馬場亜子の旦那にして、
誠組の組長マスラオは、
前夜から腹痛に苦しんでいた。
そんなとき、
若手の一人が、
抗争相手のツルカメ組から、
見舞いの品が届いたと知らせてきた。
マスラオは腹を押さえながら、
「ツルカメの親分さんのことや。結構な品モンいただいとるで!」と弱々しく喜んだ。
それで、
馬場亜子と、
見舞い品の袋をちぎり開けたら、
粉状の物がたくさん入っていた。
マスラオは、
「ヤク物じゃ!!さすがはツルカメの親分さんじゃ」と言った。
そしたら、
若手の一人が、
「組長。これ、ただの塩ですよ」と言った。
マスラオにガク(愕)😱が入った。
そして、
粉を舐めて、
ガチギレした😡
若手の一人が、
「敵に塩を送る。ツルカメの親分は大したもんですね」とほめた。
マスラオはこの若手に、
「貴様!こら。塩とかもらってもしょっぱいだけで、懐は潤わんのじゃ!!」と怒鳴った!
馬場亜子もキレて、
「向こうが塩送るなら、ワシらは砂糖を送りつけようぞ」と言った。
そしたらマスラオが、
「貴様!こら。砂糖は塩の数倍値打ちがあるんじゃ!テキトーにヌカスなババア!」と毒付いた。
そしたら馬場亜子が、
「ババアじゃねえ❗️馬場亜子じゃ!!」と叫んで、
小刀出してマスラオの腕を刺した。
マスラオは悲鳴上げて、
「貴様!こら。腹が痛い上に腕を刺すな❗️」と怒鳴った!
とにかくもマスラオの腹痛が治まらないので、
近所に新しく出来た診療所に、
若手たちに運ばれることになった。
診察室の長椅子に座ってた馬場夫婦の前に、
二人の患者がいた。
その一人が咳が治まらないと言うと、
大柄でほお傷のある医師が、
吐き捨てるように、
「ツツガムシや。虫下し飲みさらせや、ワレ!!」と声を荒げ、
処方箋を看護婦に渡した。
もう一人の患者が、
「頭痛が治まらりません」と言うと、
医師は、
「ワレもツツガムシじゃ!!虫下し飲みさらせや‼️」と怒鳴った!
マスラオの番になり、
診察が始まった。
そして医師は、
「ワレもツツガムシじゃ!!虫下し飲みくされや‼️」と叫んだ!
マスラオはガチギレして、
「貴様!こら。なんでもツツガムシのせいにするな‼️」と叫んで、
馬場亜子と若手どもとともに襲いかかった。
医師は驚き、
「やめんか!わたしは生まれながらに心臓あらへんのじゃ!!」と叫んだが、
ボコられて、
背中に注射器数本突き刺された😱‼️
医師は電話のダイヤル回して、
「あんちゃん!!助けてけろ‼️」と言って泣き叫んだ!
マスラオはせせら笑い、
「オモロイやんか!どんな兄貴が来るんじゃ!!」と凄んだ!
しばらくして、
ウオ大将が入って来て、
馬場夫婦にガチギレして、
「貴様ら人の弟の背中に注射器刺し込みやがって‼️」と叫んで、
馬場夫婦それぞれの目に、
ねりワサビを投げつけた!
馬場夫婦は目を押さえて悲鳴をあげた‼️
自宅に戻り、
腹痛に苦しむマスラオは、
前夜の出来事を思い返していた。
前夜。
スナックを貸し切りにした上に、
任侠佐七用にドンペリの入ったグラスを用意して、
中に、
腹痛を起こさせる薬を入れた。
そして自分は、
菊正宗の入ったグラスを用意した。
任侠佐七が入って席に着くとマスラオは、
「佐七どん。あんさんは男の鏡じゃ!ドンペリを飲んでつかあされや!!」と言った。
任侠佐七は、
「これは馬場の親分かたじけない。ですが、ワシはただの元組長の息子というだけのボンクラでして、ドンペリは、組を頂点に導いた馬場の親分が飲むべきです。ワシは、菊正宗で充分ですさかい。さあ、馬場の親分。ドンペリ飲んでつかあされ!」と言った。
マスラオは喜んで、
「佐七どん!ありがとうござんす!このドンペリ、馬場マスラオ、喜んでちょうだいいたします」と言って、
飲み干した。
しばらくして、
凄まじい腹痛に襲われて、
先に紹介した事態を迎えることになる!