ケイシロウとトークアバウト

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はとこ同士~またあのオトコが😳

2022-03-22 01:09:00 | 日記



まず、
はとこというもんを解説するけど、
ズバリ、
親のいとこの子供のこと。
お家制度と血族感が薄いイマの日本では、
ただの概念かもしれない。

本題。

タミという女子大生がいた。
親戚の結婚式に来てた。
タミは下戸(げこと読む。酒を受け付けない人間のこと)やったから、
ジュースや烏龍茶飲んで、
披露宴に参加した。
タミにとっては結婚披露は結構疲労やったから、
早めに帰ろうとした。

そこに、
酒に酔ったはとこの美青年、
横須賀彗星から、
「酒入ってるから、俺の部屋まで送ってくんないかな?」と頼んで来た。
タミは断ろうとしたが、
横須賀彗星が結構なイケメンやったから、
承諾した。
横須賀彗星は、
福島県での飲酒運転で、
子供が犠牲になったことを話し、
アルコール入ってたら絶対に車に乗らないと力説した。
タミは、
飲酒運転で子供が犠牲になったのは、
福島県やなくて福岡県やったことを知っていたけど、
敢えて、
なにも言わなかった。

酔って上機嫌の横須賀彗星を、
自分の車で送ったのはいいけど、
部屋の中まで送れと言う横須賀彗星に、
タミは、
NOの意思表示をした!
が、
横須賀彗星は意地悪く笑って、
「俺が酔って死んじゃったらどうすんのさ」と言われた。
タミは、
「部屋の中まで送ったらすぐに帰りますからね!」と強く言い、
横須賀彗星を部屋の中まで送った。

部屋に入った横須賀彗星は、
「汗💦が出たぜ!」と言って、
いきなり浴室に駆け込んだ。

しばらくして、
シャワー音が聞こえたのでタミは、
「彗星さん。あたし帰りますから」と言うと、
浴室から、
「めんご!めんご!LINE確認するの忘れちゃったんだ。スマホ持って来てよ」と声がした。
タミは浴室に向かって、
「ご自分で取られてください!」と言うと、
横須賀彗星の笑い声とともに、
「怖がってんの😛⁉️」と冷やかされたので、
タミはムキになって、
「わかりました!」と言って、
浴室前の廊下に置いた。

タミが帰ろうとすると、
横須賀彗星の声が、
「どこに置いたのさ⁉️」と聞こえたので、
タミは、
「浴室前に置いてます」と答えた。
横須賀彗星の不満気な声が、
「風呂場の前だって⁉️脱衣室に持って来てよ!」と言った。
タミは顔を赤らめ、
「彗星さん。それはいけません」と答えた。
横須賀彗星の声が、
「馬鹿だね。脱衣室とシャワールームには扉があんだよ!」と響いた。
タミが躊躇していると、
横須賀彗星の声は、
「早く持って来てよ❗️怒っちゃうよ❗️」と激しくなったので、
タミは更に顔を赤らめ、
「彗星さん❗️」と叫んだが、
浴室前に行き、
スマホ📱を拾って、
脱衣室に入った。

タミが脱衣かごに入っている横須賀彗星の服の上にスマホを置こうとした瞬間、
バスタオルで前を隠した横須賀彗星が、
シャワールームから出てきて、
「俺、ホストクラブのプレイヤーなんだ。この頃成績良くなくってさぁ!遊びに来てよ!飲み物おごるから」と言った。
タミは無言で、
そそくさと出て行ってしまった。

その後、

タミは横須賀彗星の店の常連客となり、
シャンコを常に心がけてたので、
太客の仲間入りした。

が、
慢性的な金欠になったタミは、
車を売って、
1日3食もやし食いつつも、
横須賀彗星のホストクラブに通った。

タミは後で語ってくれた。
確かに、
はとこ同士やから、
他人よりは血が濃いことにはなる。
けど、
お家制度とか血族とかもう古いから、
と。