共に立ち上がった真木和泉守、西南戦争の時、薩摩の青年達と共に立った西郷南洲、盾の会の青年達と共に決起した三島由紀夫先生、三島先生は45歳だったが、真木和泉守や西郷南洲は50歳であった。キャラバン隊は別に決起する訳ではないが、青年達と共に国家の重大事について訴えて行く行動である。老兵といえども青年の気概を以て気魄で頑張って行きたいと思っている。

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